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メダカの飼育容器の種類と選び方!睡蓮鉢・プラ容器等の長所や使い所

2020/09/27

メダカ飼育容器の種類・選び方 睡蓮鉢/プラ/発泡/水槽ほか

こんにちはー!アクアリストのK-ki(K-ki@AquaTurtlium)です。

今回はメダカの飼育容器について書いていきます。メダカは近年品種改良が盛んに行われており、観賞魚の中でもかなり人気のある魚種です。もともと日本原産の魚である上に、水田やその付近の水路に生息に生息していて高水温への耐性も高いことから、屋外飼育も可能であり様々な飼い方ができる魚です。

飼育環境の幅が広い分、飼育容器にもさまざまなものが使われており、かえって何を使ってメダカを育てればよいのかわからない、という人も多いでしょう。このページでは、メダカ飼育によく利用される飼育容器についてその長所と短所を解説し、どんな容器で育てればよいのか状況に応じたおすすめも紹介していきます。

メダカの飼育容器を選ぶポイント

上にも書いたとおり、メダカは丈夫で飼育しやすい観賞魚です。メダカを飼育してみようと思ったとき、まず最初に思い浮かぶ飼育容器は水槽かもしれませんが、メダカは水槽以外の容器でも飼育できます。メダカの飼育容器について、まずは選ぶ際のポイントから説明していきましょう。

飼育する場所で選ぶ

メダカを飼育する場所が、屋外か室内かで飼育容器は変わってきます。屋外で飼育にあまり馴染みがない人もいると思いますが、メダカのブリーダーや愛好家の多くは、スペースの都合をつけやすい屋外飼育をしていることが多いです。飼育容器に大型のものを使うことができて多くの個体を飼育できたり、水生植物などと一緒に飼育するビオトープを作成して植物とメダカを一緒に観賞して楽しめたりと、屋外飼育ならではの良さも多くあります。

屋内飼育の場合の飼育容器は基本的に水槽になりますが、飼育する匹数が1~2匹など少ない場合は、おしゃれなガラスのビンなどでの飼育も可能ですし、100円ショップで売られてるプラケースや大きめなタッパーなどでも飼育可能です。ただし、水質悪化が早くなるため小まめな水換えが必要になります。

飼育する匹数で選ぶ

飼育容器の大きさは、メダカを飼育する匹数で選びます。メダカは小さい魚なので生体から出る糞尿は少なく、金魚と比べると水を汚しにくいですが、それでも最低限必要な水量というものがあります。アクアリウムの世界では体長1cmにつき水1リットルというのが目安にされていますが、メダカ界隈ではメダカ1匹に対して水1リットルと言われることが多いようです。

実際のところ、どちらも多少余裕を持たせた数字なので、これ以上の過密飼育をしても、メダカが死ぬということはそう多くはありません。アクアリウムの基準のほうがやや余裕をもたせていて、メダカでよく言われる基準はもう少し余裕が少ないです。重要なのは、自分なりの最低限の基準を設けておくことで、極端な過密飼育にならないよう自衛することだと理解してください。

飼育する品種で選ぶ

飼育する品種によっても、適した飼育容器は変わってきます。白い容器での飼育が向いてる品種も、黒い容器での飼育が向いてる品種も存在します。例えば幹之メダカなどは、背中の青白く光る体外光を伸ばすために白い容器が向いています。一方で楊貴妃メダカや三色幹之メダカなどは、白い容器や水槽では体色が抜けることがあるため、黒い容器での飼育が向いています。

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睡蓮鉢

(ビオトープ)(めだか)益子焼 彩 古信楽 炭化 睡蓮鉢 隠れ家付 ビオトープセット(姫スイレン 白 ヒメダカ)(説明書付)

睡蓮鉢は、その名の通りスイレン等の水生植物を育てながらメダカをエビ(シュリンプ)タニシ等の生き物と一緒に育てることのできる飼育容器です。ビオトープとして、メダカの飼育から繁殖と植物の成長も一緒に楽しめます。

ビオトープとは

ビオトープは、ギリシャ語の「bios(命)」と「topos(場所)」を語源に持つ造語で、生物が生息している空間・環境のことを指します。ここでは、特に自然の水辺を意識して屋外に用意する飼育環境のことを指します。

メダカ飼育における睡蓮鉢の長所と短所をまとめると、以下のようになります。

ランニングコストを抑えられる

睡蓮鉢の長所の1つが、ランニングコストを抑えた管理が可能なことです。

睡蓮鉢でメダカを飼育する場合は、飼育環境作りに必要なものは睡蓮鉢、底砂、植物くらいです。屋外であり電源が取れないため、水槽飼育のようなエアレーション、フィルターやライトなどの飼育器具は基本的に使用しません。代わりに、一緒に育てる水草等の根部分に定着するろ過バクテリアの働きで水の汚れを分解し、ろ過バクテリアが分解した汚れは植物が養分として吸収する、というサイクルによって水質を維持します。また、屋外であり太陽光を十分に浴びることができるため、屋内でライトを使用して植物を育てるよりも植物は早く丈夫に育ってくれます。

このように電気を使用しない管理が可能な睡蓮鉢は、水槽飼育等と比べるとランニングコストの面で優位性があります。

水換えの頻度を下げやすい

また、水換えにかかる手間を抑えられることも睡蓮鉢のメリットです。水草を多用する睡蓮鉢でのメダカ飼育では、上記の通り植物が水質維持に大きく貢献してくれます。飼育するメダカの匹数にもよりますが、極端な過密飼育の場合以外は、他の飼育容器を使って屋外飼育する場合より水換えの頻度を減らせるでしょう。飼育環境とメダカの数にもよりますが、メダカビオトープでは工夫すれば1ヶ月以上水換えをせずに飼育できるような環境を作ることも可能です。

上からしか観賞できない

一方、睡蓮鉢飼育には、観賞方法が上見のみとなり、横からメダカを観察できないという短所があります。基本的にメダカは上見で眺めて色彩を楽しむことが多いですが、ヒレが長い品種など横から見ることで美しさを堪能できる品種の飼育には不向きと言えるでしょう。

植物に虫がつくこともある

もう一つ短所を挙げると、睡蓮鉢を使ったビオトープでは、育てている植物にハエ、蜂、蝶などの虫が付くことがあります。自然環境を意識した飼育環境を作るビオトープでは、ある意味良い環境が整えられていることの証でもありますが、虫が苦手な人は注意が必要です。

プラスチック容器

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最近は、メダカ飼育専用のプラスチック容器も販売されていますが、おそらく一番メダカ飼育で使われているプラスチック容器はNVボックスではないかと思います。プラスチック容器でメダカを飼育するメリットとデメリットをまとめると、以下のようになります。

価格が安い

プラスチック容器の魅力は、低価格であることが一番です。NVボックス #13の場合だと、約12Lの水量の容器が300円~500円程度の価格で購入できます。

軽くて持ち運びやすい

また、プラスチック容器は軽いため持ち運びが楽です。新たに飼育容器を立ち上げる場合、重い容器だと設置が結構な重労働になってしまいますが、プラスチック容器は軽く持ち運びが楽なので手軽に設置できます。

積み重ねて収納できる

また、多くのプラスチック容器は重ねられるような形状に作ってあります。使わなくなった容器は積み重ねて片付けることができるので、スペースを取りません。

見た目が悪い

NVボックスのようなプラスチック容器は、基本的に道具箱や収納ケースとして使うものなので、メダカを飼育していると知らない人から見ると道具箱を並べているようにしか見えません。見た目は悪いと言わざるを得ないでしょう。

上からしか観賞できない

睡蓮鉢と同じく、プラスチック容器も上からしか観賞できない飼育容器です。上見だとメダカの体調の変化に気付きにくいこともあるため、日頃から注意して観察する必要があります。

トロ舟

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セメントやコンクリートを練るときに使う「トロ舟」というプラスチック製の浅型容器でも、メダカを飼育できます。セメントに砂と水を加えて練ったものを「トロ」と呼ぶことからトロ舟と呼ばれるようです。トロ舟には40型、60型、80型、100型などの大きさがあり、数字は容器の大体の横幅(cm)を表しています。プラスチック容器の一種なので基本的な長所・短所はプラスチック容器と共通ですが、少し違いもあるためここでは一般的なプラスチック容器との際に注目して紹介していきます。

容器が大きく水量を確保できる

トロ舟は一般的なプラスチック容器と比べて大型の容器です。そのため、水量を確保できるというメリットがあります。水量を確保することで、以下のようなメリットがあります。

  • 水質が安定する
  • 飼育するメダカの数を増やせる

一般的に水の量が多いほど、水質が変化しにくくなり水質が安定します。また、飼育できるメダカの数は大まかに水量に比例するため、水量が増えれば増えるほどたくさんのメダカを飼うことが可能です。水量はトロ舟の商品ごとに多少差がありますが、60型で40リットル、80型で80リットルくらいが目安です。メダカ1匹に対して1Lの水で飼育する前提なら、それぞれ40匹、80匹のメダカを飼うことができます。特に本格的な飼育・繁殖を目指す場合に、トロ舟は便利な飼育容器と言えるでしょう。

容器が大きいためメンテナンスが大変

容器が大型であることはメリットである一方で、デメリットにもなります。以下のような点は、容器が大きいことによるデメリットとして知っておきましょう。

  • 水を入れると重く持ち運べない
  • 広い設置場所が必要
  • 水換えが作業が大変

水が1リットルあたり1kgであることを考えると、60型だと水を入れた状態で40kg、80型だと80kgという重量になるため、水を入れた状態のトロ舟を持ち運ぶのは困難です。また、容器が大きくスペースを取るので、40型程度ならベランダに設置してもあまりじゃまになりませんが、80型くらいになると庭に設置していても邪魔に感じることがあります。

水量が多いと水換えも大変になります。メダカの飼育容器は屋内の水槽と違い地面近くの低い場所に設置することも多いため、プロホースなどサイフォンの原理を利用する手動の排水ホースでは、排水に勢いが出ず時間が掛かります。風呂の残り湯を洗濯機に送る「バスポンプ」や、電動の灯油ホースなどを使って水換えすることをおすすめします。あるいは、トロ舟に穴をあけて風呂用の排水栓を取り付けることで、簡単に水換えができるように改造してしまうのも一つの方法です。

耐久性が高い

トロ舟は、本来建設現場でセメント等の攪拌などに使用する道具なので、一般的なプラスチックよりも強度が高いプラスチックでできています。また、厚みもあるため、直射日光が当たり劣化しやすい屋外においても、比較的長期間使用できる飼育容器です。

価格が高い

一般的なプラスチック容器よりも大型で丈夫なトロ舟は、どうしても価格は高くなります。商品にもよりますが、40型など小型のもので800円くらい~、100型など大きなものでは5000~6000円くらいになる場合もあります。

大量に購入する場合はネット通販がおすすめ

大規模な飼育設備を用意したい場合など、トロ舟をまとめ買いする場合は、近所のホームセンターに行っても在庫が少なく数が揃わないことも多いです。こういった場合は、Amazonなどのネット通販を利用したほうが早く入手できます。

発泡スチロール容器

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発泡スチロール容器でメダカを飼育している人もかなりいます。メダカをネット通販やオークションで購入すると、発泡スチロール容器に梱包されて送られてくることが多いため、洗浄後そのまま使っている場合も多いでしょう。発泡スチロール容器についても、長所と短所をまとめていきます。

軽くて扱いやすい

発泡スチロール容器は、プラスチック容器よりもさらに軽量です。そのため取り扱いが楽で、女性でも設置・持ち運びが簡単です。

価格が安い

プラスチック容器同様に、価格が安いことも発泡スチロール容器のメリットです。メダカを飼育していると、どうしてもいろいろなメダカを飼いたくなり、飼育品種・引数ともに増えていきます。そのため、飼育容器の数も増えがちですが、発泡スチロール容器であれば低価格なため容器を揃えるコストを抑えることができます。

断熱性が高い

発泡スチロール容器の長所の中で、最も重要なのがこの断熱性が高いという特徴です。メダカは水温の高低や水質の変化に比較的強い魚種ではありますが、やはり急激な水温の変化はかなりのストレスになります。そのため、断熱性が高く外気温が急激に変化しても水温の変化が緩やかな発泡スチロール容器は、水温については他の飼育容器と比べてメダカの負担が少ないと言えるでしょう。

耐久性が低い

発泡スチロール容器の最大の弱点は、耐久性が低いことです。特に直射日光が当たる場所では発泡スチロールの劣化が早く、劣化した発泡スチロールは硬化して脆くなり水漏れにつながります。また、強い力を加えると割れてしまうこともあるため取り扱いには注意が必要です。

色の選択肢が少ない

メダカ飼育用に作られた専用品を除けば、ほとんどの発泡スチロールは白色です。白い容器でメダカを飼育すると、「背地反応(保護色機能)」によりメダカの体色が抜ける場合があります。これは幹之メダカなどで体外光を伸ばすには良いのですが、楊貴妃メダカ等の品種では体色が抜けて薄くなってしまう原因となります。

体外光とは

体外光とは、メダカの背中部分の虹色素胞が特定の波長の光を反射しすることで生まれる特徴的な輝きです。幹之系統のメダカに現れます。

発泡スチロール容器でメダカの体色を濃くしたい場合は、底砂や黒いゴミ袋等を利用するなど工夫が必要です。

上からしか観賞できない

発泡スチロール容器も、睡蓮鉢やプラスチック容器と同じく、基本的にメダカを上見でしか観察できません。屋外飼育の場合は、この点は妥協するしかありません。

水槽

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屋内で飼育する場合は、飼育容器の第一候補はやはり水槽です。水槽と一口に言ってもサイズや形状は様々で、一般的な直方体型の水槽、全ての辺の長さが同じキューブ型、インテリア性を重視したボトル型などもありまず。単純にメダカを飼うだけでなく、水草、流木や石などをレイアウトして水草水槽として楽しむこともできます。きれいにレイアウトされた水槽は、部屋をおしゃれにするインテリアアイテムとしても活躍してくれます。

水槽の長所・短所は以下のとおりです。

レイアウトを楽しめる

水槽の長所として大きいのは、やはりレイアウトを楽しめることです。水槽に入れる流木や石を選んだり、水草を試行錯誤しながら思い通りに育てるのには、単純にメダカを飼うだけでは味わえない楽しさがあります。イメージ通りに作り込んだレイアウト水槽で、のびのびと泳ぐメダカを眺めるのには、他の飼育容器にはない魅力があります。

横見でメダカを観賞できる

横からメダカを見る「横見」が楽しめるのも、水槽飼育の大きなメリットです。ヒレ長品種等は、ヒレを伸ばしながら優雅に泳ぐ姿を楽しめます。また、観察しやすいため体調の悪いメダカを見つけやすいのも長所と言えるでしょう。

水質管理が簡単

水槽飼育の場合は基本的に屋内飼育になるため、電気が使用でき様々な飼育用品を利用できます。水質を維持するろ過フィルター、水温を維持するヒーターやクーラー・冷却ファンを使用できるため、飼育環境の管理は屋外飼育よりも簡単と言えるでしょう。それぞれ飼育用品については、以下のページを参考にしてください。

水槽用ろ過フィルターの選び方と外部・底面など種類別おすすめ製品

熱帯魚、金魚、亀等を飼育するアクアリウムで必要になる水槽用のろ過装置を解説します。外部フィルター、底面フィルター等のろ過フィルター別の長所・短所・適合水槽や、ろ過の原理、ろ過フィルターの種類、ろ材についてもまとめます。

熱帯魚水槽のヒーター・サーモスタットの選び方とおすすめ

アクアリウムで冬場に水槽水温を維持するため、ヒーターやサーモスタットを使用し水を加熱する際の注意点や、オススメの商品も紹介します。ヒーター・サーモスタットは正しく使わないと事故に繋がるので、安全上の注意点も紹介します。

水面に反射するネオンテトラの涼し気なアクアリウム
水槽の水温を下げる!水槽用クーラー・冷却ファン等の選び方・特徴

水槽用のクーラー、冷却ファン、エアコン等で夏に水槽を冷却し水温を下げる方法を紹介します。水槽を冷やす理由からクーラーやファンの原理・使い方・おすすめ商品まで、アクアリウムの天敵・高水温への対処法を分かりやすくまとめます。

また、ライトとヒーターを併用して日照時間とある程度の水温を確保してやれば、冬場でも産卵・繁殖が可能です。

アクアリウム水槽用ライト・照明(蛍光灯・メタハラ・LED)の選び方とおすすめ!熱帯魚・水草への効果も解説

アクアリウムで使用する水槽用のライト・照明を適切に選ぶ方法を解説します。色温度や波長など光に関する知識や、生体・水草などアクアリウムの目的別にどのようなライトが適しているか、蛍光灯・メタルハライドランプ・LEDそれぞれの特徴などをまとめます。

価格が高い

一方で、水槽はここまでに紹介してきたプラスチック容器や発泡スチロール容器などと比べると、価格が高いのがデメリットです。

ランニングコストが高い

水槽飼育では、上でも紹介したようにろ過フィルター、ライト、ヒーターなど色々な飼育用品を使用します。これらはとても便利ですが、電気を使用するためランニングコストは高くなります。

体色が抜けやすい

水槽飼育では、黒色のプラスチック容器など内壁が濃い色になっている飼育容器でメダカを飼う場合に比べて、体色が抜けやすい傾向にあります。この傾向は、黒系の底砂を使用し、壁面を黒い色の紙などで囲うことで防げますが、三面を囲うと正面からしかメダカが観察できなくなりいろいろな方向からメダカを眺められるという水槽のメリットが薄れてしまいます。

条件別・おすすめの飼育容器

ここまでで、メダカの飼育容器として「睡蓮鉢」「プラスチック容器」「トロ舟」「発泡スチロール容器」「水槽」を取り上げて、それぞれについて長所と短所を紹介してきました。最後に、これらの飼育容器の特徴も踏まえつつ、メダカ飼育で起こりそうな状況に応じて、どんな飼育容器を使用すればよいかケーススタディ的に紹介していきましょう。

寒暖差対策には発泡スチロール容器がおすすめ

昼夜の寒暖差が激しい時は、発泡スチロール容器がおすすめです。発泡スチロールは断熱性の高く、急激な水温の変化が起きにくいためです。ただし、発泡スチロールの断熱性をあまり過信するのも良くないので、夏場には直射日光を避けるすだれ等を併用するようにしましょう。

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発泡スチロールは梱包などによく使われるものは白色が多いですが、こちらのように黒くて色抜けしにくいメダカ飼育用の容器も販売されています。幹之メダカなどを除けば、こちらのほうがメダカの見栄えは良くなると思います。

幹之メダカ飼育には白容器がおすすめ

幹之メダカを飼育する場合は、白色の容器がおすすめです。幹之メダカの最大の魅力はやはり背中の体外光です。この体外光を伸ばすには、白い容器で飼育してあえて色抜けを起こさせると、体外光が目立ち綺麗な姿になります。また、マリンブルーや深海などの体内光が魅力である品種も、幹之メダカと同様に黒容器より白容器をおすすめします。

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メダカ飼育用の白容器では、NVボックス ホワイトが非常に人気の高い容器だったんですが、既に廃盤になっており入手は困難です。白容器はあまり選択肢がないのですが、例えばGEXのメダカ元気というプラスチック鉢に白色の製品があります。

水槽セットなら気軽に始められる

屋内飼育の場合、水槽だけがあればメダカ飼育を始められるわけではありません。少なくともろ過フィルターとライトくらいは揃えてから飼い始めるほうが良いです。水槽に加えてろ過フィルターやライトも選ぶのは大変なので、まずは手軽にメダカ飼育を始めたい時は、このような水槽セットで始めるのも一つの方法です。

個人的には、ろ過フィルターもライトもじっくり悩んで自分のニーズに合うものを選ぶことをおすすめしたいんですが、手軽に始めてみることを重視する場合にはセットでも良いでしょう。

おしゃれなデザイン水槽も選択肢に

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水槽は四角いものだけではありません。様々な形状の、デザインに凝った水槽も数多くあります。例えば、このような陶器とガラスを組み合わせて作られたデザイン水槽もあります。

観賞面が少なくなっているなど水槽の持つ機能性を多少犠牲にしている面もありますが、和風のデザインはメダカのイメージとも合い、インテリアとしても良いアクセントになります。凝った水槽なのでやや高いですが、人とは違う容器で飼育したい場合はこういうデザイン水槽を選ぶのもありだと思います。

本格的なメダカ飼育にはプール

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趣味のレベルを超えますが、メダカの飼育・繁殖に本格的に取り組むなら、こういったプールを使用して飼育する場合もあります。メダカのブリーダーの方なんかは、こういったプールを使用して大量のメダカを育てることもあるようです。

メダカの飼育容器の選び方とおすすめまとめ

今回は、メダカの飼育容器について色々な観点から解説しました。メダカの飼育容器は、屋内飼育をするのか屋外飼育をするのかによってかなり方向性が変わってきます。まずは屋内か屋外かを決めてから、次に飼育数で大きさを決め、最後に品種を加味して色を決める、という流れで考えると、スムーズに飼育容器を選べると思います。

また、屋外ではNVボックス、屋内では水槽というように、複数種類の容器を使い色々な方法でメダカ飼育を楽しむのも良いでしょう。メダカは繁殖が簡単な上、品種改良という楽しみ方がメジャーなためどうしても飼育数が増えがちです。観賞用、選別用など目的に応じて飼育容器を使い分けるのもポイントになってくるはずです。じっくり考えて、コストやスペースを効率的に使える方法でメダカ飼育を楽しんでくださいね!

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K-ki

K8ki・けーきはK-kiのシノニム。 AquaTurtlium(アクアタートリウム)を運営しています。 生き物とガジェットが好きなデジタル式自然派人間。でも専門は航空宇宙工学だったりします。 好きなことはとことん追求するタイプ。

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