熱帯魚・観賞魚 図鑑

楊貴妃メダカの特徴・作出方法から飼育・繁殖方法まで解説

2020/07/23

めだかは教育用や実験用としてもよく利用される魚であり、日本人にとって非常に馴染み深い魚の一種です。さらに、最近は品種改良が盛んに行われ、作出された品種は「改良メダカ」として様々な種類が広く流通しています。

そんな改良メダカのブームの火付け役になったと言われているのが、今回紹介する「楊貴妃メダカ」です。本来であればメダカには現れるはずのない「赤色」が現れた品種であり、初めて登場したときは多くの人に衝撃を与えました。

その後改良メダカブームとともに楊貴妃メダカは広く流通し、現在では楊貴妃メダカをベースとするさらなる改良品種も多数存在しています。そんな非常に重要な品種である楊貴妃メダカについて、その特徴や作出の背景、関連品種や飼育・繁殖の方法など、徹底的に解説します。

楊貴妃メダカ(朱赤メダカ)とは

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品種名 楊貴妃メダカ
朱赤メダカ
種名 キタノメダカ
ミナミメダカ
ニホンメダカ
分類 ダツ目メダカ科メダカ属
原産地 日本
飼い易さ
値段(1匹) 200円程度~
最大体長 3cm程度
寿命 3年程度
遊泳層 中~上層
適合する水質 水温:16~30℃
pH:6.5~8.5
特徴 メダカは赤色の色素細胞を持たないにもかかわらず、朱赤が入った鮮やかな体色が特徴的の品種。黒色素胞が極端に少ないことやエサ由来のカロテノイドの影響が強く現れることが理由と考えられている。

楊貴妃メダカは、2004年に改良メダカ専門店「めだかの館」にて作出された、朱赤体色が特徴的なメダカの品種です。現在のメダカブームの火付け役となった品種であるだけでなく、観賞魚としてのメダカという魚にとてつもない大きな衝撃をあたえた品種とも言えるでしょう。現在でも、改良メダカの中で人気・知名度ともに抜群の高さを誇る品種です。この品種の誕生がなければ、その後の朱赤が入った品種の誕生は無かったと言われています。

なお、このメダカは一般的に「楊貴妃メダカ」という名前で知られていますが、日本メダカ協会の品種分類マニュアル(ガイドライン)に従い、2015年に「朱赤メダカ」という品種名に改名されました。しかし、現在でも楊貴妃メダカという名前のほうが一般的なので、このページでも基本的に楊貴妃メダカという名前を使用します。

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朱赤色の体色になる理由

メダカを始めとする変温動物は、色素胞と呼ばれる色素細胞を持っています。色素胞は「黒色素胞」「赤色素胞」「黄色素胞」「青色素胞」「白色素胞」「虹色素胞」の6種類が知られており、変温動物の体色は色素胞内の「色素顆粒」という細胞小器官の量や分布によって決定されます。

特にメダカの場合に限って言えば、「黒色素胞」「黄色素胞」「白色素胞」「虹色素胞」の4種類の色素胞を持っていることが知られています。ここまで知ると、楊貴妃メダカの持つ朱赤色の体色の価値が分かるでしょうか。メダカは、赤色素胞を持っていないのです。それにも関わらず、楊貴妃メダカは朱赤色の体色をしています。これはとても不思議な現象ですね。

楊貴妃メダカの鱗の色素胞を調べたところ、体表の色素胞は黄色素胞が主体で、黒色素胞はほとんど存在しなっかたとの研究報告があります。さらに、黄色素胞内の色素顆粒が橙赤色だったことも報告されています。また、体内のカロテノイド(天然の赤系色素)の影響もあると見られており、実際にカロテノイドを含む飼料を与えると体色が濃くなります。

楊貴妃メダカの作り方(作出)

2003年の夏にメダカの館にて、黄金系メダカ(琥珀メダカ)を飼育中に、赤みの強いメダカがいることを発見しました。その親メダカから採れた6匹のF1から累代交配を繰り返し楊貴妃メダカの元親が作出されました。突然変異を固定した品種ということですね。

琥珀メダカ(チャームより)
琥珀メダカの特徴・作出方法から飼育・繁殖方法まで解説

メダカの改良品種の中から琥珀メダカという品種について紹介します。琥珀メダカは2004年に作出された品種で楊貴妃メダカなど様々な品種のベースになっている基本品種です。上品な色合いと鮮やかなオレンジ色の尾びれが魅力のメダカです。

なお、楊貴妃メダカが作出されるきっかけになった琥珀メダカについては、こちらのページで紹介しています。よければ読んでみてくださいね。

楊貴妃メダカの関連品種

楊貴妃メダカは発表から15年以上が経過した現在でも、人気が衰えることがありません。体型もダルマ体型・ヒカリ体型・ヒカリダルマ体型・ヒレ長と様々な改良が進められており、現在市場で一番出回っている品種とも言われています。現在も鮮やか朱赤色を目指して改良が進められています。展示会等でベテランブリーダーが発表する楊貴妃メダカは、本当に赤色素胞が無いのか?という程の鮮やかな赤色を帯びています。

品種改良が継続的に進められている楊貴妃メダカには、多数の関連品種が存在します。その中のいくつかを、簡単に紹介しておきましょう。

楊30

楊30は楊貴妃メダカの中でも赤い色が濃いと言われている血統(系統)で、体高があり、ガチッとした体格と見栄えのするヒレを併せ持つのが特徴とされています。楊貴妃メダカの作出元である「めだかの館」の益田工場で系統が維持されており、めだかの館でも少数ではあるものの販売されています。

楊貴妃ヒカリメダカ

楊貴妃ヒカリメダカは、楊貴妃メダカの朱赤色の体色に、「ヒカリ体型」と呼ばれる体型の特徴が加わったメダカです。ヒカリ体型とは、尾ビレがひし形で、背ビレは尻ビレと同じ形をしている、背骨を中心に上下対称の体型です。

楊貴妃ダルマメダカ

楊貴妃ダルマメダカは、楊貴妃メダカの朱赤色の体色に、「ダルマ体型」と呼ばれる体型の特徴が加わったメダカです。ダルマ体型とは、背骨の数が少なく、体長が普通種体型の半分程度しかない体型です。

楊貴妃メダカの飼育方法

楊貴妃メダカと聞くと特別なメダカのように聞こえますが、飼育の方法は一般的なメダカと同じで、とても簡単に飼育することができます。

基本的な飼い方

水質にうるさいとか、エサの好き嫌いが激しいということはなく、一般的な観賞魚の飼育方法で飼うことができます。性格も温和で、喧嘩をすることも少ないです。

一般的に、メダカくらいの大きさの小魚の場合、体長1cmにつき1リットルの水が用意できる環境で飼育するのが望ましいと言われています。極端な過密飼育は、水質悪化や病気の蔓延、繁殖時の卵の食害などのリスクがあるため、この程度の水量を目安とし過密飼育を避けるのがおすすめです。

飼育に適した水質

メダカは、水温や水質に非常に丈夫で強靭な魚種です。弱アルカリ性~弱酸性まで幅広い水質環境で飼育が可能です。水温も適温は16~30℃程度としているものの、氷が張りそうなくらいの低温~30℃を多少超える程度までで生きていくことが可能です。ただし、他の魚でも言える事ですが、急激な水質・水温の変化には弱いので水換え時の水質の変化には注意が必要です。

エサ

市販の人口餌やブラインシュリンプ等です。楊貴妃メダカの場合には、色を揚げる要素としてエサも関係してくるため、鮮やかな朱赤色を維持しながら飼育するなら、色揚げ用の人口餌を使用します。

屋外飼育に必要な飼育用品

メダカはもともと日本が原産の魚なので、日本の気候への適応度は高く、屋内でも屋外でも飼育することが可能です。飼育している数が多い人は、だいたい屋外で飼育していますね。

屋内飼育と屋外飼育では、飼育方法や飼育に必要な飼育用品に多少の差があります。ここでは、特に使用する飼育用品の観点から、屋外飼育・屋内飼育それぞれの方法について紹介していきましょう。まずは屋外飼育について紹介します。

飼育容器(睡蓮鉢やプラスチック容器)

屋外飼育の場合は、飼育容器としてプラスチック容器(NvBOX等)・発泡スチロール容器・睡蓮鉢などを使用します。見栄えを重視してビオトープのように育てる人は睡蓮鉢、飼育コストの低減や維持できるメダカの数を増やすことを重視する人は、発泡スチロール容器を使用する傾向にあります。

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いずれにせよ、屋外飼育で使用する飼育容器は、側面からメダカを観賞できるものがほとんどないため、必然的に観賞方法は上から見る「上見」になります。

水草を上手く活用する

電源の確保が難しく、逆に水量は確保しやすい屋外飼育の場合には、ろ過フィルターを使用しない飼育方法が一般的です。そのため、水質の維持は底砂などに定着するろ過バクテリアのろ過能力と、水草や植物プランクトンの硝酸塩吸収能力に依存することになります。

ホテイアオイなどの浮草系の水草は、成長が早いため硝酸塩の吸収能力が高く、メダカにとっての隠れ家にもなるのでメダカの屋外飼育と非常に相性がよい水草として知られています。ぜひ、上手く活用してみましょう。

すだれで日陰を作ることも重要

真夏の時期には、飼育容器に直射日光が当たると、水温が上がってお湯のようになってしまうことがあります。いくらメダカが強靭でも、35℃を超えるような水温では死んでしまうことも少なくありません。

一方で、これは多くの生き物に共通することですが、ビタミンなどの合成に日光が必要なため、多少の日光を浴びることはメダカの健康を維持する上で重要です。そのため、完全な日陰よりは、午前中に多少の日光が差す場所に飼育容器を置く場合が多いでしょう。

その上で飼育容器に差し込む日光の量を調整し、水温の極端な上昇を防ぐためには、すだれが非常に便利です。夏場の屋外飼育では非常に重宝する道具と言えるでしょう。

メンテナンス用品

この他にも、バケツ、生体を掬うためのタモや魚網、水換え用のホース(プロホース等)は必要です。

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また、水換え用の新水を用意する際は、日光が当たる場所にバケツ等に水道水を汲んで1日程置いておくだけでも自然とカルキが抜けますが、カルキ抜きがあればもっと簡単に水を用意することができます。

屋内飼育に必要な飼育器具

屋内で楊貴妃メダカを飼育する場合は、いわゆるアクアリウム的な飼育スタイルになります。この場合、主に以下のような飼育器具が必要になります。

  • 水槽
  • ろ過フィルター
  • 底砂
  • ライト
  • 水換えホース
  • 水温計
  • カルキ抜き剤

それぞれの飼育用品について、以下で簡単に説明していきます。アクアリウムは当サイトの得意とするところなので、ぜひ関連ページにも目を通してみてくださいね。

水槽

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水槽はアクアリウムの見栄えに一番大きな影響を与える飼育用品です。フレームレス水槽という、プラスチックの枠が付いていないガラス板同士をシリコン接着剤でくっつけただけの水槽が、インテリア性が高く人気があります。

最も一般的なサイズは横幅が60cmの「60cm水槽」ですが、最近は各辺が30cmの立方体形状の「30cmキューブ水槽」も近年人気が高くなっています。

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大きい水槽のほうが水量が多くなり、水質が変化しにくいため管理は楽です。一方で、場所を取るというデメリットもあります。当サイトでは基本的には60cm水槽をおすすめしていますが、メダカは日本の気候に適応した上部な魚であり、初心者でも死なせてしまう可能性は低いため、30cmキューブのような小型水槽でも問題はないでしょう。

ろ過フィルター

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屋内飼育では、屋外飼育と比べて過密な環境になりやすいため、ろ過フィルターを使用して濾過効率を高めて飼育するのが一般的です。ろ過フィルターには様々な種類が存在し、それぞれに得意・不得意が存在するため、まずはろ過フィルターの種類や得意分野についてまとめた以下のページを読んでみてください。

水槽用ろ過フィルターの選び方と外部・底面など種類別おすすめ製品

熱帯魚、金魚、亀等を飼育するアクアリウムで必要になる水槽用のろ過装置を解説します。外部フィルター、底面フィルター等のろ過フィルター別の長所・短所・適合水槽や、ろ過の原理、ろ過フィルターの種類、ろ材についてもまとめます。

その上で、メダカの飼育には、インテリア性が高く水草との相性も良い外部フィルターか、濾過効率が高い底面フィルターがおすすめです。

底砂

水槽で飼育すると屋外よりも周囲が明るく、メダカの体色が抜けてしまう場合があります。これは水槽側面や裏面を濃い色の紙等を使用して囲うでも防止できますが、底砂に濃い色の物を使うのも有効な対策です。

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例えば、大磯砂やブラック系のソイルなどがおすすめです。

ライト・照明器具

日光が差す屋外と異なり、屋内飼育の場合は明るい時間・暗い時間が不規則になりがちです。これはメダカの概日リズムを崩し、調子を下げる一因となるため、屋内飼育の場合はライトとタイマーを使用して、光環境が規則的になるように工夫しましょう。


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アクアリウムの必需品!プログラムタイマーで照明等を自動化

アクアリウムの日常的な管理・メンテナンスを楽にしてくれるプログラムタイマーの用途・使い方・商品例・使用感などを紹介します。水槽周辺の照明や二酸化炭素の添加など、毎日決まった時間にオンオフする器具の管理に非常に役立ちます。

メダカと一緒に水草を育てる場合は、水草の光合成に光が必要となるため、ライトの重要性はさらに増します。

メンテナンス用品

メンテナンス用の飼育用品は、屋外飼育の場合と大差ありません。バケツ、生体を掬う為のタモや魚網、水換え用のホースなどが必要になります。

ヒーター・クーラーは基本的に不要

アクアリウムでは水温管理が重要なので、水温を調節するためのヒータークーラー等の飼育用品も広く流通しています。しかしメダカの場合は、日本在来の魚である上に、野生下でも水田周辺の水路や池という水温の的に過酷な環境に生息するため、特別な温度管理は必要としません。

ただし、夏場の閉め切った部屋は、マンションなど建物の種類によっては35℃を超えるなど屋外より厳しい環境になる場合もあります。さすがのメダカも水温が35℃に近くなるとダメージを負う場合もあるため、特に夏場の最大水温が何度になるかは気にしておき、場合によっては冷却ファンの使用等を検討しましょう。

楊貴妃メダカの繁殖方法

楊貴妃メダカも繁殖は、一般的なメダカと同じく簡単です。飼育する個体に健康な雌雄ペアが揃って相性が良ければ、繁殖可能となる条件が揃えば自然に繁殖してくれます。繁殖条件としては、以下の2つのポイントがあります。

  1. 日照時間が12時間以上
  2. 水温が18℃以上

産卵したメスメダカは、尻ビレの付近に卵の塊を付けて泳いでいるため、すぐに見分けがつくでしょう。

産卵から孵化までの世話

産卵した卵は糸状の付着糸にて水草の根の部分等に産み付けられます。ここで注意しなければいけないのは、メダカには口に入るものを何でも食べてしまう習性があるとです。それは、自分が産み付けた卵も例外ではありません。そのため、卵が産み付けられた水草は別容器に移すことをおすすめします。

水草を使わず、産卵床を使うと産卵後の卵の管理が楽になり孵化率が上がります。またこの様な習性から孵化後の稚魚(針子)も親メダカが食べてしまうので、別容器飼育を強く推奨します。

産卵した卵の塊を良く観てみると透明な卵と白く濁った卵があることがあります。透明な卵は受精卵で、白く濁った卵は無精卵です。無精卵は放って置くと水カビが生えて受精卵まで水カビに侵されてしまう危険があるので取り除きましょう。また、メチレンブルーを使って水カビを防止することも可能です。

他に、カルキ抜きしてない水道水を使用しても同様な効果を得られますが、メチレンブルーを使えば青色が薄くなったらメチレンブルーを継ぎ足す、というように管理がしやすいメリットがあります。水道水を使うなら、少量ずつ水を毎日交換するのが良いでしょう。

卵の孵化までにかかる期間は水温によって変わり、水温(℃)×日数が250になる辺りが孵化の目安とされています。水温が20℃~30℃程度で管理する場合は約8日~14日で孵化します。

孵化した稚魚(針子)の育て方

孵化後の針子は、上記の理由から別容器での飼育がおすすめです。孵化から3日くらいは腹部にあるヨークサック(卵嚢:栄養をたくわえた袋)から栄養分を摂取できるため餌を与えなくても大丈夫ですが、その後は1日に2~5回程度エサを与えます。メダカの稚魚の死因はエサが不足することによる餓死が圧倒的に多いので、エサ不足にならないように注意することがとても重要です。

日中に時間が取れない場合は、グリーンウオーター(緑水)で飼育することによりエサ不足による餓死を防げますが、グリーンウオーターが濃くなりすぎると、酸素不足になったり、水質の悪化につながったりする可能性もあるので注意が必要です。

楊貴妃メダカの魅力・おすすめポイント

冒頭にも書いたとおり、楊貴妃メダカはメダカという魚種で初めて朱赤色の体色を実現した品種です。近年非常に人気が高まっている改良メダカの中でも、圧倒的な知名度と人気があり「めだかの館」の所在地である広島県廿日市市では、ふるさと納税の返礼品にもなっています。

パッと見だとヒメダカと似ているようにも見えますが、上見からの色合いは全く異なり、赤みの強い華やかな姿を楽しむことができます。楊貴妃メダカとヒメダカを交配させると、楊貴妃メダカの特徴がすぐに失われることからも、楊貴妃メダカとヒメダカは全く別系統であることがわかりますね。稚魚の時は朱赤色が薄いですが、成長と共に体色が濃くなっていき、特に繁殖時には、婚姻色となり朱赤色が一層濃くなります。

改良メダカ業界は未だ発展途上であり、中には固定率が低く親と子供の姿形に差が出ることが多い品種も存在します。そんな中で、楊貴妃メダカは体色の固定率が99%以上と非常に高く、安心して累代飼育を楽しめる品種であるところも魅力です。

その上で、楊貴妃メダカの美しさを保つためには、体色の濃い親魚をいかに選んで累代交配を重ねていくかがとても重要です。ベテランのブリーダーでも頭を悩ませる問題ではありますが、こういった種親選びも、楊貴妃メダカの楽しみ方の一つですね。

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K-ki

K8ki・けーきはK-kiのシノニム。 AquaTurtlium(アクアタートリウム)を運営しています。 生き物とガジェットが好きなデジタル式自然派人間。でも専門は航空宇宙工学だったりします。 好きなことはとことん追求するタイプ。

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