• 最終更新日:2015/11/17 約27分

亀の飼い方・飼育方法-水槽から紫外線・ろ過まで完全まとめ

亀の飼育方法 シンプルで簡単な水槽環境での飼い方

一言で亀の飼育と言っても、その飼い方には色々な種類があります。水槽で飼う・衣装ケースで飼う・屋外の池などで飼うといった飼育容器の違いや、毎日水換えをする・ろ過を効かせるといった水質維持に関する違い、太陽光を積極的に浴びせる・紫外線ライトを設置するといった健康維持の方法の違いなど、亀を飼う方法は実に多種多様です。

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ここではその中でも最もシンプル・簡単で、初心者でも取っ付きやすく、上級者にとっても管理が楽な飼育方法を解説します。初めて亀を飼育する場合は、まずはココに書いてある方法で飼育環境を整えていくと良いと思います。

なお、ここで紹介する方法で飼育できるのは半水棲亀(アカミミガメ・クサガメ・イシガメ・ドロガメ・ニオイガメなど)です。リクガメは飼育方法が全然違うので注意してくださいね。

また、ペットとして人気があり飼育をおすすめできる亀をこちらのページにまとめています。亀を飼おうと思っている方は、この記事と合わせて読んでみて下さいね。こっちでは水棲亀だけでなくリクガメも紹介しているので、リクガメ好きの方もどうぞ!

カメ飼育に必要なもの

まずは亀の飼育に必要なもの・用意するものを紹介します。亀をはじめとした爬虫類の飼育では、飼育環境を整えるのが大変で必要な飼育用品も多くお金もかかります。しかしきちんとした飼育環境を整えるのが何よりも重要なので、必要なものは必ず揃えて下さい。

飼育ケース

何と言ってもまずは飼育ケースが必要です。飼育ケースは主に水槽・爬虫類用飼育ケージ・衣装ケース・トロ舟などを使用します。庭の池など屋外で飼う方法もありますが、ここではシンプルで簡単な飼育法を紹介するので屋内飼育のみを扱います。

水槽

亀の飼育ケースとして一番スタンダードなのはやはり水槽です。水槽には枠の有無、前面ガラスが曲面になっているかどうかなど色々種類がありますが、別にどんな水槽を使っても構いません。私はフレームレス(枠なし)の曲面ではない水槽が一番見栄えがよく、使い回しやすいと思うのでオススメします。

注意すべきは水槽の大きさです。最低でも長辺が亀の甲羅の3倍の長さの水槽を使用するべきで、それ以下では小さすぎます。飼育する亀が子亀の場合、思っている以上に成長スピードが早く1年で2倍以上の大きさになることも珍しくありません。最初は小さい水槽から、と思っていてもすぐに買い替えが必要になります。

そのため飼う亀が子亀だとしても、最初から成長しきった状態のサイズを考慮して水槽の大きさを決めることをお勧めします。ニオイガメ・ドロガメの小型種なら45cm水槽、クサガメ・イシガメで60cm水槽、ミドリガメなら90cm水槽が最低限必要な大きさです。45cm水槽と60cm水槽では周辺機器も含め値段面で大差はつかず、器具の品揃えは60cmの方が豊富なので、スペース的に可能ならニオイガメ・ドロガメでも60cm水槽を使用した方が便利です。

水槽の種類や選び方については、こちらのページで詳しく説明しています。一口に水槽と言っても、素材やサイズ、形状、価格、強度など、様々なものが存在します。目的に合わせたおすすめの水槽を紹介しているので、ぜひ参考にして下さい。

また、水槽で亀を飼育するのであれば、適当な棚の上に置くのではなくしっかりとした水槽台に置くべきです。

水を入れた水槽はとても重くなり、専用の水槽台でなければ支えきれません。カラーボックスの上などにおいて台が壊れ、部屋が悲惨な状況になる前に、こちらの記事を参考に水槽台についても検討して下さい。

爬虫類用飼育ケージ

爬虫類用の飼育ケージは基本的には水槽と同じですが、水槽の前面に扉がついていて世話がしやすく、また飼育器具も設置しやすいなど爬虫類の飼育により特化しています。

ただしトカゲなどを強く意識した作りになっているので、水を張れる深さが水棲亀にとってはやや浅い物が多いです。爬虫類用飼育ケージを使用する際は、どれくらいの水深で飼育するのかよく考えてから購入して下さい。ケージのサイズは水槽と同じ基準で決めれば大丈夫です。

爬虫類ケージはGEX、ニッソー、エーハイムなど主にアクアリウム用品を扱っているメーカーから販売されていますが、メーカーによってデザインが結構違います。使用したことがないので使いやすさは分かりませんが、デザイン的にはエーハイムのものがフレームレスでカッコいいですね。

衣装ケース・トロ舟

亀飼育では衣装ケースやトロ舟などもよく利用されます。トロ舟というのはセメントをかき混ぜるためのプラスチック容器のことです。

水槽よりも軽いため手入れがしやすく、安価であることからよく利用されます。ただし爬虫類の飼育で利用するヒーター照明は、水槽での使用を前提にしていて衣装ケースやトロ舟のことは考慮されていません。想定外の使用法なので、衣装ケースなどを溶かしてしまい事故につながる可能性もゼロではありません(ほとんど聞いたことはないですが)。またプラスチックは劣化するので水槽に比べると耐久性も劣ります。もし使用するのなら安全面には気を配って下さい。

衣装ケースは安価とされているものの、実は60cm水槽と値段的に殆ど変わりません。ホームセンターやペットショップで水槽を見ると結構高いですが、ネット通販ならかなり安く入手できます。とりあえずcharmあたりのネットショップで水槽の値段を見てから衣装ケースを使うかどうか決めても遅くはないと思いますよ。

水場

水棲亀なので当然水場が必要ですよね。水場の作り方は大きく分けて2つの方法があります。

水入れを作る

水を張ったタッパーなどを水槽内に入れて水場とし、周りの隙間をレンガなどで埋めて陸場とします。陸棲傾向の強い種類は陸場を広く取れるこの方法で飼育することもあります。水場の掃除の時にはタッパーだけを掃除すれば良いので楽ですが、亀が陸場を汚したら陸場の掃除もしなければいけませんし、亀が動いて陸場にも水を撒き散らしたりするとかえって大変かもしれません。

水場と陸場はスロープなどで繋いで亀が行き来しやすいようにしてあげて下さい。

水槽などに直接水を張る

水棲傾向が強い種類では、なるべく水場を広く取るため飼育ケースに直接水を張ります。亀は広い範囲を動きまわることができますが、掃除が少し大変になります。

この方法で水場を作った場合の陸場の作り方は以下で説明します。

陸場

水槽に直接水を張った場合、別途陸場を用意しなければいけません。陸場は亀が日光浴をして成長に必要なビタミンD3を作ったり、体を乾かして皮膚病を予防したりするのに必須です。これも主に2つの方法があります。

市販の亀用の浮島などを利用する

簡単なのは市販のカメ用の浮島を購入して使用することです。亀が全身をしっかり乾かせるサイズのものを使用して下さい。楽ですが大きなものは意外に高いのが難点です。

人工芝などで自作する

市販品は高いので、ちょっと見栄えは悪くなりますが自作するのもオススメです。100円均一ショップで売っている人工芝とちょっとした棚で作れてしまいます。下のセッティング例の項目で詳しい作り方を紹介します。この自作陸場は下で紹介するシェルターとしての役割も果たしてくれます。

詳細は下の2つの記事を読んでみてください。タイプの違う2種類の陸場の自作方法を紹介しています。

隠れ家(シェルター)

亀にとって人間に飼育されるのは落ち着かない環境に身をおくことになり、慣れるまでは相当のストレスを感じてしまいます。少しでもストレスを和らげるため、身を隠せる隠れ家(シェルター)を設置してやります。

タートルハットはシェルターにも陸場にもなる便利な商品です。亀は特に上からの視線を怖がるので、タートルハットでなくても背中を隠せるようなものかつ水質に悪影響を与えないものであればシェルターとして利用できます。植木鉢を半分に割ったものなんかが定番ですね。

エサ

当然エサがないと亀は生きていけません。亀のエサには色々な種類がありますが、初心者から上級者まで幅広くオススメできるのはテトラのレプトミンかキョーリンのカメプロスです。

レプトミンとカメプロスは以下の記事で詳しくレビューしています。

市販されている餌なら基本的には何を与えても問題はないと思いますが、上の2つについては私が栄養成分なども確認しているのである程度自信を持ってオススメできます。

亀は基本的に市販の配合飼料を与えるだけで十分で、変に気を利かせて人間の食べ物を与えたりするとかえって亀の体に負担をかけることになりかねません。もし亀がいつも同じエサで飽きているように感じたら、違う種類の配合飼料を与えてあげて下さい。

エサのバリエーションを増やしたいと思った場合には、こちらの記事にも目を通してみてください。人工飼料以外にも、生き餌や乾燥飼料などについても紹介しています。また、エサを選ぶ基準になる栄養素や、餌の与え方についても書いてあります。

紫外線

多くの爬虫類は骨や甲羅を作るのに必要なカルシウムを吸収するため、ビタミンD3を体内で生成しなければなりません。そのビタミンD3の生成には紫外線を浴びることが必要不可欠です。紫外線はただの光ではなく爬虫類にとっては健康を維持するために必須のものであるということを心に留めておいて下さい。

紫外線の重要性についてのさらなる詳細は以下の記事で説明しています。

紫外線は屋外飼育のような太陽光を十分に浴びることの出来る環境では自然に得られますが、屋内飼育では飼い主が意図的に与えなければなりません。そのためには、照明器具と紫外線ライトが必要です。下で紹介するセッティング例で私が使用しているのは下の2つの組み合わせです。

照明器具は手元にあったものを使ってるだけなので紫外線ランプを装着できるなら別になんでもいいです。電球形蛍光灯だけでなく直管形蛍光灯の紫外線ライトもあるので直管用の照明器具でも大丈夫です。

紫外線ライトは種類が豊富ですが、紫外線の照射量が十分でない商品も数多く有ると言われています。先ほど紹介した過去記事でその辺りのデータへのリンクも紹介しているので確認してみてください。

また、ペットショップなどでよくみる亀の中ではカブトニオイガメ・ミシシッピニオイガメは紫外線の要求量が低く、紫外線を意図的に供給しなくても問題が起こりにくいとされています。ただし紫外線以外の環境にもよるので、紫外線ライトを設置しなくても絶対に大丈夫というわけではありません。あくまで「大丈夫な可能性が高い」という感じです。

適切な温度環境

亀は変温動物なので温度にも大きな影響を受けます。これも人間の感覚で考えずにきちんとした環境を整えて下さい。

水温

飼育する亀の種類にもよりますが、冬眠させるのでなければ水温は約26℃以上にしておいたほうが良いです。(種類・性別・年齢・個体などによる差はありますが)これより水温が低くなると、亀はあまりエサを食べないが活動量は落ちずエネルギーを消耗してしまう、という状況になります。つまり、エネルギーを消耗しきれば死んでしまう危険な状態です。

それを避けるため秋から春くらいまでは水槽用のヒーターで水を温めます。

ヒーターはカメ用品またはアクアリウム用品として販売されているものを使います。カメ用・アクアリウム用のどちらも基本的には同じものです。亀を飼育する場合には火傷を防ぐため、ヒーターカバー を必ず使用するようにして下さい。ヒーターにもまた多くの種類がありますが、手軽なものとしては、オートヒーターでは珍しくヒーターカバーが使用可能なエヴァリス プリセットオートヒーターあたりがオススメです。

数多く有るヒーターの中から、飼育環境に応じてワット数などが適切なものを選ぶ方法は下の記事にまとめてあります。是非目を通しておいて下さい。

ヒーターを利用するときはエアレーションやフィルターなどで水流を作り、水槽内の水全体が均一に温まるようにします。

冬に温めることばかりを説明してきたので、夏場に冷やす必要はないのか?という疑問をお持ちの方もいるかと思います。種類にもよりますが亀は高温には比較的強いので、水温が32~33℃くらいまでは大丈夫だと思います。もしそれを超えるようであれば、水槽用のファンやクーラーなどでの冷却を検討して下さい。一応参考リンクを紹介しておきます。

亀の生態としては陸場で体を温めて水場で冷やすものなので、最低でも水温が気温よりも低くなるようにはして下さい。飼育ケースが置いてある場所が人間が生活する部屋なら、時々冷房をつけるだけで水温は30℃くらいを維持できるので、下の例では冷却装置は考慮していません。

気温

水温だけでなく気温を管理することも重要です。陸場は水棲カメにとって日光浴で体を温める場所でもあるので、ホットスポットという特に暖かい場所を用意する必要があります。

ホットスポットは保温電球やセラミックヒーターなどを照明器具に装着し、陸場に向かって照射することで作れます。白熱電球での代用も可能です。

ホットスポット部分の温度は30~35℃程度が望ましいとされているので、夏場であれば特別に作る必要はないかもしれません。ただしホットスポットを作らないと亀が甲羅干しをしない場合もあるので、亀がきちんと甲羅干しするよう状況に応じて対応して下さい。

綺麗な水

一日の大部分の時間、亀の体が浸かっている水が汚いと亀が病気になってしまう可能性があります。また、飼育ケース内の水場の水は亀の飲み水にもなります。それを考えれば水を綺麗に保つことがどれだけ重要か分かると思います。

綺麗な水を維持するために一番簡単で確実なのは、毎日水換えをすることです。魚の飼育では大量の水換えは魚にストレス・ダメージを与えるので良くありませんが、亀は魚とは体の作りが違うので毎日全部の水を交換する方が良いです。水量にもよりますが(水量が多いほど水が汚れるまでにかかる時間は長い)、最低でも2~3日に一回は水換えをしてあげて下さい。

亀用のろ過フィルターが市販されており、これを使用すれば水換えの頻度を下げれると言われたりもしますが、ろ過フィルターは適切に使用しなければ効果が薄くなります。そして通常の亀飼育ではフィルターがまともに機能する状況にはなっておらず、水換え頻度を下げるような効果は得られません。これについて以下で少し詳しく説明します。

ろ過とフィルター(濾過器)について

フィルターは設置しているだけで水を綺麗にしてくれるような魔法の道具ではありません。フィルターの内部にバクテリアを住まわせ、そのバクテリアに水中の汚れを分解させるのが主な効果です。

バクテリアが汚れを分解するスピードはいろいろな要素に依存しますが、特に影響が大きいのは、生体(亀)が水を汚すスピード・水槽全体の水量・バクテリアの量(フィルターの大きさ)の3つです。水槽全体の水量が多ければ、亀が水を汚すまでに時間がかかるのでバクテリアの汚れを分解するスピードが追いつくわけです。

ただし亀はとてつもなく水を汚す生き物なので、十分にろ過の効果が発揮されるような環境にするためには、かなり水量を増やした上でバクテリアが大量に住みつけるようなフィルターを用意しなければいけません。そのバランスを取るのが難しいので、特に初心者の方はろ過に頼らず(使うとしても本当に気休め程度の認識で)、水換えを重視した飼育スタイルにすることをお勧めします。

ろ過に興味がある人は下のリンク先のカテゴリを参考にしてください。

また、濾過の要である濾過フィルターについては、以下の記事で紹介しています。

ろ過は上手く利用すれば飼育にかかる手間を大幅に減らしてくれますが、導入するためにコストが掛かるのと理屈がやや難しいのでここでは詳細な説明は省きます。

あると良いもの

亀の飼育において必須とは言わないものの、あれば良いと思うものを紹介します。

底砂(底床)

水槽の底に砂利や砂を敷いてやると、ガラス面がそのままになっているよりも亀は歩きやすいです。また砂利や砂によって手足の爪が削れるので、爪の伸びすぎを防ぐこともできます。

ただしろ過が効いていない環境では底砂の間に汚れがたまり不衛生なので、敷かない方が良いと思います。どうしても亀が歩きにくそうにするのが気になるなら、人工芝やタイルなど足がかりになりそうで掃除が簡単なものを底に敷き、丁寧に掃除するようにして下さい。

紫外線以外の照明

紫外線は亀の健康維持に必要不可欠ですが、光としては暗いです。紫外線以外の明るい光を蛍光灯などで決まった時間に当ててやると、亀の体内時計の調節に役立ちます。

ただし60cmくらいの水槽で紫外線灯とホットスポット用の電球を使用していればそれなりの明るさになるので、特に暗いと感じなければ設置する必要はありません。

飼育書

亀の飼育に関する情報はインターネットでかなりの量を得られますが、飼育書もあれば心強いです。一人の著者による一貫した情報はやはり価値が高いですね。

また、亀の様子がおかしい時に役立つカメの家庭医学という本は、かなり高いですが値段に見合うボリュームです。

私もいつかは手元に置きたいと思っていますが、やっぱり高いので未だに買えていません。困ったときには図書館まで借りに行くのも手です。

サプリメント

亀に必要な栄養素を補ってくれるサプリメントや栄養補助剤もあります。私はこれらを日常的に使用する必要はなく、亀の調子が悪い時などに様子を見て利用すれば良いと考えています。もしも亀の調子が悪くなったら利用を検討してみてください。

上のリンクでは爬虫類用のサプリメントのひとつ、テトラ レプチゾルについて解説しています。興味がある人は見てみて下さい。

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水槽のセッティング例

私の水槽セッティングを例に、水槽での実際の環境の整え方を紹介します。

使用器具・用品リスト

亀の水槽飼育のために用意するもの

基本的には上ので紹介した基準にそって飼育用品を選択していますが、手元にあったものを使いまわしている物もあります。水槽・ヴォルテス・クリップライトなどはあったものを使っています。

また、本当はヒーターを使用する際にはフィルターなど何かしら水流を生む装置を使用すべきです。そしてオートヒーターには専用のヒーターカバー以外は使用しない方が良いです。ここらへんは今後どうにか改善するつもりですが、今回はこのまま紹介します。

セッティング手順

陸場の自作

陸場の自作方法はちょっと長くなるので、この記事があまりにも長くなるのを避けるため別の記事に分けます。以下のリンク先を確認して下さい。

完成した陸地兼シェルターは以下の様な感じになります。人工芝の陸地の下に空間があり、そこに隠れることができます。

完成した陸地兼シェルター

これを以下のように水槽に設置します。

陸地兼シェルターを水槽に設置

壁にくっつけるように設置してみました。今回この水槽で飼育する亀は甲長10cm程度なので、陸場の広さはこの程度で大丈夫でしょう。

この陸場を自作した後で、さらに改善を施した新しいタイプの陸地も自作してみました。こちらは水に浮かべて使用する「浮島」タイプの陸場になります。

こちらの記事も読んでいただいて、2種類の陸場のうちから好きな方を作って使用してもらえたらよいかと思います。

ヒーター・ヒーターカバーを設置

ヒーターはテトラの26℃安全ヒーター 100W をわざわざ購入したんですが、ちょっと失敗でした。どうやら対応するヒーターカバーが無いようです。まあ買ってしまったので仕方なく使います。できたらヒーターカバーにちゃんと対応してるヒーターに変えたいですね。

ちなみに現在では26℃安全ヒーターは廃盤となり、26℃セットヒーターという商品に置き換わっています。このヒーターは2016年から義務化されるヒーターの新しい安全規格「統一基準規格(SH規格)」に準拠している上、基本的にカバー付きで販売されています。

26℃安全ヒーターよりもさらに良い製品として進化していますね。これから購入する予定の人は、旧版の26℃安全ヒーターではなく、新しい26℃セットヒーターを買うようにしましょう。

テトラ 26℃安全ヒーター 100W

このヒーターにヒーターカバーをつけて水槽にセットします。

ヒーターカバーを装着

このヒーターカバーも手元にあったやつなのでどこのメーカーのものかよく分かりません。

ヒーターカバーに少し隙間をもたせる苦肉の策

センサー部分の水流が淀むとセンサーが正しく水温を検知できないのが問題なので、ヒーターカバー先端部分に隙間を保たせて無理やり対応します。

ヒーターをカメ水槽に設置

とりあえず陸場の下にヒーターを置きました。本当は水流もつくなければいけないんですが、良い物がないのでそれも今後の改善事項としておきます。

ホットスポットの設置

次はホットスポットを作ります。使用するのはホームセンターなどで売っているクリップライトと白熱電球です。

クリップライトと白熱電球

クリップライトに白熱電球を取り付け、陸場を照らすようにクリップライトを固定します。クリップライトの光があたっている部分の温度を確認しながら距離感を調整してください。

水槽にホットスポットを作る

こんな感じです。

紫外線ライトの設置

ホットスポットと同じように紫外線灯も設置します。

ビバリア 紫外線ランプ スパイラルUVB デザート 26W

紫外線ライトはスパイラルUVB デザートを使用します。

ヴォルテスとスパイラルUVB デザート 26W

照明器具は、ヤフオクでちょっと安めに入手したアクアリウム用照明器具・ヴォルテスが手元に余っていたのでそれを使うことにしました。

完成

紫外線ライトを設置して完成です。ヴォルテスは大きくて水槽には直接つけられないので、水槽を置く棚に取り付けました。

完成した亀水槽にニホンイシガメを導入

これからはウチのニホンイシガメ・マル君にここで暮らしてもらいます。まだ新しい環境に慣れていないので落ち着きがありませんが、しばらくしたら慣れるでしょう。

普段の世話

亀を飼う上での日常的な世話についても簡単に触れておきます。

エサやり

子亀の間は毎日1回、十分に成熟したアダルトなら隔日くらいの頻度で、数分で食べきれる量の餌を与えます。食べ残しは水を汚す原因になるので、できれば食べ残しが出ないがちょうどいい量を見極めて与えるようにします。

飼育している全ての亀がきちんとエサを食べているかもちゃんと確認しておきましょう。

水換え・掃除

ろ過を効かせていないなら、できれば毎日、せめて2~3日に一度は全ての水を交換します。水道水のカルキ抜きはしなくても大丈夫ですが、ニホンイシガメのような皮膚の繊細な種類ではカルキ抜きをしておいたほうが良いです。

ろ過がしっかり効いている環境なら、毎週~隔週の頻度で1回に3割り程度の水換えをします。濾過バクテリアはカルキでダメージを受けるのでカルキ抜きは必須です。

照明

紫外線やホットスポット用の電球などの照明は、毎日決まった時間に点灯し決まった時間に消灯します。これは亀の生活リズムを整えるために重要です。とは言っても毎日同じ作業を繰り返すのは面倒ですよね。

上の記事を参考にすれば、1000円程度のプログラムタイマーで照明のオンオフを自動化できます。かなり楽になるので試してみてくださいね。

観察

そして何と言っても大切なのは日々の観察です。亀が健康か、どこかおかしなところがないかなど、ちょっとした異変にすぐに気付くために日々の観察が重要になります。できれば毎日少しでも時間を取って亀を眺め、観察するようにしてあげて下さい。まあ頼まれなくても亀好きならついつい見入ってしまいますよね(笑)。

亀飼育の注意点

亀を買う方法を色々と紹介してきました。ここでは亀飼育の際の注意点についてまとめておきます。

亀を飼うにはお金がかかる

気づいていると思いますが、亀を飼うにはとてもお金がかかります。1000円で買ってきた亀の飼育環境を整えるのに2万も3万も掛かりますし、安くはない飼育用品を定期的に買い換えていく必要もあります。

厳しいことを言うようですが、それを理解できない人には亀を飼わないで欲しいです。お金はかかるし長生きするし、種類によってはかなり大きくなります。ペットショップで安く売っていたからと軽い気持ちで飼える生き物ではありません。亀を飼う前にもう一度、これだけのお金と手間をかけられるのか考えなおしてみてください。

セット水槽は避ける

ペットショップやホームセンターでは、亀の飼育セットと称した水槽や飼育用品のセット販売がされていますが、そのような飼育セットは購入しないことをオススメします。この記事をここまで読んでいただければ分かると思いますが、飼育セットには必要な物が入ってなかったり不要なものが入っていたりして結局高くつきます。そして何より水槽が小さすぎます。

手間にはなりますが、この記事を参考に飼育用品を一つ一つ調べながら揃えていって下さい。その過程で得た知識は、亀を上手く飼育するのに必ず役立つはずです。

亀を触った後は手を洗う

以前亀の保有しているサルモネラ菌が問題になったことがありました。亀だけでなく、猫や鳥なども同じようにサルモネラ菌を保有していることが有るのですが、そもそも大事なのはどんな動物でも触った後は手を洗うということです。動物は人間とは異なる菌を持っているので、安全のために手洗いは徹底して下さい。

最後まで責任をもって世話をする

一番大切なのはこれです。亀が飼えなくなったからといって逃がす人がいますが、そういった行為は生態系を破壊する劣悪なものです。日本でもミドリガメ等が捨てられて定着し、在来種の亀が減少しており大きな問題になっています。その結果、ミドリガメは2020年までに飼育禁止となることが決定しました。同じ過ちを繰り返さないためにも、基本的には一度飼育下に置いた亀は絶対に逃さないで下さい。

そもそも飼えなくなる可能性があるならはじめから亀を飼育しない、どうしても飼えなくなった場合は引き取り手を探し、それでも無理なら自分の手で処分する。それくらいの覚悟で、生き物の命に対して責任をもって飼育をしてください。

よりハイレベルな飼い方

この記事では初心者の方にも分かりやすいよう、かなり基本的な飼い方を紹介しました。もっと工夫をすれば、飼育の手間を減らしつつより見栄えの良い飼育環境を作ることもできます。

ここでは詳しくは説明しませんが、上のカテゴリをみていただければ、亀の飼育をもっと楽しくするヒントを得られると思いますよ!

主に初心者向けに、亀の飼い方を解説しました。ここで紹介した飼育環境は、ウチのイシガメ・マル君のための隔離水槽としてセッティングしたものです。かなり網羅的に書いたので超長文になりましたが、時間の有るときにゆっくり読んで下さい。
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Comment

  1. 岸川京子 より:

    捨てられた亀を家でかいはじめ、大きいので、いろいろアドバイスを聞き、可愛がってますか、亀は人になつかないですかね!?首に赤色?緑亀が大きくなったのか!?なんの亀かわかりませんが、可愛がっていくつもりです(^-^)

    • K-ki より:

      岸川京子さん、コメントありがとうございます。
      亀は多分アカミミガメ(ミドリガメが大人になったもの)だと思いますよ。なついたりはしないですが、慣れはするので手から直接餌を食べるくらいにはなりますよ。アカミミガメは特定外来生物への指定も予定されていますが、よく勉強して大事にしてあげてくださいね。

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著者:K-ki
K8ki・けーきはK-kiのシノニム。
AquaTurtlium(アクアタートリウム)を運営しています。

生き物とガジェットが好きなデジタル式自然派人間。でも専門は航空宇宙工学だったりします。
好きなことはとことん追求するタイプ。

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