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爬虫類飼育にスイッチボットを導入してできることと注意点

爬虫類飼育にスイッチボットを導入してできることと注意点

こんにちは!爬虫類とテクノロジーが好きなK-ki(K-ki@AquaTurtlium)です。

ここ最近のペット向けテクノロジーはなかなか進歩しており、「ペットテック」なんて言葉も生まれています。ペット向けの見守りカメラやGPSを内蔵した首輪なども普及してきましたし、オンラインでリモート診療してくれる動物病院なんていうのも出てきているようです。

ペットテックの対象はやはり犬猫が中心になりはしますが、もちろんこのサイトの読者さんたちが好きであろう爬虫類や両生類の飼育に活用できる機器もあります。今回紹介するスイッチボット(SwitchBot)は、そんな爬虫類・両生類向けのハイテクデバイスとしても活用できる機器の一つです。

スイッチボット(SwitchBot)とは

スイッチボットは、スマートプラグやスイッチを自動化する機器などのスマートホームデバイスを扱っているブランド及び企業の名称です。SwitchBot社は中国の企業で、日本国内においては株式会社グリーンハウスが代理店となって販売やサポートを行っています。

スイッチボットが販売しているスマートホームデバイスは非常に種類が多く、見守りカメラ、スマートプラグ、スマートロック、スマートカーテンなど多岐にわたります。その中で爬虫類飼育者にとって重要なのは「温湿度計」「プラグ」「ハブ」です。これに該当するデバイスとして、2022年5月時点で以下の6種類が存在します。

SwitchBot温湿度計

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スイッチボット(SwitchBot)
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SwitchBot温湿度計は、スイッチボットブランドにおけるオーソドックスな温湿度計です。見た目はデジタル表示の一般的な温湿度計ですが、Bluetooth接続によりスマートフォンアプリから温度・湿度を確認することが可能です。

さらに、後ほど紹介する「SwitchBot Hub mini」または「SwitchBot Hub Plus」と併用すると、データの記録期間が無制限になる、外出先などBluetooth接続ができない場所からもデータを見れるようになる等の機能向上が可能です。

飼育環境の温度・湿度管理が非常に重要な爬虫類や両生類の飼育では、温度・湿度を細かくモニタすることで生体の調子を把握しやすくなるなどメリットが大きいため、SwitchBot温湿度計を使った温度・湿度モニタがとても有効です。

SwitchBot温湿度計Plus

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SwitchBot温湿度計Plusは、SwitchBot温湿度計の画面を少し大きくしたモデルです。加えて、温度・湿度に応じて「快適度」を表示することができる、設置方法のバリエーションが多い等の点でSwitchBot温湿度計よりも機能が向上しています。

ただし、爬虫類・両生類の飼育という観点では画面の大きさ程度しか差はないので、基本的にはPlusではない通常の温湿度計で十分だと思います。

SwitchBotプラグミニ

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SwitchBotプラグミニはいわゆるスマートプラグというもので、コンセントと家電製品のプラグの間に挟むことで、家電製品の電源ON/OFFを管理できるようにしてくれるものです。温湿度計と同様にスマホアプリで操作可能です。

爬虫類・両生類の飼育においては、ライトなどの自動電源ON/OFFを行うために使用できます。こういった自動化は従来は以下のようなプログラムタイマーで行っていたと思いますが、スマホで操作でき扱いやすいため新規に導入する場合はこちらのほうが良いと思います。

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SwitchBotプラグ

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SwitchBotプラグは、プラグミニの旧モデルです。名前に反してプラグミニと大きさ的な違いはほとんどありませんが、LEDライトが大きい、Bluetoothに対応していない、という違いがあります。基本的には新モデルのプラグミニを使用したほうが良いでしょう。

SwitchBot Hub mini

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SwitchBot Hub miniは、スイッチボットブランドで販売されている「スマートリモコン」です。スマートリモコンというのは、テレビとかエアコンとかで使用する赤外線リモコンを、スマートフォンアプリ上で一括管理し、スマホからテレビやエアコンの操作ができるようにする、というものです。この手のデバイスはAmazon EchoやGoogle Homeと連携して音声による操作ができるものが多く、SwitchBot Hub miniもこれらのスマートスピーカーを介した音声操作が可能です。

さらにこのHub miniは、SwitchBotシーリズ製品と連携することで、SwitchBot製品を外出先からでも操作・確認できるようにしてくれます。SwitchBot製品は基本的にBluetoothによってデータをやり取りしていますが、Hub miniは無線LANに接続することができるため、SwitchBot製品のデータをHub miniが集約して外部ネットワークとの橋渡しをしてくれるわけです。

温湿度計とHub miniを連携すれば、外出先から飼育ケージの温度・湿度を確認したり、スマートスピーカーに飼育ケージの温度や湿度を教えてもらったり、ということができるようになるので、温湿度計単体で使用するよりもさらに便利にです。

SwitchBot Hub Plus

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スイッチボット(SwitchBot)

SwitchBot Hub Plusはその名の通りHub miniの上位版ですが、実はHub Plusのほうが発売されたのは前のようです。機能的にはHub miniとほとんど差はなく、本体がカラフルに光るイルミネーション機能があり、電源がmicro USBではなくACアダプタなのがHub Plusです。

個人的な好みもあるとは思いますが、余計な機能がない分安くて、場所も取らないHub miniを使っている人が大半ですし、K-kiもHub miniのほうをおすすめします。

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スイッチボットの長所

爬虫類や両生類の飼育に使えるSwitchBot製品を一通り紹介しました。これまでの内容からスイッチボットの長所はなんとなく分かってもらえたと思いますが、確認のためここでもう一度整理しておきましょう。

スマホで温湿度を確認できる

まず重要なポイントは、スマホのアプリで飼育ケージの温度・湿度を確認できることです。飼育ケージの前に行って温度計・湿度計を直接見なくても、スマホアプリから温湿度を確認できるのは地味ですがかなり便利です。

Hub miniを使えば外出先からも確認できるようになるので、出先でも飼育している生き物に問題が起こっていないか確認できます。また、SwitchBot温湿度計には温度・湿度が設定した範囲から外れるとアラートを飛ばして教えてくれる機能がありますが、Hub miniと連携していればこのアラートも外出先で受け取ることができ、異変に素早く気づくことができるようになります。

温湿度の履歴を確認できる

次に、温湿度の履歴が確認できるのも大きいです。普通の温湿度計はその時点の温度・湿度しか表示しませんが、SwitchBotアプリでは温度・湿度の変化をグラフ形式で確認できるため、温度・湿度が時間に応じてどう変化しているかも簡単に把握できます。

Hub miniとの連携なしの場合、過去30日間(温湿度計Plusの場合は過去68日間)のデータを遡って確認できますが、Hub miniと連携すれば遡れる期間は無制限になります。

無線でデータ計測ができる

また、SwitchBot温湿度計はケーブルがない(電源は電池)のもポイントが高いです。電源コードがごちゃごちゃしがちな飼育ケージ周りを多少スッキリさせてくれるはずです。

プログラムタイマーより扱いやすい

こちらは主観も多少あると思いますが、SwitchBotを使って機器の電源管理をするほうが、一般的なプログラムタイマーよりも扱いやすいです。プログラムタイマーの設定は直感的じゃなくていちいち説明書を取り出さないとわからなくなるんですが、SwitchBotプラグミニならスマホアプリから設定できるため扱いやすいです。

スマートホームデバイスとしても便利

Hub mini/Hub Plusは温度・湿度を外出先で見れるようにするだけでなく、本来の用途であるスマートリモコンとして使ってももちろん便利です。

特にGoogle HomeやAmazon Echoなどのスマートスピーカーと連携させると、テレビやエアコンをつけるといったちょっとした操作であればリモコンを探さずとも音声でやれるのがとても便利です。

スイッチボットの短所

上記のようにSwitchBot製品を爬虫類・両生類の飼育に利用すると、便利になる部分はたくさんあります。しかし、SwitchBotも良いところだけではありません。SwitchBot製品の弱点についても知っておきましょう。

ネットワーク環境に依存するため不安定

まず気をつけておきたい大きな弱点は、ネットワーク環境に依存することによる不安定さです。温湿度計のようなシンプルな機器はあまり壊れることはないですが、スマホで温度・湿度を確認する場合は、SwitchBot温湿度からBluetooth/Wi-Fi等による通信を行ってデータを読み取ることになるため、途中の通信が失敗するとデータを確認できなくなってしまいます。

つまり温湿度計自体の故障に加えて、ネットワーク機器の故障や停電等によっても温度・湿度を正しく検出できなくなることは理解しておくべきです。

多湿環境だと壊れやすいらしい

SwitchBot公式サイトの温湿度計のページには、爬虫類を含むペットなどの管理にも利用できる、というようなことが書いてありますが、その割に多湿環境には弱いようです。

参考SwitchBot(スイッチボット)温湿度計

Twitterでは以下のような書き込みもちらほら見かけますし、高湿度な環境で使う際は注意しておくに越したことはありません。

爬虫類・両生類飼育にスイッチボットを使用するポイント

ここまでに紹介してきたSwitchBot製品の特徴や長所・短所を総合して、爬虫類や両生類の飼育にSwitchBot製品を使う際のK-ki(K-ki@AquaTurtlium)なりのポイントをまとめると以下のようになります。

データ記録用途では非常に便利

爬虫類や両生類の飼育におけるSwitchBotの最もメジャーな用途は、やはり温湿度計による温度・湿度の計測です。飼育容器のそばで温湿度計を直接覗き込まなくて良い、というだけでも便利ですし、ハブまで揃えれば外出先でも温度・湿度を確認できてさらに便利です。外出時にアラート機能による津うつを受け取れるという観点からも、個人的にはハブも併せて購入するのをおすすめします。

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温湿度計とHub miniを併せて購入する場合は、こちらのセット商品が少し安くなっていてお得です。

ヒーター等の電源管理用途には推奨しない

SwitchBotプラグ(ミニ)を使用している場合、飼育用品の電源ON/OFFをSwitchBotで管理することができます。しかし、SwitchBotによる電源管理はライト等の生体の生死に直結しないものに限定したほうが良いです。

特に、Hub mini/Hub Plusを使用している場合に利用できる「シーン機能」と組み合わせて、SwitchBotで「温度が〇〇℃以上のときにヒーターをON、××℃以下のときヒーターをOFF」というサーモスタットのような動作をさせるのはやめたほうが良いです。

理由は、上にも書いた通りSwitchBot製品は機器の故障に加えてネットワークの不調によっても上手く動作しない可能性があるため、トラブルが起こる確率が高いからです。ライト程度ならON/OFFが上手くいかない日があってもすぐに生体にダメージを与えはしないでしょうが、ヒーターが意図したタイミングにON/OFFされないと熱すぎ・寒すぎにより生体に致命傷を与える可能性もあります。

少なくとも、K-ki(K-ki@AquaTurtlium)はこの用途にSwitchBotを使用するつもりはないです。サーモスタットなら、時間ごとに設定温度の切り替えもできるエキゾテラのタイマーサーモがおすすめです。

SwitchBotよりは高価ですが安心をお金で買っていると考えるべきでしょう。そもそも、飼育用品をケチる人に爬虫類飼育は向いていないと思います。

飼育データ管理サービス「RIUM」と連携してデータを一元管理

SwitchBotで温度・湿度を計測する場合、特にHub mini/Hub Plusと併用している場合は、いつでもどこでも過去も含めた飼育環境の温度・湿度を確認できるので非常に便利です。しかし、SwitchBotのアプリで確認できるのはあくまで温度と湿度だけで、この日この生体はどれくらいエサを食べた、どんな様子だったというような温湿度以外の飼育に関する記録を残すことはできません。

せっかく温湿度を記録するなら、併せてこれらのデータも記録していきたいと考えるのは自然なことだと思います。それを実現できるのが飼育データ管理・共有サービスの「RIUM」です。

アクアリウムや生き物の飼育データ管理・共有サービス「RIUM」

RIUMでは画像やタグで整理された飼育メモと、体重や給餌量などの数値データ(記録項目は任意に設定可能)を記録し、飼育生体や飼育環境を管理することができます。生物の種類や飼育用品についても膨大なデータベースが用意されており、この生体はなんという種類の生き物でどんな道具を使ってどうやって飼育されてきたのかが全て記録できます。

さらにRIUMには「SwitchBot連携機能」が用意されており、SwitchBot温湿度計/温湿度計プラスで計測したデータを、登録した生体・環境に自動的に紐づけて保存しグラフ化してくれます(ただし、SwitchBot連携機能を使用するためにはHub mini/Hub Plusのいずれかが必要)。

シカク(ニホンイシガメ) | RIUM - 1
RIUMでのシカクの記録(ページ上部)

シカク(ニホンイシガメ) | RIUM - 3
RIUMでのシカクの記録(ページ下部)

こちらはK-kiが自作の60cmオーバーフローアクアテラリウム水槽で飼育しているニホンイシガメ「シカク」のページです。画像1枚目がページの上のほう、2枚目が下のほうです。2枚目を見ると、手動で記録している食べたエサの量と、SwitchBot温湿度計(及び自作のデータロガー)から自動連携された温度・湿度等のデータがグラフ化されています。グラフ中の赤い三角形は、その時刻に飼育メモが登録されていることを表していて、タップすると記録内容を確認できます。

参考シカク(ニホンイシガメ) | RIUM

飼育データを丁寧に記録したい人にとっては、SwitchBot×RIUMの連携はとても有用なので、ぜひ試してみると良いと思います。RIUMでのSwitchBot連携方法については以下のツイートが詳しいので参考にしてください。

爬虫類・両生類飼育×SwitchBotのまとめ

今回は爬虫類や両生類の飼育に「SwitchBot」シリーズのスマートホームデバイスを使用する際に役立つ情報として、デバイスの選び方、おすすめの用途や注意が必要な使い方などを紹介しました。

テクノロジーの進歩により生き物の飼育も簡単・便利になってきてはいますが、道具を使う側の飼育者はそれぞれの道具の特性を見極めて適切に使う必要があります。よくわからない新技術に飛びついて、上手く使いこなせず生体を危険にさらしてしまうようなことがないように、よく理解して上手に活用していきましょう。

K-ki

ちなみに、上で紹介した飼育データ管理・共有サービスは、何を隠そうK-kiが開発・運営しているサービスです。リリース以来ユーザー数や登録生体の数等は順調に増えており高評を頂いているので、この記事を読んだ方もぜひ使ってみてください。また、ご意見・ご要望があれば柔軟に対応しますので、コメントやSNSでのDM等お気軽に連絡してくださいね!

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K-ki

K8ki・けーきはK-kiのシノニム。 AquaTurtlium(アクアタートリウム)を運営しています。 生き物とガジェットが好きなデジタル式自然派人間。でも専門は航空宇宙工学だったりします。 好きなことはとことん追求するタイプ。

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