トカゲ・ヤモリを飼育したい!ペット向けのおすすめ10種類

ペットとして人気のトカゲ

爬虫類の中でも、ドラゴンのようなかっこよさ、チョロチョロと動き回る可愛らしさなど、多様な魅力があるのがトカゲ・ヤモリの仲間です。一般的なトカゲに加え、ヤモリやイグアナ、オオトカゲ(モニター)の仲間も含めた「トカゲ亜目」という分類には、約4500もの種類が存在するとされていますから、様々な特徴を持ったトカゲがいるのも納得できますね。

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今回は、多種多様なトカゲの仲間から、「ペットとして飼いやすい」という条件をつけて、飼育におすすめの10種類を紹介します。いつもながら、多分に当サイト「AquaTurtlium」の運営者:K-ki(K-ki@AquaTurtlium)の独断と偏見によるところがありますが、できる限り初心者の方でも手を出しやすい種類を紹介しているので、これから爬虫類・トカゲ・ヤモリを飼ってみたいと考えている人は、参考にしてはいかがでしょうか。

フトアゴヒゲトカゲ

バスキングするフトアゴヒゲトカゲ
学名 Pogona vitticeps
英名 Central bearded dragon
分類 イグアナ下目アガマ科アゴヒゲトカゲ属
原産地 オーストラリア
飼い易さ ★★★★★
値段 1万~3万円程度
全長 約40cm~50cm程度(尾長20~25cm程度)
寿命の目安 約10~15年程度

近年のペット向けトカゲの中で最も人気がある種は、間違いなくこのフトアゴヒゲトカゲトカゲでしょう。フトアゴヒゲトカゲはイグアナ下目アガマ科に分類され、イグアナのように少しトゲトゲした見た目がかっこよくて人気があります。

また、体色や身体的特徴の異なる様々な品種が存在するのも本種の魅力です。単純な色合いを示すイエロー系、レッド系などに始まり、鱗が半透明なトランスルーセント、トゲの少ないレザーバックなど、品種数は現在も増え続けています。

フトアゴヒゲトカゲは乾燥地帯に生息する種類であるため、湿度や飼育ケージ内の衛生面の管理がしやすいです。また、ペット向けに流通している個体は養殖個体であるためか、人間に対する警戒心が比較的薄く、慣れやすい点もペットに適しています。頑強で入手しやすく、繁殖も容易なことから、トカゲ飼育の入門種として安定的な人気を誇っています。

幼体のときはコオロギなどの昆虫が主な餌ですが、成長するに連れて植物質のエサがメインに変化する点も、飼育の手間が軽減される長所と言えるでしょう。

ローソンアゴヒゲトカゲ

ローソンアゴヒゲトカゲ(ランキンスドラゴン)
Zwergbartagame (Pogona henrylawsoni) / Melanie Jäger
学名 Pogona henrylawsoni
英名 Rankin’s dragon
分類 イグアナ下目アガマ科アゴヒゲトカゲ属
原産地 オーストラリア
飼い易さ ★★★★★
値段 1万~3万円程度
全長 約30cm程度(尾長15cm程度)
寿命の目安 約10~15年程度

ローソンアゴヒゲトカゲはフトアゴヒゲトカゲによく似ながらも少し小型のトカゲで、ランキンスドラゴンの別名でも知られています。フトアゴヒゲトカゲに似た小型種として人気上昇中で、フトアゴほどではないものの色々な品種が存在します。

身体的な特徴としては、フトアゴに比べると下顎や体側にあるトゲが目立たず、頭部がやや大きい傾向にあり、どちらかと言うとコミカルな印象です。原産地もフトアゴヒゲトカゲと同じオーストラリアですが、本種のほうがやや北寄りの地域に生息しています。

生態や飼育方法はフトアゴヒゲトカゲによく似ており、同様の飼い方で問題ありません。飼育スペースの制約が大きい日本では、今後さらに人気が増してくると思われます。

アオジタトカゲ

アオジタトカゲ
Blotched Blue-tongue Lizard / mellow cat
学名 Tiliqua sp.
英名 Blue-tongued skink
分類 トカゲ亜目トカゲ科アオジタトカゲ属
原産地 インドネシア、オーストラリア、パプアニューギニア
飼い易さ ★★★★★
値段 1万~3万円程度
全長 約20~70cm程度
寿命の目安 約10~20年程度

真っ青な色をした舌が特徴的なアオジタトカゲは、トカゲ亜目トカゲ科アオジタトカゲ属に分類されるトカゲの総称で、鱗が綺麗に並んだすべすべの体表を持つ、いわゆる「スキンク」と呼ばれるグループに属します。アオジタトカゲ属には8種ほどのトカゲが分類される考えられており、ペット向けの種としてはオオアオジタトカゲやハスオビアオジタトカゲが良く知られています。

フトアゴヒゲトカゲと並ぶペットリザードとして非常に有名です。ペットらしいのがフトアゴだとすれば、爬虫類らしいのがアオジタと言えるでしょう。

太めの体型に短い四肢が属内全種に共通した特徴ですが、体長、生態や生息地にはかなり幅があり種類によって飼育方法も微妙に変える必要があります。例えば、全長約70cm程度とかなり大きくなる最大種のオオアオジタトカゲの場合、湿度の高い熱帯雨林が主な生息地なので、飼育下でも比較的湿度を高めに保つ必要があります。

ただ、種による飼育環境の差が多少あるとは言え、基本的には丈夫なグループで、飼育も難しくありません。食性は雑食で、フトアゴと同様に成長するに従って植物質の餌の割合を増やしてやりましょう。幼体の時期はコオロギなどの昆虫より、マウスを与える場合のほうが多いようです。

また、アオジタトカゲは「卵胎生」という少し変わった繁殖方法を取るトカゲです。卵が孵化するまでメスが体内で保護し、幼体を直接産むと方法ですね。爬虫類の多くは卵を産む卵生ですが、アオジタトカゲを含むスキンクの仲間では卵胎生の種が多くいます。

オニプレートトカゲ

オニプレートトカゲ
学名 Broadleysaurus major
英名 Sudan plated lizard
分類 トカゲ亜目カタトカゲ科プレートトカゲ属
原産地 アフリカ大陸中央部~南部
飼い易さ ★★★★★
値段 5000~1万円程度
全長 約40~50cm程度
寿命の目安 約10年程度

オニプレートトカゲは、トカゲ亜目カタトカゲ科プレートトカゲ属に分類される地表棲の昼行性トカゲです。スキンクの仲間ではありますが、ゴツゴツとしたウロコを持っており、爬虫類らしさを感じられるカッコいい姿から人気も高いです。

オニプレートトカゲは、とにかく丈夫で、性格が温和で人間にも慣れやすく、安価で入手性も高いため、まさに初心者でも安心して飼える入門種と言えるでしょう。また、昼行性のトカゲとしてオーソドックスな方法で飼育できるため、爬虫類の飼育技術を身につけるという観点からもおすすめできます。

ただし、流通している個体のほとんどが野生採取個体(WC)であることは知っておきましょう。エキゾチックアニマルの飼育では、ペット向けの乱獲がその種の生存を脅かすことが少なくありません。幸い本種は絶滅の危機に瀕してはいませんが、爬虫類を飼う場合には野生下で暮らす生き物に負担をかけない飼育下繁殖個体(CB)を購入すべき、ということは知っておきましょう。

ヒナタヨロイトカゲ

ヒナタヨロイトカゲ
学名 Cordylus tropidosternum
英名 East African spiny-tailed lizard
Tropical girdled lizard
Dwarf sungazer
分類 トカゲ下目ヨロイトカゲ科ヨロイトカゲ属
原産地 ケニア、コンゴ民主共和国、ザンビア、ジンバブエ、タンザニア、マラウィ、モザンビーク、ボツワナ、南アフリカ共和国
飼い易さ ★★★★☆
値段 5000~1万円程度
全長 約15cm程度
寿命の目安 約5~10年程度

トカゲの魅力には色々ありますが、ゴツゴツとしたかっこよさに惹かれる人は多いと思います。そんな人には、名前からしてカッコいいヨロイトカゲの仲間がおすすめです。ヨロイトカゲの仲間の多くは全身が硬いウロコに覆われ、尻尾はゲトゲとしていてまるで怪獣のようなカッコいいフォルムをしています。

このグループでは、オオヨロイトカゲやアルマジロトカゲが有名ですが、これらの種類は非常に高価で簡単に手を出せるトカゲとは言えません。そこで初心者におすすめなのは、安価で流通し、ヨロイトカゲらしいゴツゴツとした雰囲気をしっかり持ったヒナタヨロイトカゲです。

ヒナタヨロイトカゲは全長約15cm程度と小型で、販売価格は1万円程度です。スペースを取らずコストも控えめなので手を出しやすいですが、ヨロイトカゲの仲間は全般的に陰気で隠れていることが多く、飼っていてもイマイチ楽しくないという意見もあります。また、オニプレートトカゲと同じくWC個体がほとんどで、さらにこちらは保護の対象(CITES II)にもなっている点が気にかかりますね。

初心者でも飼育はできますが、長く面倒を見れるか特によく考えてから飼い始めるようにしましょう。

ニホントカゲ

ニホントカゲ
Photo of a Plestiodon taken in Charleston, SC in 2011. / Kris Kelley
学名 Plestiodon japonicus
英名 Japanese five lined skink
分類 トカゲ下目トカゲ科トカゲ属
原産地 日本
飼い易さ ★★★☆☆
値段 2000円程度
全長 約15~25cm程度
寿命の目安 約5~10年程度

ニホントカゲは日本で広く見られるスキンクの仲間で、すべすべした質感の小型種です。生体の体色は赤~褐色が掛かった色合いですが、幼体時は黒地に金色のライン模様が入り、尾は青いと非常に鮮やかです。日本の広い地域に分布していると思われがちですが、本種は西日本のみに生息し、東日本にはよく似た別種のヒガシニホントカゲが、伊豆諸島にはオカダトカゲが生息しています。

在来種のため飼育は簡単かと思いきや、そうでもありません。外国産の他種と同様、温度、湿度、栄養、照明などをしっかりと管理してやって初めてまともに飼育できると考えたほうが良いでしょう。在来種であり日本の気候に適応できるという長所を活かすなら、屋外飼育を検討するのも一つの方法です。

自然環境では自分の好きな場所に移動できますが、飼育下のトカゲはケージの外には出られません。ケージ内に生存に必要な環境がなければ、ゆっくりと死んでしまうということです。特に幼体は、色合いが美しく野生個体を捕まえて飼育を開始するきっかけになりやすいですが、体力がなくすぐに弱ってしまうため注意が必要です。

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ニホンカナヘビ

ニホンカナヘビ
Japanese Grass Lizard (Takydromus tachydromoides) / Alpsdake
学名 Takydromus tachydromoides
英名 Japanese Grass Lizard
分類 トカゲ下目トカゲ科カナヘビ属
原産地 日本
飼い易さ ★★☆☆☆
値段 1000円程度
全長 約15~25cm程度
寿命の目安 約5~10年程度

ニホンカナヘビは、ニホントカゲと同じく日本在来種のトカゲで、つるつるすべすべのニホントカゲに対し、ガサガサとした硬い茶色のウロコに覆われた体表と、尾が長く少しほっそりとした体型が特徴です。分類としてはトカゲ下目カナヘビ科カナヘビ属に属し、ニホントカゲの生息域が西日本に限られるのに対し、本種は北海道から吸収まで日本の幅広い地域に生息しています。

ニホントカゲと同じく在来種でありながら、飼育は特別に易しいわけではなく、むしろニホントカゲよりも難しい面を持ってます。特に冬場の管理が難しく、冬眠中や冬眠明けに死なせてしまう人が多いと言われています。

また、在来種であり野外採取すれば生体にお金がかからないためか、適切な飼育環境を整えずに死なせてしまう場合も散見されます。紫外線ライトや保温ライトを用意せずに日光浴をさせ、それによって熱中症になって死んでしまうことが多い印象です。在来種だからと侮らず、しっかりとお金をかけて飼育環境を整えるのが飼い主の責任です。

ヒョウモントカゲモドキ(レオパ)

ヒョウモントカゲモドキ(レオパードゲッコー)
Eublepharis macularius / Matt Reinbold
学名 Eublepharis macularius
英名 Leopard gecko
分類 ヤモリ下目ヤモリ科アジアトカゲモドキ属
原産地 インド、パキスタン、アフガニスタン
飼い易さ ★★★★★
値段 5000~1万円程度
全長 約18~25cm程度
寿命の目安 約10~15年程度

ヒョウモントカゲモドキは、レオパードゲッコー(通称レオパ)の名前でも知られる、ペットとして非常に人気の高いヤモリです。インド、パキスタン、アフガニスタンといった南アジア地域が原産の地表棲・夜行性種で、外見が可愛らしく、丈夫で飼いやすいことから非常に人気があります。

さらに、流通量が多くて価格も安いため入手し易く、おとなしくてハンドリングが可能、品種が多いなどの長所もあり、ペットとして最も有名かつ人気がある爬虫類を挙げるとすれば、有力候補になることは間違いありません。

特に品種の豊富さは凄まじく、あまり詳しくないK-kiの知るだけでも、アルビノ、ハイポタンジェリン、スノー、マックスノー、スーパーマックスノー、エニグマ、ラプターなど、枚挙にいとまがありません。数多い品種から自分のお気に理を探すだけでなく、比較的手軽に自分好みの品種を作り出せるところも大きな魅力でしょう。

飼育、繁殖はともに容易です。乾燥系であり飼育環境を整えるのは比較的簡単で、夜行性のため紫外線もあまり必要としません。エサが活き餌中心になるのが飼育場唯一とも言える難所ですが、近年は人工飼料も登場しているので、多少はその手間も軽減されています。

ニシアフリカトカゲモドキ

ニシアフリカトカゲモドキ
Hemitheconyx caudicinctus / Hexasoft
学名 Hemitheconyx caudicinctus
英名 African fat-tailed gecko
分類 ヤモリ下目ヤモリ科フトオトカゲモドキ属
原産地 アフリカ大陸中西部沿岸域
飼い易さ ★★★★★
値段 1万~3万円程度
全長 約20~25cm程度
寿命の目安 約10~15年程度

ニシアフリカトカゲモドキは、アフリカ大陸の中西部に生息するヤモリの仲間です。ヤモリの仲間としてはヒョウモントカゲモドキ(レオパ)に次ぐ人気種で、レオパほどではないものの品種も豊富です。

見た目もレオパによく似ていますが、ニシアフリカトカゲモドキの方が全体的にずんぐりむっくりとした体型をしています。本来は体色や模様も全く違う種類ではあるのですが、両種ともに色彩変異の品種が多く、体色や模様だけでは区別がつけにくいこともあります。

レオパに比べると湿度がやや高い環境を好むとされますが、どちらも地表棲・夜行性のヤモリであり、基本的な飼育方法はほぼ同じです。

マダガスカルヒルヤモリ

マダガスカルヒルヤモリ
学名 Phelsuma madagascariensis
英名 Madagascar day gecko
分類 ヤモリ下目ヤモリ科ヒルヤモリ属
原産地 マダガスカル
飼い易さ ★★★★☆
値段 1万~2万円程度
全長 約20~25cm程度
寿命の目安 約5~10年程度

マダガスカルヒルヤモリは、ライトグリーンの体色が非常に派手なヤモリで、グランディスヒルヤモリやオオヒルヤモリなどの名前で呼ばれることもあります。上で紹介した2種と同じヤモリの仲間ですが、マダガスカルヒルヤモリは樹上性・昼行性であり、その生態はレオパやニシアフとはかなり異なります。

レオパやニシアフを飼育すると分かりますが、これらの種は夜行性のため昼間はほとんどシェルターに隠れています。それに対し昼行性のマダガスカルヒルヤモリは、明るい時間に活発に動き回るので、単純に見ていて楽しめるヤモリだといえます。

その反面、昼行性のため飼育時には紫外線ライトが必要ですし、樹上性なので高さのあるレイアウトを作るこんでやる必要があります。レオパなどに比べると少し手はかかりますが、丈夫であり飼育、繁殖は容易なため、初心者を含めた幅広い人におすすめできます。

トカゲ・ヤモリを飼育するための基礎知識

ペットとして飼いやすいおすすめのトカゲ・ヤモリの仲間を10種紹介しました。これを踏まえ、実際にトカゲやヤモリを飼育する際の注意点を簡単に紹介しておきましょう。

個人的には、爬虫類を飼育する際には最低でも以下の6項目についてはしっかりとした飼育技術を習得する必要があると思っています。

  • 温度管理
  • 湿度管理
  • 照明管理
  • 栄養管理(エサ)
  • 衛生管理
  • ケージ内のエンリッチメント(隠れ家やレイアウトの工夫)

以下では、上記のポイントを抑えた飼育を行う方法を、簡単に説明しておきます。

飼育容器

飼育環境の用意にあたっては、まずは十分な広さを確保できる飼育ケージを用意する必要があります。トカゲやヤモリの飼育では、最低でも横幅が全長の2~3倍、奥行きは全長よりも大きいサイズの飼育容器が必要です。

飼育容器としては色々なものが使えますが、このような爬虫類専用の飼育容器を使うのが最も世話がしやすくて便利です。特にエーハイム製のレプタイルケージは、フレームなどがなくケース自体の見栄えが非常に良いのでおすすめです。

保温ライト・ヒーター

水槽内の温度を保つには、ヒーターとサーモスタットを利用します。爬虫類は変温動物であり、状況に応じて適切な温度の場所に移動して体温をコントロールするため、飼育容器内の温度を一定に保つのではなく、水槽内に温かいところと涼しいところを作ってトカゲ自身が自分で好きな温度の場所を選べるようにしてやる必要があります。

ヒーターには保温時に光を発するライトタイプと、熱だけを発するヒータータイプがあり、飼育容器内を常時温めるためにはヒータータイプを、昼間にバスキングをさせるためのホットスポットを作るためには、光を発するライトタイプを使用するなど、上手く使い分けるようにしましょう。

また、一定の温度を保つためにはヒーターと併せてサーモスタットを利用する必要があります。

爬虫類飼育の必需品!ジェックス タイマーサーモで温度と照明を一元管理
爬虫類飼育では必要不可欠とも言える、照明と温度を連動して一元管理できる飼育用品「ジェックス タイマーサーモ」を紹介します。名前の通り、タイマーとサーモスタットが一体化した製品で、照明点灯時(昼)の目標温度と、照明消灯時(夜)の目標温度を別々に設定できます。

こちらで紹介しているタイマーサーモは、昼と夜で別々の温度を設定したり、温度設定に合わせて照明のオンオフをコントロール出来たりと、非常に便利な製品です。

紫外線ライト

詳しい説明は省きますが、爬虫類(特に昼行性の種類)が健康に生きていくためには、日光に含まれる紫外線を浴びて体内でビタミンDを合成する必要があります。ビタミンDが不足するとカルシウムの吸収が阻害され、骨格などの形成に悪影響が出てしまうのです。

飼育下では、日光浴をさせられないことも多いため、人工的に紫外線を発する紫外線ライトを使用してビタミンDの合成を助けます。この際は、飼育ケースの中で特に暖かいスポットを作り、日光浴をするかのように爬虫類が体を温めつつ紫外線を浴びられるような環境(バスキングスポット)づくりが必要になります。

床材

飼育する爬虫類の好む湿度に合わせて、床材は湿度を保ちやすいもの、保ちにくいものなどを選んで使用します。乾燥系の種類なら砂系の床材、多湿系の生体ならヤシガラ土などの保湿性に優れた床材を使用する、といった具合です。

それに加えて、排泄物の処理しやすさや、地中に潜る性質のある生体が潜れるかなど、管理面や飼育している種類の生態に照らし合わせた適性などを考慮して、扱いやすい床材を選びましょう。

エサ

多くのトカゲ・ヤモリの仲間は小さな生き物を食べるため、コオロギやデュビア、ミールワームなどの餌用昆虫を与えることになります。種類によっては草食傾向の強いものもいるため、必要に応じて野菜やフルーツも与えましょう。

ただし、野生下の爬虫類はいつもコオロギばかり食べているわけではなく、色々なエサを食べています。そのため、飼育下では栄養の偏りが生じやすいことが知られています。

これを防ぐため、餌となる昆虫にサプリメントをまぶしてから食べさせるダスティングや、餌昆虫に爬虫類が必要とする栄養素を含む食べ物をあらかじめ食べさせ、栄養を蓄積させておくガットローディングと呼ばれるテクニックを駆使します。

エサを食べているから大丈夫という考え方は改め、飼育生体が摂取すべき栄養素をよく知って、栄養バランスに優れたエサを与える必要があります。

普段の世話

しっかりとした飼育設備を整えられれば、日常的に行う世話は、「霧吹き」「えさやり」「排泄物除去」くらいになります。あとは、日頃から飼っている爬虫類をよく観察して、異常があったときにすぐ気付けるようにしておきましょう。

ハンドリングは爬虫類にとっては不要な行為ですが、これを通じて生体の観察が深まる面もあります。ハンドリングに適さない種類でないなら、観察の一環としてたまにハンドリングする程度は問題ないでしょう。

また、異常があったときにすぐに駆け込めるよう、近場で爬虫類に精通した動物病院を探しておく必要があります。

飼育環境のエンリッチメント

床材を敷いてシェルターをおいただけのシンプルな飼育環境はメンテナンスはしやすいですが、生体にとっては変化・刺激がなくストレスになる場合があります。人間だって何もない空間に閉じ込められたら気が触れそうになりますもんね。

これを改善しようという考え方が「環境エンリッチメント」です。具体的には、エサを与える時間を不定期にする、ピンセットで直接エサを与えるのではなく飼育ケース内にばらまいて自分で狩りをさせる、3次元的なレイアウトを作って立体的に動き回れる環境にするなど、生体に刺激や選択の余地を与える飼育環境づくりを行うことです。

長期的な飼育を考えるなら、こういった側面にも徐々に気を配れるようになりましょう。

生体以上に飼育設備にお金がかかる

飼育方法をここまで読んでもらえば分かるように、爬虫類の飼育には様々な飼育器具が必要で、トカゲやヤモリそのものよりも飼育設備を整えることに多額の費用がかかることも多いです。しかしこのコストを抑えようとすると、飼っているトカゲの体調が悪くなって死なせてしまうことにも繋がるので、必要な設備は確実に整えるべきです。

爬虫類の飼育では、生体はもちろん、飼育ケース内の環境を含めた空間をコントロールするという感覚を持つことが重要です。飼育環境の維持にお金がかかるのは当然と考えて、あまりケチケチしないほうが良いでしょう。結局は、そのほうが飼育生体の状態を良好に保てて、動物病院などの費用を抑えられるため安上がりになることも多いです。

トカゲ・ヤモリ以外の爬虫類

今回は、ペット向けの爬虫類としてトカゲ・ヤモリの仲間からおすすめできる種類を紹介しましたが、爬虫類にはこれ以外にもペットとして飼える生き物がたくさんいます。

例えば、カメの仲間はペットとして非常に人気があります。以下で人気の20種をまとめているので、ぜひこちらも読んでみてください。

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トカゲやヤモリというとあまり良い印象を持たない人も多いですが、最近はペットとしてかなり認知されてきています。今回紹介したように、非常に多種多様なトカゲやヤモリがいるので、その中から気に入った種類を探すのも楽しみの一つです。寿命が長い種類も多いので、最期まで面倒を見れるかよく考えた上で、ちょっと変わったペットとして一緒に暮らしてみてはいかがでしょうか。

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トカゲ・ヤモリを飼育したい!ペット向けのおすすめ10種類
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