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水槽周辺の配線をすっきり収納する方法&おすすめ電源タップ

水槽の配線を収納する方法&おすすめ電源タップ

こんにちはー!亀飼育者でアクアリストのK-ki(K-ki@AquaTurtlium)です。

アクアリウムであれ爬虫類の飼育であれ、水槽ではろ過フィルターやライトを始め、たくさんの電化製品を使いますよね。電気機器の数が多くなると問題になるのが「配線」です。大量のプラグやコードをどう収納するかは、地味ですが安全も考えると重要な課題です。

今回は、そんな水槽周りの配線をスッキリと収納する小技を紹介します。配線をきれいに収納して、メンテナンスしやすく、そして火災等の危険を防止できる安全な水槽周りの環境を手に入れましょう!

アクアリウムの水槽周辺は機材が多く配線が複雑になりやすい

水槽の周辺では、多数の電気機器を使用するため配線がごちゃごちゃになりやすいです。例えば、以下のような飼育用品は電気を使用するため、配線のごちゃつきのもとになります。

ろ過フィルター

水槽内の水質を維持するために必要不可欠なろ過フィルターは、水を循環させるためにポンプを使用するため、電気を使います。ポンプではなくエアーポンプを使う場合もありますが、この場合もエアーポンプの駆動に電気が必要です。

ライト

熱帯魚の生活リズムを整えたり、水草に光合成をさせたりするために、アクアリウムではライトを使用します。爬虫類飼育の場合は、カルシウムを吸収するために必要となるビタミンD3の合成にもライトが必要ですから、さらに重要性が増します。

水草が必要とする光量によっては、水槽に設置するライトは一つとは限りません。複数のライトを設置する場合、その分だけコードが増えて配線が複雑化します。

CO2添加装置

CO2添加装置では、電磁弁を使用することでCO2添加のオン/オフを切り替えられるようになり、タイマーでのコントロールが可能になります。電磁弁のオンオフは電気的に制御されるため、この場合はCO2添加装置でも電源を使用することになります。

クーラー・冷却ファン・ヒーター

夏場に水温を下げるために使用するクーラーや冷却ファンは、いずれも電気を使用します。また、冬場に水温を上げるためのヒーターも同様に電気を使用します。

タイマー・サーモスタット等

ライト、ヒーターや冷却ファンなどを管理するタイマーやサーモスタットも電気を使用します。これらの機器はライトやヒーター用の差込口を持っているので電源タップの使用箇所が増えるわけではないですが、機器自体が大きくて場所を取る、センサーコードがあって配線が複雑になるなどの問題もあります。

雑然とした配線には火災の危険もある

水槽周辺には電気機器が多く配線はごちゃごちゃになりやすい一方で、配線をごちゃごちゃにしっぱなしにするのは危険です。整理されていない配線はほこりなどの汚れが溜まっていることにも気づきにくいですし、電源コードを折れ曲がった状態で水槽台の中に突っ込んでいたりすると、折れ曲がった部分が熱を持って最悪発火につながってしまいます。

ここでは、水槽周辺の配線を整理する上で考えておきたい、配線関連のリスクを確認しておきましょう。

水がかかることによる漏電やショート(短絡)

水槽には当然水が入っているので、水がはねてコンセントや電源プラグなどにかかってしまうと、漏電やショートが発生してしまう可能性があります。そのため、電源タップなどは水のかからない場所に設置するのが基本です。

トラッキング

電源プラグとコンセントや電源タップの差込口の間にホコリが溜まって、そのホコリが湿気を吸うと、漏電して最悪発火することがあります。この現象をトラッキングと呼びます。トラッキングを防ぐためには、電源プラグの差込口を定期的に掃除するのが有効です。また、使っていない差込口にはキャップをしたり、ホコリ防止のシャッターがある電源タップを選んだりするのも効果的です。

電源コードの折り曲げや断線

電源コードが折り曲げられたり、何かの下敷きになったりしてコードの内部で断線すると、異常発熱して発火する場合があります。電源コードが長すぎる場合などに、折り曲げて使用すると断線のもとになるので、できる限り電源コードは伸ばした状態で使用するのがベターです。どうしてもコードをまとめたい場合は、断線しないよう丸く輪っかを作るようにまとめるのが良いでしょう。

タコ足配線

有名な話ですが、タコ足配線も最悪の場合発火につながるリスクのある配線です。電源タップには消費電力の上限があり、大体の場合は1500Wが上限になっています。これを超える消費電力の器具を一つの電源タップに繋いでしまうと、発熱して発火する危険が高くなります。ただ、一般的なアクアリウムに使用する飼育用品を5~6個繋いだ程度で1500Wを超えることはほぼないので、あまり気にしすぎる必要はないと思います。

水槽周辺の配線におすすめの電源タップ

水槽周りの電源コードを整理整頓する重要性はわかってもらえたでしょうか。それでは、まず水槽周りの配線において非常に重要な役割を果たす「電源タップ」について、選び方やおすすめの製品を紹介しておきましょう。

水槽用の電源タップにあると便利な機能

電源タップはシンプルな機器のように見えて、意外に様々な機能があります。商品ごとに持っている機能が違いますが、販売メーカーの商品紹介ページに行くと、商品ごとの機能がまとめられている以下のようなページがあるので、これを参考にして商品を選ぶのが良いでしょう。

参考PCタップ – 家庭用タップ | ケーブル エレコム株式会社 ELECOM

以下では、特にアクアリウムや爬虫類飼育に使用する電源タップにおいて便利な機能を紹介しています。

口数は4個口以上

一般的な水槽を考えると、最低でも「ろ過フィルター」「ライト」「ヒーター又は冷却ファン(クーラー)」くらいは使用します。これにエアレーションやCO2添加を考えると、少なくとも4つの機器を使用できるよう、4個口以上の口数をもった電源タップがおすすめです。

個別スイッチ

水換えなどで一時的にろ過フィルターを止めたいときなどは、個々の差込口ごとに電源のオン・オフを切り替えられる「個別スイッチ」がついた電源タップが便利です。K-kiは必ず個別スイッチが付いている電源タップを使用します。それくらい便利です。

シャッター

電源タップの中には、プラグの差込口にほこりが入り込んでトラッキングが発生してしまわないように、差込口にホコリ防止用の「シャター」が付いているものがあります。安全性を重視する場合におすすめの機能です。

マグネット

金属製の水槽台を使用する場合は、マグネットがついている電源タップが便利です。マグネット付きの電源タップだと金属製水槽台の内側に直接貼り付けられるので、電源タップの固定場所に悩む必要がなくなります。ただし、冷却ファンなどはACアダプタを使用するため重くなりがちなので、マグネットはそれなりに強力なものを選ぶ必要があります。

Panasonic ザ・タップX

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パナソニックのザ・タップXは、アクアリウム用の電源タップとして非常に有用です。スイッチがないタイプや、全ての差込口を一括でオンオフするスイッチが付いたタイプなどもありますが、K-kiがおすすめするのはやはり個別スイッチが付いたタイプです。個別スイッチ付きのタイプは以下のような機能を持っています。

ザ・タップX(別スイッチ付きタイプ)は以下の機能を備えています。

  • 最大4個口
  • 個別スイッチ
  • シャター

この電源タップを特におすすめするのは、防水性にこだわった作りになっているためです。個別スイッチやシャター部分が防水仕様になっているため、水しぶきがかかりやすい水槽周辺でも安心して使用することができます。K-kiは、60cmワイドのオーバーフロー・アクアテラリウム水槽でこの電源タップを使用しています。

ELECOM ほこり防止シャッター付雷ガードタップ

エレコムのほこり防止シャッター付雷ガードタップは、ザ・タップXのような防水性はないものの、個別スイッチが付いている電源タップで6個口という大量の差込口を搭載しているところが魅力です。

ほこり防止シャッター付雷ガードタップは以下の機能を備えています。

  • 6個口
  • 個別スイッチ
  • シャター

1つの水槽台の上下2段に水槽を設置する場合など、大量に電源コードを使いたいときにおすすめできる電源タップです。60cm水槽用組立2段台に設置している水槽には、こちらの電源タップを使用しています。

水槽の配線を整理するために用意するもの

次に、水槽周りの配線をすっきり収納するためのテクニックを確認していきましょう。特にここでは、キャビネット型水槽台を前提に、電源コードを上手くまとめてすっきり収納する方法を扱います。まずは、配線の整理に必要な道具を紹介しましょう。

メッシュパネル

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今回のテクニックでは、電源タップや電源コードをメッシュパネルに固定して収納します。メッシュパネルはホームセンター等でも売っていますが、100円均一ショップのほうがサイズのバリエーションが豊富なイメージがあります。水槽台の内部に収まる範囲で、なるべく大きいものが使いやすいと思います。

突っ張り棒

メッシュパネルを水槽台内部で固定するために、突っ張り棒を使用します。メッシュパネル同様、ホームセンターか100円均一ショップで入手するのがおすすめです。

結束バンド

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電源タップや電源コードをメッシュパネルに固定するために使用します。

マジックバンド

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電源コード同士をまとめるためには、マジックバンドが便利です。

ラベル

電源コードの数が増えてくると、どのコードがどの機器のものなのかわからなくなります。電源プラグ付近に、機器の名前を書いたラベルを巻きつけておくと、電源コードがどの機器に対応するのかわからなくならなくて便利です。

コードクリップ

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水槽用のライト・照明器具の電源コードは、水槽の周りを通ることになり、上手く整理しておかないと見栄えが悪くなります。この電源コードの整理には、コードクリップがおすすめです。水槽の角部分にコードクリップを貼り付け、それに沿って電源コードを配置すると、比較的見栄え良く整理できます。

水槽の配線をすっきり整理する方法

用意するものを紹介したので、次は配線をすっきり整理するための具体的な作業手順を説明していきましょう。

結束バンドでメッシュパネルと突っ張り棒を固定する

ダイソーのメッシュパネルと突っ張り棒

まずは上でも紹介したとおり、メッシュパネルと突っ張り棒を用意します。今回は、100円均一ショップのザ・ダイソーで購入したものを使用します。これらを結束バンドを使って、下の写真のように固定します。

結束バンドでメッシュパネルと突っ張り棒を固定する

メッシュパネルが滑り落ちると電源タップの位置が変わってしまうので、突っ張り棒の下側の端に合わせてメッシュパネルを固定します。画像だと、左側が下になります。

水槽台の内部に突っ張り棒を立てる

メッシュパネル付きの突っ張り棒を水槽台内で固定する

次に、このように突っ張り棒を使いメッシュパネルを水槽台の中に固定します。この水槽台は横幅60cm水槽用ですが、濾過槽に45cm水槽を使用しているため、余裕が15cmしかありません。水槽台の板厚なども考慮するとかなり狭いですが、メッシュパネルは薄いので隙間部分にうまく設置することができました。

メッシュパネルに電源タップを固定する

メッシュパネルを固定したので、ここに結束バンドで電源タップを固定します。電源コードの抜き差しのしやすさを考えると、濾過槽と干渉しないようにメッシュパネルのできるだけ上の方に電源タップを固定したほうが良いでしょう。また、水濡れの危険性からも、やはりメッシュパネルのできるだけ上の方に固定するのが良いです。

電源タップに飼育器具を接続する

この水槽は亀を飼育するオーバーフロー式のアクアテラリウム水槽であり、以下の飼育器具を使用します。

  • エーハイム コンパクトオン2100(循環用水中ポンプ)
  • アクアテラメーカー(流木に水を回すための水中ポンプ)
  • タイマーサーモ(照明と温度をタイマー管理できる爬虫類用品:以下の器具を接続)
    • 紫外線ライト(水銀灯)
    • 水草用ライト(LED)
    • セラミックヒーター
  • ヒーター又は冷却ファン及びサーモスタット

これに加えて、水換え時にはバスポンプを使用します。電源タップには上でも紹介したザ・タップXを使用しますが、合計6個の差込口が必要なので、1つでは足りません。電源タップの一つの差込口に、もう一つ電源タップを差し、口数を増やして使用します。

爬虫類を飼育するためのアクアテラリウムなので、上のリストを見るとわかるように非常に飼育器具の数が多いです。整理してもどうしても配線がごちゃごちゃになってしまいますが、今回はこんな感じにまとめました。

メッシュパネルに電源タップや電源コードを整頓して配置

上段がザ・タップXの4個口で、奥から増設用の電源タップ(そこらへんにあった適当なやつで間に合わせています)、水中ポンプ、冷却ファン用サーモスタットを接続しています。一番手前の差込口は、水換え時のバスポンプ用にフリーにしてあります。

下段は、中央の2箇所のみ使っていて、奥側がアクアテラメーカーの水中ポンプ、手前がタイマーサーモです。下段の電源タップのさらに下には、フックを使って冷却ファン用のサーモスタットとタイマーサーモを引っ掛けています。このように器具を引っ掛けられるのもメッシュパネルの便利なところです。

一番左端は、タイマーサーモに照明の電源コードを差し込む部分で、ライトを2つ使用するため分岐しています。ポール部分にマジックバンドで巻きつけています。また、水中ポンプや増設用電源タップの電源コードは長さが余るので、これもマジックバンドを使って輪っか状にまとめています。

ライトの配線をコードクリップで固定する

水槽の端部分にコードクリップで電源コードを固定

ライトの電源コードは水槽の上部に伸びていってどうしても邪魔になるので、水槽の端の部分にコードクリップで留めています。コードクリップは両面テープで水槽に貼り付けています。

これで、水槽台の中も水槽周辺も、電源コードをすっきりと収納することができました!

鉄製のフレーム水槽台の場合はマグネットが便利

上記では木製のキャビネット型水槽台で配線をすっきりさせる方法を紹介しました。一方、鉄製のフレーム型水槽台を使用している場合は、メッシュパネルが丸見えになって不格好なので、もう少しシンプルに電源コードをまとめるのがおすすめです。

そこでここでは、電源タップにマグネットを貼り付け、水槽台のフレーム部分に直接固定する方法を紹介します。電源タップの中には元からマグネットが付いている商品もありますが、そういったタップは個別スイッチがなかったりホコリ防止のシャッターがなかったりしたので、今回はマグネットを別途購入して貼り付けます。

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購入したのはこちらのマグネットで、磁力が強くしっかりと固定できると評判だったので選びました。電源タップには、上で紹介したエレコムの6個口のタップを使用します。

ELPA タップ用マグネット 両面テープ付き

マグネットはこんな感じで、両面テープで固定するようになっています。

エレコムの電源タップにELPAのマグネットを貼り付け

電源タップにマグネットを貼り付けました。

電源タップをマグネットで鉄製フレーム水槽台に固定

水槽台のフレーム部分に固定してみると、こんな感じ。左端にライトのACアダプタ、右にはエアーポンプの電源コードを差しています。床に電源タップを直接置くよりも、だいぶスッキリした印象を受けます。もうすこし電源コードを整理したい場合は、サイドのフレーム部分に電源コードを結束バンドで固定してしまうと良いでしょう。

ただし、下段に水槽を設置する場合は、水槽の上に電源タップが来ることになります。このマグネットはかなり強力なので少々のことでは外れなさそうですが、マグネットが外れると電源タップが水没する危険もあるため、水槽にフタをするなどの安全対策も重要です。

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ちなみに、ここで使用している水槽台はこちらです。60cm水槽用の水槽台としては最安の商品ですが、ちょっとしたDIYでおしゃれにすることもできます。ぜひ、こちらのページも併せて読んでみてくださいね。

水槽の電源コードを整理する方法まとめ

今回は、水槽周辺の配線をすっきりと整理し、見栄え良く、メンテナンスしやすく、そして安全な環境を作る方法を紹介しました。見栄えだけを気にすると、危険な方法でコードをまとめてしまうこともあるので、水槽周辺の配線整理はくれぐれも安全に注意して行うようにしましょう。

K-ki

水槽周辺の配線整理は、K-kiもよく悩むポイントの一つです。絶対的な正解はないので、色々試して自分のやりやすい方法を探してみるのも良いでしょう。今回紹介した中では、特にザ・タップXがおすすめです。水槽周辺の電源タップは、これを選んでおけばまず間違いありません!

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K-ki

K8ki・けーきはK-kiのシノニム。 AquaTurtlium(アクアタートリウム)を運営しています。 生き物とガジェットが好きなデジタル式自然派人間。でも専門は航空宇宙工学だったりします。 好きなことはとことん追求するタイプ。

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