濾過器の全てがわかる!水槽用フィルターの種類・選び方

水槽用フィルターの選び方
Filter not as large as thought / James Green

熱帯魚や亀などの水棲生物を飼育するためには、綺麗な水を用意することが重要です。そのためには水換えはもちろん大切ですが、ろ過フィルター(濾過器・濾過装置)を使用して水を浄化することもとても有効です。しかし「濾過フィルター」というと何だか難しそうだし、いろいろあって何を使えば良いか分からないという人も多いと思います。亀を飼育している人とかは特にそうですよね。

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そこで今回は、アクアリウムや亀の飼育で使用する濾過フィルターを網羅し、その種類、特徴やメリット・デメリット、使用に適した水槽・適さない水槽などを紹介します。用途に応じたオススメのフィルターが分かると思うので、ぜひ活用してください。また、濾過について学ぶための関連記事も紹介していきます。

濾過フィルターとは

濾過フィルターとは、水槽内の水の汚れを浄化して生き物に害がないレベルまで綺麗にするための装置です。水槽内の水にはエサの食べ残しや生物の糞が原因となり、目に見えない汚れ(アンモニア・亜硝酸など)が存在します。これらを放っておくと熱帯魚は死んでしまうため、濾過を働かせることによって汚れを分解する必要があります。

生物濾過と硝化バクテリアの働きまとめ!アクアリウムや亀水槽の基礎
アクアリウムや水生生物の飼育で非常に重要な「生物ろ過」について解説します。生物濾過とは、バクテリア(細菌)の働きにより、水中の有機物が腐って生じる有毒物質(アンモニア)を毒性の低い物質(硝酸塩)に分解することを指します。これより水換え頻度を減らすことが可能です。

水槽内の汚れと分解の仕組みについては、こちらのリンク先で解説しています。アクアリウムには必須の基礎知識なので、ぜひ読んでみて下さい。

濾過の種類

濾過には主に、バクテリアの働きによって水の汚れを分解する生物濾過、大きなゴミを濾し取る物理濾過、汚れを吸着する物質を利用する化学濾過(吸着濾過)という3つの種類があります。

物理ろ過/化学ろ過/生物ろ過の効果まとめ!アクアリウム・亀飼育の基礎
アクアリウムで生き物を飼育する水を浄化するために利用されるろ過は、物理ろ過・化学ろ過(吸着ろ過)・生物ろ過の3つに大別されます。このページでは、それぞれのろ過の種類について、原理や特徴を解説します。ろ過について学び、熱帯魚やエビを上手く育ててあげましょう。

このような濾過の種類についてはこちらの記事で紹介しています。濾過フィルターによって得意な濾過の種類に違いがあるので、濾過の種類も把握しておいた方がより適切なフィルターを選ぶことができます。

また濾過にはウェット式やドライ式などの違いもあります。これはフィルター選びにはそこまで重要であはありませんが、知っておくと役に立つこともあるでしょう。

ウェット式?ドライ式?水槽維持のための濾過方式とその特徴
アクアリウムの濾過方法として重要な生物ろ過の中でも、ウェット式、ドライ式、ウェット&ドライ式と呼ばれる分類について解説します。多くのろ過フィルターはウェット式ですが、ろ過能力面で勝るのはドライ式という説もあります。それぞれのメリット・デメリットをまとめます。

濾過フィルターの種類

濾過フィルターは以下の7種類に大別されます。

  • 外部式フィルター
  • 上部式フィルター
  • 底面式フィルター
  • 外掛け式フィルター
  • 投げ込み式フィルター
  • スポンジフィルター
  • オーバーフロー水槽

この記事では、これらのフィルター1つずつについて詳しく説明してきます。フィルターごとに、「こんなタイプの水槽・アクアリウムにおすすめ」というものを紹介していきますが、その水槽タイプの分類が良く分からないという人は、以下の記事を参考にして下さい。

アクアリウムの種類まとめ-水草水槽からアロワナやビオトープまで
アクアリウムには実は様々な種類があります。ネイチャーアクアリウムのようなレイアウトに拘る水草水槽、アロワナなど大型魚の飼育水槽、淡水水槽や海水水槽、大型水槽、小型水槽など様々です。そんなアクアリウムの種類をまとめます。

濾材について

濾過フィルターの内部には、濾過バクテリアを住み着かせるために「濾材」というものを入れて使用します。困ったことにこの濾材も、濾過フィルターと同じくらいいろいろな種類があってややこしいアクアリウム用品なんです。

水槽用ろ過フィルターのろ材おすすめ一覧!バクテリアを定着させよう
ろ過フィルターを使用する上で欠かせないろ材について解説します。セラミックろ材、スポンジろ材、バイオボール、活性炭、ウールマットなど、物理ろ過・生物ろ過・吸着ろ過のそれぞれに適した濾材やメンテナンス方法を紹介しています。

こちらの記事で、濾材の種類・特徴とオススメなどを紹介しています。どの濾過フィルターを使用するか決まった後は濾材に悩むことになるはずなので、この記事の次に読んでみて下さいね。

流量・ポンプの選び方

ろ過フィルター選びで悩むポイントの一つに、同一製品の中でも使用する水槽サイズごとに購入すべきフィルターが変わってしまうという点があります。例えばエーハイムのクラッシクフィルターの中でも、2211・2213・2215・2217・2260と多くのラインナップが存在します。これは水槽のサイズに合わせて適切なものを購入できるという点では便利なのですが、初心者にとっては分かりにくい事この上ないです。

このような場合、ろ過フィルターは流量を最適化することを目的として選ぶことになります。アクアリウムにおけるろ過フィルターの流量は、基本的に水槽全体の水が1時間に何回ろ過装置を通るか、つまり「濾過の回転数=流量 [L/h]÷水槽全体の水量 [L]」がどの程度になるか、という観点から決められます。

生物濾過を行うバクテリアの硝化能力から考えると、水量と濾材のバランスにもよりますが、1時間に1~2回転程度が適切とされています。しかしここまで流量が少ないと、水槽の中に水の流れがない「淀み」ができてたり、汚れた水がろ過フィルターに到達するまでに時間がかかりすぎたりするという問題が起こります。そこで一般的には5~10回転程度、特に7回転あたりが目安とされています。

ほとんどのアクアリウム用ろ過フィルターや、濾過フィルターを駆動させるためのポンプには、1時間あたりの流量が表示されています。従って、その表示を確認して回転数を計算し、購入する濾過器を選べばよいでしょう。また、目安となる水槽のサイズも合わせて表示している製品も多いためそれも役立ちます。表示を見ても正確な水槽のサイズがわからない場合は、以下を確認してください。

アクアリウム水槽のオススメ・選び方-熱帯魚・金魚・亀・水草に!
ネイチャーアクアリウムのような美しい水草水槽や、熱帯魚・亀・金魚等の飼育に必要な水槽を購入する時のポイントをまとめました。サイズ・設置場所・素材・デザイン・品質・メーカーなど多岐にわたる要点やおすすめの水槽を紹介します。

外部式フィルター

外部式フィルターのレーダーチャート
安価性  ★★☆☆☆
濾過能力  ★★★☆☆
水草育成適性  ★★★★★
メンテナンス性  ★★★☆☆
静音性  ★★★★★
インテリア性  ★★★★☆

密閉可能な濾材を入れるケース(濾過槽)を水槽と別に用意し、モーターを使って水槽と濾過槽の間で水を循環させるタイプのフィルターです。濾過槽から水槽へはモーターで水を送りますが、水槽から濾過槽へは重力による落下で水を送るので、濾過槽は水槽より下に設置されるものが多いです。別名パワーフィルターとも呼ばれます。エーハイムというメーカーの製品がかなりの支持を集めています。

濾過槽が密閉されていることが大きな特徴の一つで、水草育成に必要な二酸化炭素(CO2)を添加した場合に濾過槽で多少水が撹拌されても空気中に逃げていきません。そのためネイチャーアクアリウムのような水草の育成を重視する水槽ではほとんどの場合外部フィルターが使用されます。

また外部フィルターを使用する場合、フィルター本体は水槽台の内部に隠され水槽にはパイプ類が少し見えるだけになるので、水槽周辺にゴチャゴチャと機器類が設置されず、非常にスッキリして見栄えが良くなるという長所もあります。

水槽台の選び方・おすすめ製品(キャビネット・ラック・自作等)と安全性
水を入れた水槽はとても重くなるため、水槽を支える水槽台や床には十分な強度(耐荷重)が必要です。また、デザインや機能性、サイズも重要です。アクアリウムを安全に楽しむために大切な水槽台の選び方と、おすすめの水槽台を紹介します。

これは照明など他の機器を設置するスペースが広くなるということでもあるので、機能的にも有利な点といえるでしょう。基本的には水槽のサイズに左右されず幅広い環境で使用することができます。

水草水槽との相性抜群!外部フィルターの使い方・選び方とおすすめ製品
アクアリウム用ろ過フィルターの中でも水草レイアウト水槽との相性が良い外部フィルターを解説します。外部フィルターの長所・短所からダブルタップやストレーナ等の構成品、エーハイム・テトラといったメーカー別の特徴、おすすめ外部フィルター、選び方のポイントなどを紹介します。

外部フィルターについては、こちらの記事で使い方・メンテナンス方法やろ過の仕組み、外部フィルターを選ぶ際のポイントやおすすめ製品などの詳しい解説を行っています。外部フィルターを使いたいと思っている方はぜひあわせて読んでみてください。

エーハイムの外部式フィルターをスペック比較!用途別の選び方まとめ
アクアリウムで使用するろ過フィルターの中でも、水草水槽には外部フィルターが最適です。そして外部フィルターメーカーの中で、実績・信頼性・人気があるのはエーハイムです。クラシック、エコ・コンフォート、プロフェッショナル等、エーハイム製外部フィルターについて解説します。

また、外部フィルター中でも特に人気の高い「エーハイム」製の外部フィルターについては、こちらのページで特集しています。製品ごとの機能・特徴を網羅しているので、外部フィルターの購入を検討している人はぜひ参考にしてください。

メリット

  • 密閉されているので作動音が小さく静音性が高い
  • 濾過槽で水が空気に触れないので水中の二酸化炭素が逃げない(水草育成に有利)
  • 水槽内には給排水パイプのみが残るので水槽のインテリア性が高まる。また上部の空間を照明を置くなど有効に使える(水草育成に有利)
  • 他のフィルターに比べ濾過槽が大きめなので濾過能力が高い
  • 使える濾材の自由度が高い
  • 交換パーツなどが豊富で長く使える

デメリット

  • 値段が高め
  • 濾過槽で水が空気に触れないので濾過槽が酸素不足になりやすく、濾過効率は高くない(濾過槽の大きさでカバーしている)
  • メンテナンスがやや面倒
  • 水槽以外に濾過槽の設置スペースが必要
  • プレフィルター等を使わなければフィルターが詰まりやすい

こんな水槽に最適!

水草水槽

水草水槽との相性はバツグンです。水草水槽でなくても、30cm以上の水槽では最も多く採用されているフィルターではないでしょうか。色々なパーツが販売されていて拡張性も高いですし、水槽周辺がすっきりするのも大きなメリットなので、非常に使いやすいフィルターです。

こんな水槽には不向き!

大型生体水槽

大型肉食魚やカメのような排泄物の多い生体に対しては、フィルターが詰まりやすくなってしまいメンテナンス頻度が上がってしまうのであまり向きません。プレフィルターを使えば多少マシですが、プレフィルターのメンテナンスが必要となり結局面倒です。

小型水槽

外部フィルターの多くは30cmキューブ以上のサイズの水槽用に作られたもので、20cm以下などの小型水槽に適応する外部フィルターは少ないです。このような小型水槽向けの外部フィルターは割高でコストパフォーマンスが悪いですし、汎用性に欠けるのであまりオススメしません。かといって大きな水槽向けの外部フィルターを使用すると、水流が強くて水槽内が洗濯機状態になってしまいます。

小型水槽では外部フィルターの使用は諦め、外掛けフィルターや底面フィルターなど他の濾過フィルターを使用する方が良いです。

上部式フィルター

上部式フィルターのレーダーチャート
安価性  ★★★☆☆
濾過能力  ★★★★☆
水草育成適性  ★★★☆☆
メンテナンス性  ★★★★☆
静音性  ★★☆☆☆
インテリア性  ★★☆☆☆

水槽上部に乗せて使うタイプのフィルターです。以前は最もポピュラーなフィルターだったようですが、近年のフレームレス水槽の人気に伴い使用率が低下しているようです(フレームレス水槽では使用できないため)。水槽からポンプで汲み上げた飼育水を水槽上部の濾過槽で濾過し水槽に戻すという方法で濾過を行います。安価な水槽セットなどで付属フィルターとしてついてくることも多いです。

上部フィルターは水槽上部に設置するため、基本的に横幅は水槽と同じ大きさになります。そのため他のフィルターをよりも目立ち、お世辞にも見栄えが良いとはいえませんが、一方で濾材容量が大きくなるため多くの濾材を使用でき、濾過能力が高いというメリットにもつながっています。

近年主流の外部フィルターは濾過槽が密閉されているためどうしても酸素不足に陥りやすいですが、上部フィルターは非密閉のため酸素供給が多く濾材要領も大きいため、濾過能力では上部フィルターに軍配が上がるでしょう。さらにメンテナンス性も高いことから、大型魚など水を汚しやすい生体の飼育では現在でも主流のフィルターです。

メリット

  • 濾過能力の割に値段が安い
  • 濾過能力も濾過効率も高く生体がメインの水槽に適する
  • 使える濾材の自由度が高い
  • ウールマットを用いることで物理濾過と生物濾過の両方を行える
  • 濾過槽内や水槽への戻しの際に良く空気を巻きこみ酸素を供給する
  • メンテナンスが楽

デメリット

  • 水槽上部を覆ってしまうのでやや邪魔。インテリア性も少し下がる。またフィルターの下が陰になるので水草の育成に不利
  • 水と空気が良く触れあうので水中の二酸化炭素を逃がしてしまいやすい(水草育成に不利)
  • 作動音や落水音がややうるさい
  • 給排水パイプの位置の変更が難しい
  • 変則的なサイズの水槽には大きさの合うフィルターがない場合がある

こんな水槽に最適!

大型魚・亀など水を汚しやすい生体の水槽

濾過能力が高くメンテナンス性にも優れるため、大型肉食魚や亀の飼育にはもってこいです。濾過能力という点では底面フィルターも良いのですが、大型魚や亀といった糞の多い生体を飼育すると底砂の掃除が大変になるという問題があります。メンテナンスまで考えると、やはり上部フィルターの方が適任と言えます。

ただし、亀の飼育に上部フィルターを利用する場合には、「低水位では利用できない」という上部フィルターの特徴が問題になってしまいます。この問題を解決するためには、以下のページを参考にしてください。

上部フィルターを低水位で使用する方法-亀飼育やアクアテラリウムに!
水棲亀の飼育にろ過を導入する場合、安価でろ過能力が高くメンテナンスも容易な上部フィルターが有効です。しかし、上部フィルターには低水位で使用できないという問題点もあります。上部フィルターを改造し、亀やカエル飼育のような低水位環境でも使用可能にする方法を解説します。

亀飼育者として、私の経験に基づいて、上部フィルターを低水位で使用する方法を紹介しています。

生体メイン水槽

水槽の見た目をあまり気にせず生体の飼育をメインに考える場合にも適します。多くの生体を飼っていて世話が大変という場合も、メンテナンスの手間が減るので良いでしょう。金魚を飼育する場合にも良く使用される傾向にあります。

こんな水槽には不向き!

水草水槽

濾過槽内や濾過槽から水槽へ水が戻されるときに空気とよく混ざり、水草育成に必要なCO2を逃してしまうので水草水槽には向きません。見栄えもあまりいいとはいえないので、インテリア性を重視する水草水槽にはやはり採用しづらいと思います。水草育成には外部フィルターの方がオススメです。

特殊なサイズの水槽

30cm以下の水槽や150cm以上の水槽の場合、適合するサイズの上部フィルターがおそらく存在しないので採用しづらいです。大型水槽では上部式フィルターを特注している方もいますが、こだわりのある方以外は別の濾過フィルターを使用するほうが手軽ですね。

音が気になる部屋の水槽

濾過槽から水槽へ水が落下するようにして戻されるので、どうしても音が大きくなります。設置方法を工夫すれば多少マシにはなりますが、やはり他のフィルターと比べると音は大きいです。寝室などに設置する場合はこの点にも気をつけて下さい。

底面式フィルター

底面式フィルターのレーダーチャート
安価性  ★★★★☆
濾過能力  ★★★★☆
水草育成適性  ★★★☆☆
メンテナンス性  ★☆☆☆☆
静音性  ★★★★☆
インテリア性  ★★★★☆

水槽の底面に敷いてつかうフィルターです。底に敷いたフィルターの上に底砂(またはソイル)を敷き、エアポンプまたは水中モーターで水を循環させることで、底砂そのものを濾材として使って濾過する方法を用います。底砂に水を流れさせることが目的なので、底全面にフィルターを敷く必要はありません。フィルターの目詰まりを防ぐため網戸の網やウールでフィルターを覆ってから底砂を敷く人もいます。

底砂を濾材として使用するため他のろ過フィルターと比べて圧倒的に濾材の量が多いことになり、濾過能力もかなり高いと言えます。一方で濾材が水槽のそこに敷き詰めてあるような状態ですから、メンテナンス性が悪いという問題もあります。プロホース等の底砂掃除用のアクアリウム用品を使用した底砂の掃除を、他のフィルターを使用する場合よりもこまめに行う必要があります。

プロホースの使い方-水換え時に水槽を掃除できる排水ホース
水換え・水槽掃除の定番プロホースを紹介します。水換えや掃除は水槽のメンテナンスの中でも最も高い頻度で行う作業なので、ここで使う道具はとても重要です。プロホースの使い方や特徴・構成・種類ごとの違い・レビュー等を紹介します。

底面フィルターについては以下の記事でも、使い方や底砂別の相性(ソイル・大磯砂など)、底面濾過の種類といった詳しい解説を行っています。底面フィルターを使用するつもりの方はぜひ読んでみてください。

底面フィルターの使い方とおすすめ製品!ソイルや砂利との相性まとめ
底面フィルターと底面濾過について、仕組みや種類から使い方、ソイルや大磯砂など底床別の相性、掃除・メンテナンスの方法やおすすめ商品等を紹介します。安価で性能が高く、初心者から上級者まで幅広く愛好家がいるろ過フィルターです。

また、大体の場合は底面フィルターの使用に必要になるエアーポンプや水中ポンプは別売りなので気をつけましょう。

メリット

  • 値段が安い
  • 底砂全てが濾材となるため濾過能力が高い
  • 濾材が底砂なので濾材も安く済む
  • 外部・上部・外掛け式フィルターと連結するなど自由度の高い使い方ができる
  • 水槽上部が解放されるので水槽の管理がしやすい・見栄えがいい
  • 静音性がそこそこ高い
  • 他のフィルターに比べて水流を弱くしやすい
  • エアポンプを使って水を循環させる(=エアリフト式)場合、エアレーションの効果も期待できる

デメリット

  • 底砂が物理濾過を兼ねる(=底砂にゴミがたまる)ので定期的な底砂の掃除が必要
  • その掃除がけっこう面倒(メンテナンス性が悪い)
  • 底砂に水が良く流れるので、底砂に肥料を仕込んでもすぐに溶けだしてしまう(水草育成に不利)
  • 一度セッティングしてしまうと、底面式フィルターを使うのを止めたくなった場合は水槽をリセットするしかない

こんな水槽に最適!

エビ(シュリンプ)・稚魚水槽

安価なためショップの販売水槽で採用しているところも多いです。また安価さと水流の弱さから繁殖用・稚魚用の水槽にもよく使われます。私はあまり詳しくありませんが、ビーシュリンプなどのエビを飼っている方もよく使っているようです。メンテナンス性を考えると60cm以下の水槽に適していると言えます。

60cm以下の水槽

底面フィルター自体メンテナンス性が悪いため、もともと掃除が大変な大型水槽とは相性が悪いです。60cm程度の水槽までならプロホースなどを使っての掃除もそこまで苦ではありませんが、90cm以上だと結構大変でメンテナンスが面倒になりサボりがちです。

日常のメンテナンスがしやすいというのはアクアリウムのモチベーション維持にとても重要ですから、メンテナンス性まで考えて水槽サイズと使用する濾過装置を選ぶのが良いと思います。

こんな水槽には不向き!

水草水槽

ろ過の仕組み上水草育成に重要な底床肥料と相性が悪く、底床内の肥料をどんどん流出させてしまうため水草を育てにくいです。またフィルターに水草の根が絡んで植え直しがしにくい等の問題もあり、基本的には水草水槽には向きません。

しかしウィローモス、アヌビアス、ミクロソリウムといった活着性の陰性水草を主体としたレイアウトなら、水草が要求する肥料も少なく底床に根を張ることもないので問題なく使用することができます。濾過能力の高さもあり、水質に敏感なビーシュリンプの飼育水槽では「底面フィルター+吸着系ソイル+流木+南米ウィローモス」という組み合わせが定番となっているなど、環境次第では緑の多い美しいレイアウト水槽を作ることもできます。

大型水槽

水槽サイズが大きくなるとメンテナンスの労力が半端じゃなくなるので大型水槽にも向きません。

外掛け式フィルター

外掛け式フィルターのレーダーチャート
安価性  ★★★★☆
濾過能力  ★★☆☆☆
水草育成適性  ★★★★☆
メンテナンス性  ★★★★☆
静音性  ★★★★☆
インテリア性  ★★★☆☆

水槽の縁に掛けて使用するタイプのフィルターで、手軽に使用することができます。市販品はほとんどの場合濾材に活性炭などの吸着性のものを使っており、定期的に交換するように指示しています。そのままの状態だと当然濾過バクテリアが定着せず、生物濾過も機能しないので、改造してリング濾材などを入れ生物濾過として使う方も多いです。

小型水槽におすすめ!外掛け式フィルター改造で濾過能力向上
小型水草水槽立ち上げシリーズ記事の第2回として、ろ過フィルターの選定と濾過能力向上について考えます。水槽のろ過フィルターとして外掛け式フィルターを選ぶ理由と、生物ろ過を可能にするための改造の具体的な手順を紹介します。

上の記事では外掛け式フィルターを生物濾過私用に改造する方法を紹介しています。外掛け式フィルターを使用するのであればぜひ目を通しておいて欲しい記事です。

このフィルターは初心者向けの小型水槽セットなどに付属していることも多いのですが、上述のように生物濾過ができなくて濾過能力不足になったり、水槽サイズに対して水流が強すぎて熱帯魚を弱らせてしまうことがあったりと、実際のところあまり初心者向きの濾過器ではありません。水槽セットを購入したものの使いにくくて結局別のフィルターを買い直すなんてことにならないよう、購入時には注意して下さいね。

メリット

  • 値段が安い
  • 小型であまり場所をとらない、水槽上部も解放されて水槽の管理がしやすい
  • メンテナンスがしやすい
  • そこそこ静か

デメリット

  • 改造しなければ生物濾過として機能しない
  • 改造しない場合濾材を定期的に交換しなければならないので維持費がかかる
  • 濾過槽が小さいので濾過能力も当然低い(もし改造したとしても濾過能力は低い)
  • 適応する水槽サイズに対して水流が強めのものがよくある

こんな水槽に最適!

小型水槽

45cm以下の小さめの水槽には手軽さから結構よく使われていますし、適していると思います。上に書いたように改造を施してやれば、小型水槽なら濾過能力も何とかなる範囲内です。水草水槽にはあまり向かないという方もおられますが、私は外部式にはかなわないもののそこまで相性は悪くないと思います。

コストを抑えたい水槽

価格は大体1000円くらいとフィルターの中ではかなり安く、改造すればそこそこ使えるのでコストパフォーマンスには優れたフィルターです。水草や生体をストックすることが目的の水槽には役立ちます。

こんな水槽には不向き!

60cm以上の水槽

60cm以上の水槽では、濾過能力の低さから基本的には使われません。一つの水槽に複数個外掛けフィルターを設置する人もいるようですが、手持ちのものを流用する以外ではそこまでするメリットはありません。素直に他のフィルターを使用したほうが便利です。

熱帯魚などが過密気味の水槽

小型水槽でも、生体が過密な水槽では濾過能力不足になる恐れがあるので気をつけましょう。改造したとしても基本スペックの低い濾過フィルターであることには変わりないので、あまり過信しないようにして下さい。

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投げ込み式フィルター

投げ込み式フィルターのレーダーチャート
安価性  ★★★★★
濾過能力  ★☆☆☆☆
水草育成適性  ★★☆☆☆
メンテナンス性  ★★☆☆☆
静音性  ★★★☆☆
インテリア性  ★☆☆☆☆

フィルター本体を水中に入れて使用するタイプのフィルターで、水中フィルターとも呼ばれます。エアーポンプにより水を循環させるタイプと水中ポンプにより水を循環させるタイプの2種類があります。水作というメーカーの水作エイトという製品がいろいろな意味でかなり愛されています(笑)。金魚を飼ったことのある方は、一度はこのタイプのフィルターを使ったことがあるのではないでしょうか?

とにかく安くて手軽というのが強みのフィルターです。エアーポンプで駆動させ、大型水槽のエアレーションも兼ねたサブフィルターとして使われることが多いです。ただしエアーポンプで使用するとブクブクと音がうるさいです。

メリット

  • 値段が安い
  • 構造が単純
  • 稚魚などを吸い込みにくい
  • エアーポンプを使うタイプならばエアレーションを兼ねられる
  • 邪魔にならないので水槽の管理が楽

デメリット

  • 見栄えが悪い
  • 濾材容量が小さいので当然濾過能力も低い
  • 物理濾過能力が低くメンテナンスの頻度が高くなる

こんな水槽に最適!

小型・低コストの水槽

かなり小型の水槽ならばこのタイプのフィルターのみで維持できるかもしれません。濾過フィルターの中では一番安いので、コストを抑えたいという場合にも使い道があります。少しでも濾過能力を上げるため、水中ポンプで使用するよりもエアーポンプで酸素を供給しながら使うと良いと思います。

サブフィルター

ハッキリ言ってメインで使用するのには不安があるフィルターなので、サブフィルターとして既存のフィルターの補助に使用することが多いです。エアレーションに気休め程度の濾過能力を期待してみたり、ろ過は諦めて水流を作ることを目的に使われたりします。

こんな水槽には不向き!

基本的に上に紹介した場合以外にはあまり使うことは無いのではないかと思います…。あとは、ばっちりレイアウトされた水槽に入れれば明らかに浮いてしまうのでやめた方が良いです。

スポンジフィルター

スポンジフィルターのレーダーチャート
安価性  ★★★★☆
濾過能力  ★★☆☆☆
水草育成適性  ★★★☆☆
メンテナンス性  ★★☆☆☆
静音性  ★★★☆☆
インテリア性  ★☆☆☆☆

エアリフトによりスポンジに飼育水を流れさせて濾過するタイプのフィルターです。パイプの先端にスポンジが付いているだけのいたってシンプルな構造となっています。スポンジに濾過バクテリアが繁殖することを狙った生物濾過主体のフィルターですが、スポンジの部分にゴミが集まってくるので(こまめな掃除が必要ですが)物理濾過にも役立ちます。

水を吸い込む部分がスポンジで覆われているため、稚魚やエビを吸い込まないのでこういった生体の飼育には良く使用されます。他にはディスカスの飼育水槽でサブフィルターとして利用されることも多いようです。

安価なのが良い所ですが、水槽内でかなり目立つのと、スポンジにゴミが目詰りを起こしやすく頻繁なメンテナンスが必要になるのが問題点です。

メリット

  • 値段が安い
  • 構造が単純
  • エアーポンプによる酸素供給とスポンジの大きな表面積で濾過効率が高い
  • 目の大きなゴミを通さないので、他のフィルターの給水パイプなどに接続しプレフィルターとして使うこともできる
  • 給水口がスポンジで覆われているので稚魚やエビを吸い込まない

デメリット

  • スポンジにゴミが詰まりやすいので頻繁なメンテナンスが必要
  • 見栄えがよくない
  • スポンジの大きさに限界があるので大きな水槽に対応する濾過能力はない

こんな水槽に最適!

稚魚水槽・エビ(シュリンプ)水槽

稚魚育成用の水槽に最適です。一つのエアーポンプで複数のスポンジフィルターを稼働させることも可能なので、大量の稚魚を維持できる点も良いです。ビーシュリンプなどのエビ飼育にも向いているようです。また外部式や上部式フィルターのプレフィルターなど、補助的な役割をもつサブフィルターとして活躍します。

プレフィルター

外部フィルターや上部フィルターで、水の吸い込み口にスポンジフィルターを設置すると、大きなゴミがフィルターの内部に入り込まずフィルターのメンテナンス頻度を下げることができます。このような使い方では「プレフィルター」と呼ばれます。特に外部フィルターの掃除は比較的面倒なので、スポンジフィルターをプレフィルターとして使えば結構楽になります。

こんな水槽には不向き!

中型以上の水槽

スポンジフィルターは基本的に小型水槽で使用され、それ以上のサイズの水槽では濾過能力不足になります。ただしメインではなくサブフィルターとして使用するのであれば、どんなサイズの水槽でも使用できます。

熱帯魚などが過密気味の水槽

生体が過密に飼育されている水槽でも、やはり濾過能力不足になるためオススメできません。また糞が多い生体を飼育していると目詰りが早くなるので、このような生体の飼育にもあまり適しません。

アクアリウムの初心者

水槽サイズに対してどれくらいのサイズのスポンジフィルターが適切かとか、メンテナンスのタイミングなどの見極めが難しく、初心者にはあまり向かないという側面があります。見極めを失敗すると水質が不安定になる可能性があるため、まずは単体で使用はなく他のフィルターのサブとして使ってみると良いでしょう。

オーバーフロー式濾過

オーバーフロー式濾過のレーダーチャート
安価性  ★☆☆☆☆
濾過能力  ★★★★★
水草育成適性  ★★★☆☆
メンテナンス性  ★★★★★
静音性  ★★☆☆☆
インテリア性  ★★★★★

濾過槽から飼育水槽に水を送り、あふれた水を濾過槽に戻しまた飼育水槽へ送る、というサイクルによって濾過を行うシステムです。水槽に設置する濾過装置ではなく、水槽そのものも含めた濾過システム全体を指すので厳密にはフィルターとは言わないかもしれません。水槽そのものを加工したりと他のフィルターに比べ規模が大きく導入は大変ですが、それに十分見合うリターンもある濾過システムです。大型水槽でよく採用されます。

とにかく規模が大きく導入コストも格段に高いですが、濾過能力は非常に高くメンテナンスも楽です。大型魚の飼育ではよく利用されますし、海水魚飼育(マリンアクアリウム)では主流の濾過装置でもあります。水槽にあけた穴から水を濾過槽に落とすため、落水音が大きくCO2も逃げやすいというのが短所です。

自作オーバーフロー濾過システム!60cm水槽改造濾過槽の自作
オーバーフロー濾過システムで必要になる濾過槽を自作する方法を紹介します。60cm規格水槽を塩ビ板で仕切った3層式濾過槽の作り方を濾過槽の仕組みや詳細な寸法、自作に必要な道具、画像・動画による手順の説明を交えて解説します。

コスト面については、濾過槽などを自分で作ってしまうことで、ある程度抑えることが可能です。もちろん機能性の高いものを作ろうとすると大変ですが、それでもその大変さに見合うだけの価値はきっとあるはずです。

メリット

  • 大きな濾過槽を使用することができるので濾過能力が高い
  • 大きな濾過槽を使用することで全体の水量が増え環境が安定する
  • 水が飼育水槽から濾過槽に落ちるときに空気を巻きこむので溶存酸素量が増加し、濾過効率も高い
  • 飼育水槽にはあふれた水を濾過槽に送るパイプがあるだけなのでスペースを有効に使える
  • 濾過槽およびキャビネットにヒーターやクーラー、殺菌灯などの目立つものをスッキリ収納できる
  • 何か機材を増やしたくなっても濾過槽やキャビネットをいじるだけでよく、拡張性が高い
  • 日頃の管理はウールボックスのウールを交換するだけでよく、水換えも濾過槽でできるのでメンテナンスが楽

デメリット

  • 値段がかなり高い
  • 水量が多い=重量が大きいので、床の補強が必要になる場合がある
  • システムが大規模になって場所をとることになりやすい
  • 落水音が大きく静音性が低い
  • 飼育水槽から濾過槽に水が落下する際に、水中の二酸化炭素が逃げる(水草育成に不利)
  • 設置に多少の工作技術が必要

こんな水槽に最適!

大型水槽・大型生体の飼育水槽

濾過能力が非常に高くメンテナンスもしやすいため、大型肉食魚や亀・水棲爬虫類など水を汚しやすい生き物の飼育に最適です。ある意味上部フィルターの上位互換的な存在です(お金がかかるという大きなデメリットがあります…)。私も90cm水槽でニホンイシガメをオーバーフロー式の濾過を利用した水槽で飼育しています。

90cm水槽
メイン水槽である90cm規格水槽に関連する記事のまとめです。亀飼育では珍しいレイアウト水槽に、アクアリウムの技法を取り入れてチャレンジしています。ニホンイシガメを中心に、日本産淡水魚やエビなどで和をモチーフにした水景の実現を目指しています。

とにかく濾過能力が高いので、ある程度であれば過密な水槽も維持可能です。アクアリストなら一度は憧れる、濾過システムの最高峰と言えるかもしれません。

海水水槽(マリンアクアリウム)

海水水槽では要求される濾過能力が高いため、オーバーフローが採用される場合が多いです。また、スッキリした水槽を作りやすいので見栄えが良くインテリア性が高い水槽を作りたい場合にもお勧めです。

こんな水槽には不向き!

水草水槽・小型水槽

本水槽から濾過槽への落水時に水中の二酸化炭素が逃げてしまうため、水草水槽には向きません。小型水槽には不向きなわけではありませんが、システムが大規模で場所をとりお金もかかるので、スペースとコストを抑えたい人の多い小型水槽ユーザーはあまり採用していません。

その他のフィルター

今まで紹介したフィルター以外にも、主に海水水槽で使われ、物理濾過メインのプロテインスキマーや、魚などの糞を集めて掃除しやすくしてくれるフィッシュレット(濾過能力はないので厳密にはフィルターではないです)、硝酸塩を還元し窒素として空気中に逃がしてくれる還元濾過フィルターなどがあります。通常の淡水性の生物の飼育ではあまり必要ないと思われますが、一段階上の飼育を目指す方は調べてみるのもよいでしょう。

濾過フィルター別評価のまとめ

最後に濾過フィルター別の評価を表にまとめています。項目ごとに点数が高いほうが高評価という意味です。なるべく客観的な評価をしたつもりではありますが、少なからず私個人の主観が入っているため、参考程度に考えて下さい。

評価 外部式 上部式 底面式 外掛け式 投げ込み式 スポンジ オーバーフロー
価格 2 3 4 4 5 4 1
濾過能力 3 4 4 2 1 2 5
水草育成 5 3 3 4 2 3 3
メンテナンス 3 4 1 4 2 2 5
静音性 5 2 4 4 3 3 2
インテリア性 4 2 4 3 1 1 5
適する環境 水草水槽 生体メイン水槽 60cm以下の水槽 小型水槽 サブフィルター 稚魚水槽 大型魚水槽

このカテゴリの記事をここまで読んできた人なら、濾過についてかなり知識が増えてきたと思います。そして今回の記事で遂に、濾過フィルターについてもある程度理解できたことでしょう。濾過フィルターの概要がつかめたら、いよいよ水槽の立ち上げに挑戦してみましょう!

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以上、濾過フィルターの種類と特徴・選び方についてまとめてみました。フィルターごとに一長一短があることがおわかりいただけたでしょうか?自分の作り上げたい環境に合わせて適切なフィルターを選んでくださいね! また、上で挙げたのはフィルターの種類ごとの大まかの特徴なので、商品によっては当てはまらないものもあるかもしれません。フィルターを購入する際はその商品の特徴なども加味してください!

コメント

  1. ZABUman より:

    初めまして。いつも大変参考にさせていただいております。
    私は現在クサガメを飼育中でありまして、重量の問題で60cm水槽での飼育をしています。
    そこで質問といいますか助言を頂きたいところなのですが…
    現在2/3程度の水位に60~90cm規格の外部フィルター&リング濾材を入れた投げ込み式フィルターの兼用で濾過を回しているのですが、やはり濾過がなかなか追いつきません
    今後、水槽上部に囲いとバスキングスポットを設け水量を増やしてみようと検討中なのですが。
    そうなった場合、上部はバスキングスポットとなるので上部濾過は置けない
    下段に濾過槽を設けてサイフォン式OFは築年数の古い家屋2Fなので重量的に不安
    という所で考えが行き詰まりまして…
    今のところ外部&投げ込みサブ&自作の流動濾過を作成して試してみる等も考えているのですが、水棲亀飼育で流動濾過という例がなかなか見つからず効果の程がいまいち不安です;
    いい案が御座いましたら助言をお願い致します!

    • K-ki K-ki より:

      ZABUmanさん、こんばんは。コメントありがとうございます。

      この手の話では、まずは亀の甲長を把握しないと適切なアドバイスをしにくいので、できれば補足をお願いします。

      また、濾過が追いつかないというのは具体的にどんな状況でしょうか。アンモニア・亜硝酸がゼロにならないのか、硝酸塩が蓄積して水質が酸性に傾くのか、またはもっと別の状況でしょうか。その点も詳しく教えていただきたいです。

      どちらにしろ、水量を増やそうという方針は間違っていないと思います。上部濾過を置けないことが問題になるのでしたら、例えば60×45cmの60ワイド水槽を導入して水量を増やすのも一つの方法ではないでしょうか。

      流動濾過を付加すればろ過能力は向上すると思いますが、それで問題が解決するかと言われると状況次第のところが多分にあります。まずは上にも書いたように、甲長と水質を補足願います。

      • ZABUman より:

        こんばんは。お返事ありがとうございます。
        説明不足で申し訳ありません、まず亀の甲長ですが、先月の測定で甲長16cmのクサガメです。
        水質の状況はアンモニア・亜硝酸がゼロにならないといった状況です。
        糞と食べ散らかした餌などはすぐに取り除き、全量ではなく1/3、1/2程度の量でまめな換水も続けながら様子も見ているのですが検出0にならず安定してくれません。
        60規格の水槽に2/3程度の水量、濾過方法が外部フィルターと投げ込み式、生体が熱帯魚ではなく、水を汚しやすい亀
        というのが総合的に駄目だったのだろうか、と半分諦めつつもあったのですが
        やはり水換えから水換えまでの期間も出来る限り良い水質の環境にしたいと思いまして…
        更なる補足ですが、昨日から水槽に細工を施して水量を増やしてみました。
        元々深めの水深には慣れていたので泳ぎは問題無さそうで、バスキングのためにスロープを登る等は大丈夫でしたが、念のため今日は夜中もまめに様子を見ようと思います。
        あとは水量の増加で変化があればいいのですが。

        • K-ki K-ki より:

          補足ありがとうございます。

          甲長16cmで60cm規格水槽に3分の2の水量ですと、やはり水量不足が大きな原因となっているように思います。この環境だと水量はせいぜい40リットル程度、一方で亀の体重は300g程度といったところでしょうか。

          300gの体重を仮に金魚に換算すると、10cmオーバーのかなり成長した金魚で12匹、5cm程度のちょっと大きめのカラシンサイズでは200匹に相当します(参考:金魚の大きさと体重の比較)。明らかに過密なので、アンモニア・亜硝酸がゼロにならなくてもちょっと仕方ないと思います…。

          この環境では、まずろ過装置よりも水量アップが必須です。正確なデータはないのであくまでも私のカンですが、せめて1.5倍、できれば2倍の水量は欲しいところです。それくらいの水量があれば、上部フィルターで亜硝酸ゼロくらいまでは行けそうな気がします。

          ここまでの話でわかるように、亀と魚では体重≒水の汚し方にかなり差があるので、フィルターで濾過能力向上を狙うならそれなりに濾材量と水量が必要です。フィルターの種類は十分なろ材の量が確保できてメンテナンスしやすければ良いので、その条件をみたすのであれば外部+流動濾過でも構いませんが(投げ込みの効果は気休め程度だと思います)、フィルターの数を増やすなら大きな上部フィルターを一つ使用したほうがメンテナンスは楽になります。

          ちなみに亜硝酸がゼロになったとしても、硝酸塩が蓄積してすぐにpHが下がってくると思うので、水換えはやはりこまめにしてあげるほうが良いと思います。

          • ZABUman より:

            こんばんは。何度もお返事頂きありがとうございます。
            やはり水量が1番の問題でしたか…。確かに体重で置き換えてみると水量に対して過密ですね…。
            現在は家屋の老朽と重量の問題で60cm水槽飼育ですが
            以前住んでた環境では、90cm水槽に60cm濾過槽のサイフォン式オーバーフローだったので、
            私のはベアタンクで殺風景でしたが、筆者さんのイシガメ水槽と同じような水量と濾材量を確保出来ていたのでここまで水質に悩む事が無かったのですよね;
            とりあえずは60cm水槽2/3から満水まで水量は増え、流動ろ材も今日届いて導入してみたのでしばらく様子を見ていき、それでもダメだった場合、次の手は60ワイドや上部に変更等も検討して考えてみます。
            ちなみに、投げ込み式は、元々エアーストーンだけ入れていた時に
            気泡に乗って浮く→落ちたらまた気泡の上まで…という遊んでいる?様な光景や、気泡の上で気持ちよさそうにしているのを見たのがキッカケで
            なんかエアレーションの上気に入ってるし…どうせならリングでも入れて投げ込み式入れとくか…。
            程度の発想なので、濾過というよりも、うちのカメの遊び道具?的な目的の方が強いのです…w
            度々ながら私事の問題に親切に対応して頂き本当にありがとうございます!
            大変参考にさせて頂いてますし、応援してます。そして楽しんでます!
            これからも新しい記事を楽しみにしてますので頑張ってください!

          • K-ki K-ki より:

            参考になりましたら幸いです。また、応援いただきありがとうございます。今後もぼちぼち更新していきますので、よろしくお願いしますね!

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