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世界遺産・熊野古道行ってきたよ!牛馬童子~継桜王子コース

2014/08/10

世界遺産・熊野古道 牛馬童子~継桜王子

2004年に熊野古道が世界遺産に登録されてから早10年ですね。関西在住の私としては一度は行っておきたかったんですが、関西に住んでいても交通網が不便でなかなか行く機会がありませんでした。

しかし先日遂に熊野古道に行く機会があったので、その時の様子を写真といっしょに紹介しておきます。先日とは言っても写真の日付を見るともう1年以上前の事になってしまっているようですが、頑張って思いだしながら書いていきます…(笑)。

熊野古道

熊野古道は、紀伊半島南部にあたる熊野の地と伊勢や大阪・和歌山、高野及び吉野とを結ぶ古い街道の総称で、「熊野街道」とも呼ばれています。

熊野古道には伊勢と熊野速玉大社(くまのはやたまたいしゃ)を結ぶ伊勢路、その伊勢路の花の窟(はなのいわや)から分かれて熊野本宮大社(くまのほんぐうたいしゃ)に向かう本宮道のほか、大阪から和歌山を経て熊野に至る紀伊路は田辺で熊野本宮に向かう中辺路(なかへち)と、そのまま紀伊半島を海岸線沿いに那智へ向かう大辺路(おおへち)、高野山から熊野本宮へ向かう小辺路(こへち)、吉野から熊野本宮へ向かう奥駈道(おくがけみち)とも呼ばれる大峯道などのいくつかのルートがあります。

引用元: 世界遺産熊野古道伊勢路

熊野古道は紀伊半島にある、熊野三山(熊野本宮大社・熊野速玉大社・熊野那智大社)を結ぶ参詣道の総称です。その範囲は非常に広大で、三重県・奈良県・和歌山県・大阪府にまたがります。つまり一口に「熊野古道に行ってきました!」といっても当然端から端まで全部を歩いたわけではなく、熊野古道の一部をハイキングするような感じです。

2004年に世界遺産に指定されていますが、指定された範囲が熊野古道の全てではありません。熊野古道の一部には現在の国道などに吸収されてしまった部分もあり、そういった部分は世界遺産に指定されていないところもあります。

今回はそんな広大な熊野古道の内の中辺路の一部である、牛馬童子から継桜王子・野中の清水までのルートを歩いてきました。和歌山県観光連盟のサイトでも熊野古道のおすすめコースとして紹介されています。

http://www.wakayama-kanko.or.jp/worldheritage/kumanokodo-course/plan1.html

歩いたルートを上の方の地図にも表示しています。ルートのさらなる詳細はこちらを見てもらうと分かりやすいです。

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熊野古道散策

今回私が歩いたこのルートは、和歌山県の山奥にあってアクセスもかなり不便です。まずは道の駅 熊野古道中辺路まで車で行き、そこに駐車させてもらいます。熊野古道は国道311号をはさんで道の駅の向かい側なのですぐです!

熊野古道の散策開始

では、いよいよ散策開始です。

仏像

歩き始めから道端にはこんな感じの仏像みたいなのが置いてあります。

気持ちのいい林道

道はこんな感じです。気持ちのいい林道と言った感じの雰囲気です。

箸折峠と牛馬童子像

箸折峠

少し歩くと「箸折峠」に到着します。箸折峠という名前の由来は、花山院が食事の時に近くの萱を折って箸代わりにしたからだそうです。

牛馬童子像

箸折峠には中辺路のシンボルといわれる牛馬童子像があります。牛馬童子は花山院をモデルにしたともいわれています。

牛馬童子像の後ろの彫刻

牛馬童子像の後ろには彫刻もあります。

牛馬童子像と彫刻

こんな感じの位置関係です。

箸折峠から近露を見渡す

峠を下りだすと麓の近露一体が見渡せます。気持ちいいですねー。

箸折峠を下る途中の沢

道の脇には写真のような沢もありました。何かいないかとガサガサしてみたくもなりましたが連れもいたので自粛…(笑)。

下りきるとちょっとした市街地に出ます。そしてさらに少し歩くと…。

近露王子

近露王子

近露王子公園に着きます。

近露王子碑
近露王子公園
近露王子碑

王子碑は苔生していて雰囲気があります。

近露王子を過ぎて、次は継桜王子を目指し歩いていきます。

30cm越えのミミズ

道端にめちゃくちゃでっかいミミズがいました。私の足のサイズは26.5~27cmくらいなので、少なく見積もっても30cmはありますよね。こんなサイズのミミズはなかなかいないんじゃないでしょうか…。

比曽原王子

比曽原王子

近露王子から継桜王子に向かう途中には比曽原王子というのもありました。

継桜王子へ到着

継桜王子へ到着

更に歩き続けてようやく継桜王子へ到着です。

継桜王子 説明の看板

説明の看板も出ていました。

継桜王子のお社
継桜王子

王子というものが何かあまり良くわかっていないのですが、簡単に言うと熊野詣でが盛んだったころに参詣道にできた神社群のことらしいです。ほとんどが現存していないようですが、この継桜王子は現存している珍しい例だったということかな?

継桜王子の巨木

周りには大きな木がいっぱいありました。木漏れ日っていうのはやっぱりいいものですね。

いにしえのすめらみかども中辺路を越えたまひたりのこる真清水

最後に野中の清水に寄って散策はおわりです。野中の清水は湧水なんですが、迂闊にも撮影し忘れて写真が残っていなかったので、脇にあった石碑の写真を載せときます。

このあとは近くの野中一方杉バス停まで歩き、バスに乗って道の駅まで戻ります。いろいろ見て回ったりゆっくり歩いたりで、大体2時間半程度の行程でした。気持ちのいい運動になりました!

まとめ

K-ki

今回は世界遺産・熊野古道の牛馬童子~継桜王子付近を散策した様子を紹介しました。自然派の私としては心が洗われる気持ちでした。かなり不便な場所にあるせいで世界遺産の割には全然人もいないし、ハイキングに行きたいなーってときにはおすすめですよ。これくらいの距離を歩けばいい運動にもなるはずです!

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K8ki・けーきはK-kiのシノニム。 AquaTurtlium(アクアタートリウム)を運営しています。 生き物とガジェットが好きなデジタル式自然派人間。でも専門は航空宇宙工学だったりします。 好きなことはとことん追求するタイプ。

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