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コトブキのライトスタンド・ライトアームスライド30~60をレビュー!

2020/08/01

コトブキ工芸 ライトアームスライド

こんにちは、K-ki(K-ki@AquaTurtlium)です。きれいな水槽を作るためには、水槽内のレイアウトだけでなく、水槽周りのアイテムにもこだわりたくなるのはK-kiだけじゃないですよね?

そんな水槽周りのアイテムの中でも、水槽を照らすライトはかなり目立ちます。そしてそのライト以上に目立つ場合があるのが、ライトを吊り下げるために使用する「ライトスタンド」です。ライトスタンドの色や形次第で、水槽から受ける印象ってかなり変わるんじゃないでしょうか。

今回はそんな水槽周りの雰囲気に大きな影響を与えるライトスタンドの1つを紹介します。当サイトで連載としてまとめている「オーバーフロー水槽の自作方法」の一環で、水槽にライトを設置するために購入したものです。もしも興味があれば、オーバーフロー水槽を自作している連載記事も読んでみてくださいね!

参考オーバーフロー水槽の自作方法

コトブキ ライトアームスライドとは?

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今回購入した「ライトアームスライド30~60」は、コトブキ工芸製の吊り下げ用ライトスタンドです。名前の通り横幅30cm~60cmの水槽に対応しており、スライドさせてスタンドの横幅を調整することができます。

スタンドの耐荷重は10kgで、材質は明示されていませんが購入して手に持ってみた感じだと多分鉄製です。ステンレスではないので錆びる恐れがありますし、後述しますが実際に赤サビが発生している部分もありました。

参考生活ロマンを創造する コトブキ工芸|製品紹介

ライトアームスライドの特徴

ライトアームスライドは、水槽の左右両サイドにスタンドの足を設置し、水槽の上に「橋」を渡すのような形のライトスタンドです。個人的には「アーチ型」と読んでいるタイプです。

アーチ部分の高さは最大で水槽の上端から60cmの高さに設定することができ、これはアクアリウム用のライトスタンドとして販売されている色々な商品の中でもかなり高いです。また、照明を引っ掛けるためのフックが2つ付属しており、このライトスタンドを買えばとりあえず照明を吊り下げることができるくらいに付属品が揃っています。

用途・使い所

水槽には生体の生活サイクルを整えたり、水草を育成するためにライトを設置しますが、その際にライトを吊り下げて設置できるようにするのがライトスタンドの役割です。ライトを吊り下げて設置すると以下のようなメリットがあります。

  • 水槽の上を塞がないのでメンテナンスがしやすくなる。
  • 水槽の上がオープンになり全体としてすっきりしたオシャレな印象になる。
  • ライトから発生する熱が水槽に伝わりにくくなり水温が上がりにくくなる。

ただし、使用するライトによっては水槽の上に置く前提の作りになっていて、吊り下げるための金具がついていないものもあるので、ライトスタンドの導入時は自分の持っているライトをどう設置するか考えておく必要があります。

ライトアームスライドの構成品

ライトアームスライドの構成品

ライトアームスライドは、写真のような部品から構成されています。水槽にアーチ型ライトスタンドの上辺と左右辺になるスチール角パイプ、パイプ部分を水槽に固定するためのホルダー、各パーツを固定するためのネジ、ライトを引っ掛けるためのフックが主な構成パーツです。

ライトアームスライドのラインナップ

コトブキ工芸のライトアームスライドには、2つのラインナップが存在します。1つは今回K-ki(K-ki@AquaTurtlium)が購入した、30~60cm水槽用の「ライトアームスライド 30~60」、もう一つは90~120cm水槽用の「ライトアームスライド 90~120」です。使用する水槽の横幅に合わせて適合する方を選びましょう。

コトブキ ライトアームスライド30~60を購入した理由

ライトアームスライドがどんなライトスタンドなのか確認したところで、今回K-ki(K-ki@AquaTurtlium)がライトスタンドとしてこの商品を選んだ理由を紹介しておきます。なお、使用する水槽環境は以下のとおりです。

ちょっと一般的なアクアリウムとは環境がずれている部分がありますがご容赦ください。この水槽の特殊なところ、一般的な水槽と同じところはわかるように整理します。

設定できる高さが一番高かった

ハッキリ言ってK-kiがライトアームスライドを選んだのはこの1点に尽きます。亀などの爬虫類を飼育する場合、紫外線を出すライトを使用するんですが、ライトと生体の距離が近すぎると害があるため、ある程度距離を離して設置する必要があるのです。そのため、アームまでの距離を60cmとかなり高めに設定できるライトアームスライドを選びました。

アームの高さを調節できるスタンドが必要だった

ライトと生体の距離を離す必要があると書きましたが、実際のところ何cm離してライトを設置すればよいかは温度などにも依存するため、現物合わせでないとわからない部分もありました。そこで、スタンドの高さを調節できる商品のほうが良かったため、2段階ではあるものの高さを調整できるライトアームスライドを選んだ面もあります。

2段階設定なので細かい調整はできないのですが、ワイヤーなどを使えば微調整できると考えました。

ライトアームスライドの開封と組み立て

このライトスタンドは、使用までに多少の組み立てが必要です。開封から組立完了までを簡単に紹介しておきましょう。

開封

ライトアームスライドの外箱

かなり薄い専用ダンボールに入った状態で届きました。

ライトアームスライド 30~60を開梱

箱を開けるとこんな感じ。説明書と分解されたアームが袋に入れられていました。

傷防止パットの裁断と貼り付け

ライトアームスライド 傷防止パットをカットする

同梱されている傷防止パット(片面がテープになっているゴムシート)をカッターで指定サイズに切り、アームを固定するベース部分の裏側に貼り付けます。サイズを指定するならあらかじめ切っておいてくれると嬉しいのに…と思ってしまいましたが、まあ仕方ありませんね。

ライトアームスライド ベースに傷防止パットを貼り付ける

下側が貼り付けた後、上側は貼り付ける前のベース部です。

ライトアームスライド 組み立て完了

唐突に完成した感が否めませんが、これ以上書くことがありません。フレームをネジ止めしたら完成です。強いて言うなら、ライトを引っ掛けるためのフックをフレームに通すのを忘れないようにしましょう。

コトブキ ライトアームスライドの良いところ

ここからはこのライトスタンドを1ヶ月程度実際に使用した上で、商品の良いところ・悪いところを列挙していきます。まずは良いところから紹介していきましょう。

既製品ライトスタンドの中で高さは最高レベル

ライトアームスライドを選んだ理由のところでも書きましたが、アームの設定可能な高さが最大60cmというのは市販のライトスタンドとしてはかなり高い部類です。この点に関しては、スペック通りで期待通りでした。

高さ調整の固定力が高い

高さ調整ができるライトスタンドの中には、ネジ受け穴の開いていない金属のパイプに対してネジを締め付け、その摩擦力のみで高さを固定するタイプのものもありますが、ライトアームスライドはネジ受け穴が開いているのでアームの固定力がとても高いです。

ただし、この仕様のせいで受け穴があいていない高さにはアームを固定できず、高さが2段階でしか調節できないというデメリットにもなっており、この仕様は一長一短と言えます。

樹脂ネジ採用とゴムシート付属でオールガラス水槽でも安心

ライトアームスライドは樹脂ネジ採用&ゴムシート付属

日本製の商品だけあり、製品としての安全性は高いです。水槽のガラスと接する部分は樹脂ネジまたはゴムシートになっており、金属が直接ガラスにふれることはありません。そのため、ガラスに傷をつけたり割ってしまうという不安は感じにくいです。

中国製のライトスタンド(日本向け商品ではなく中国国内向けの商品)を使用したこともあるのですが、ネジは金属でゴムシートなども付属しなかったため、ガラスを傷つけないかかなり不安でした。その時は結局ゴムシートは自分で買ってきて貼り、金属ネジとガラスの間に塩ビ板を挟むなどして対応したんですが、こういった手間がかからないのは日本製ならではのメリットと言えるでしょう。

コトブキ ライトアームスライドの悪いところ

ライトスタンドの良いところを色々上げたところで、次は悪いところを紹介してきます。デザイン面にはかなり主観が入ってますので、ご承知おきくださいませ。

高さ調整が2段階しかできない

メリットのところに書いた「高さ調整の固定力が高い」と表裏一体のデメリットで、固定力を高めるためにネジ受け穴を開けているので、穴がないところでは固定できず高さ調整の自由度が低いです。

開封すると赤サビの粉が出てきた

製品の問題ではなく保管・販売店サイドの問題かもしれませんが、新品を購入したにもかかわらずパイプの中から赤サビの粉が大量に出てきました。製品としての強度などに影響はないでしょうし、見える面は塗装されているので目立つほどの大きなサビはありませんでしたが、ちょっと萎えますね。

フレームが太くてゴツい

強度とトレードオフではありますが、アームの金属パイプが角ばっている上に太いため、かなり存在感・圧迫感を感じます。ライトを吊り下げてオープンアクアリウムにし、スッキリおしゃれな空間を!とおもっても、これだと結局ライトスタンドの存在感がかなりあるためあまりスッキリした印象になりませんでした。

色がダサい

完全に主観ですが、ホワイトとグレーの中間みたいな色合いの塗装が好きになれませんでした。こんな色合いのアクア用品を他に見たことがないし、当然ながら水槽周りで色が浮きます。真っ白か真っ黒、またはステンレスパイプみたいな金属らしい鏡面仕上げにしたほうがよっぽど良いかと思います…。

高さ調整で低い側に設定すると余ったフレームが邪魔

ライトアームスライド(高さ低めの設定)

写真を見てもらうと分かるかと思いますが、このライトスタンドの高さ調整機能は2箇所にある穴のうちいずれかを選び、ネジで固定するというものです。高い側に設定するときはいいのですが、低い側に設定すると余ったパイプが下側に突き抜けて水槽の側面に飛び出てきます。

横から水槽を眺めることは無い、と言い切れる場合ならいいですが、K-ki(K-ki@AquaTurtlium)の場合は横からも見る前提で水槽を設置しており、このパイプ部分がめちゃくちゃ邪魔でした。

他の項目とも合わせて考えるに、このライトスタンドは「照明を吊り下げて水槽周りをスッキリさせる」という考えは薄く、「照明を吊り下げてメンテナンスしやすくする」という機能性のみにフォーカスしているように感じられます。その観点では、フックが付属していると便利ですし、丸パイプよりも角パイプのほうがクリップ型のライトは固定しやすく、高さ調整は多少自由度が下がっても強度を確保できる方法のほうが問題が起きにくくて使い勝手が良いのでしょう(やっぱり色は弁解の余地なくダサいな…。)。

メリット・デメリットを整理することで、商品としてのコンセプトがなんとなく見えてきました。

コトブキ ライトアームスライドの総合評価・レビュー

ライトアームスライドを使用し、メリット・デメリットを整理した上で、総合的に評価するとしたら以下のような感じかと思います。

  • 使い勝手と安全性を重視したライトスタンド
  • デザイン面は重視しない人向け

ユーザーは多少選ぶ気がしますが、コンセプトを正しく把握すればこのライトスタンドと相性が良い人は相当数いるはずです。生体メインの水槽を管理していて、メンテナンス頻度が高い人などは、相性が良いと思います。

K-kiも飼育生体からすると相性が良いはずなんですが、やっぱりデザイン面があまり好きになれませんでした。結局現在は別のライトスタンドに変更しています。変更したライトスタンドについては、また記事を書いて紹介しますね!

K-ki

今回はコトブキ工芸のライトスタンド「ライトアームスライド 30~60」を紹介しました。よく分析してみると、コンセプトのはっきりしたいい商品だと思うのですが、販売サイトとかでもうちょっと明確に商品コンセプトを示して欲しいですね。デザインはいまいちですが、使い勝手が良いのは間違いないと思いますよ!

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K-ki

K8ki・けーきはK-kiのシノニム。 AquaTurtlium(アクアタートリウム)を運営しています。 生き物とガジェットが好きなデジタル式自然派人間。でも専門は航空宇宙工学だったりします。 好きなことはとことん追求するタイプ。

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