小型水草水槽の立ち上げ!設置場所から濾過までコレで完璧!

小型水草水槽のセッティングと立ち上げ

6月頃から書き始めた「小型水草水槽立ち上げ記録」シリーズですが、ついに水槽の立ち上げ記事を書くところまでこぎつけました。今回のエントリーでついにシリーズ完結?です。ちなみにこのシリーズのバックナンバーは以下のタグでまとめられているので、良ければ読んでみて下さい。

小型水草水槽立ち上げ記録
20cmキューブ水槽で小型水草水槽を立ち上げた記事のまとめです。簡単にアクアリウムを始められるように、水槽の選び方から実際に水を入れ濾過を立ち上げるところまで詳しく説明してあります。アクアリウムを始めてみたい方におすすめのまとめです。
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前回の第4回の記事では、水槽に植える水草の種類を選ぶ方法について説明しました。

小型水草水槽の立ち上げ!購入する水草の種類を決める方法
小型水草水槽の立ち上げにあたり、水槽レイアウトを作る際に水草をどのように選ぶべきか判断基準やおすすめの方法を紹介します。前景草・中景草・後景草など、水槽内の水草を植える場所によって植えるべき水草が異なるのがポイントです。

今回はいよいよ、これまでに準備した水槽と今回購入した水草を使って水槽を立ち上げます。ただし水槽の立ち上げからずいぶん時間が経ってしまっているので、エピローグ的な感じでこれまでの水槽の変遷のまとめ記事は書きたいと思っています。そんなこんなでいよいよ水槽の立ち上げの様子をご紹介します。

水槽のセッティング

まず最初は、水槽のセッティングから始めます。水槽の設置場所や底砂・レイアウト素材の設置、水入れ、フィルターのセットアップ方法などを紹介します。

設置場所の決定

水槽を置く場所を決めます。普通は市販の水槽台を使います。水槽は思っている以上に重く、その重さに耐えるためにはかなりの強度をもった専用の台でないと不安です。日曜大工が好きな方には水槽台を自作される方もいますが、その場合でもかなり強度は重視されています。安上がりに済ませたい場合はホームセンターなどで売っているメタルラックがかなり強度があるのでお勧めです。

個人的な感覚ですが、30キューブ水槽以上の重量がある場合は専用の台を用意すべきだと思います。しかし今回は20キューブ水槽、しかも軽量なアクリル製の水槽なので、総重量10kg以下と軽くすることができまいした。そこで今回は自前のラックの上に置くことにします。

小型水草水槽の立ち上げ!その1.水槽選定とセッティング
省スペース・安価・手軽を目標に小型水草水槽を立ち上げます。小型水草水槽立ち上げ手順を、ろ過・水草など内容別に数回に渡り紹介します。第1回は水槽・水槽マット・バックスクリーンなど、水槽の選定・セッティングに関する内容です。

ただしこちらの記事でも触れましたが、オールガラス水槽の場合は水槽底面を傷から守ったり、歪み・振動を吸収したりするために必ず水槽マットを敷いてください。

底床・レイアウト素材の設置・水入れ

水槽の底部に底床を敷き詰めます。底床には主に砂利ソイルの3つがあります。ソイルとは土を粒状に焼き固めたもので、砂や砂利には含まれない水草に有用な肥料分を含んでいます。また、陽イオン交換と呼ばれる作用によって水質を安定させる効果もあります。これにより水草の育成に適切なpH値に水質を保つこともとても簡単になります。

欠点は粒が崩れたり肥料分が使い尽くされたりすることがあるので寿命が存在し、2年程度で底床を入れ替える(=水槽リセット)必要があることです。初心者でもソイルを使うことで水草育成の難易度が一気に下がるので、どうしても譲れないこだわりがあるのでなければソイルを使うことをお勧めします。

今回私はGEXの水草一番サンドのパウダータイプを使うことにしました。初心者にも扱いやすく多くの水草を育てやすいという高評価のソイルです。20キューブ水槽なので2kgもあれば十分です。

育てる水草の種類に応じて相性のいいソイルというものがあるので、自分の育てたい水草と相性の良いソイルをネットなどで探してみるとよいと思います。また、砂をメインに使いながら石などで区切られた一部分にソイルを敷いて水草を育てるスタイルもあります。

ソイルを底におよそ5cmくらいの暑さで敷いたら水を入れます。いきなり水を注ぐと細かいソイルの粒や粉が舞って水がものすごく濁るので、ソイルの上にビニール袋などを敷いてから静かに水を注ぐようにします。こうすればソイルの粉などが舞い散らず、あまり水を濁らせずに済みます。

ソイルを使うと水槽の立ち上げ直後に、ソイルに含まれている栄養分などが水中にたくさん溶けだしコケ発生の原因になってしまいます。なのでソイルを使う場合は、立ち上げ直後は特に集中的に換水するようにします。立ち上げて最初の1週間は毎日全水量の半分、次の1週間は2~3日に1回3分の1程度の換水を行います。

レイアウト素材については流木や石などを見栄えが良くなるように配置していきます。土管などの人工物は景観を悪くするので水草水槽ではあまり入れる人はいません。詰め込み過ぎてごちゃごちゃしないように配置いします。私は今回は木化石と小さな流木を一つずつ配置してみました。

フィルターのセッティング

ソイルを敷いて水を入れると、どんなにうまくやっても水が濁ってしまいます。放っておけばそのうち透明になるので待ってもいいのですが、時間ももったいないのでフィルター設置してしまいます。そうすると細かい粒子がフィルターに吸い集められて早く水の濁りを抑えることができます。フィルター設置の詳細は説明書などに従ってください。ホースや配管がなるべく目立たないように設置するとキレイな水槽に一歩近づけます。

ここまでの作業でこんな状態になりました。水槽(として使っているアクリルケース)の強度が不安なので外掛け式フィルターは台の上に置いて重さを支えるようにしました。

ソイル・レイアウト素材を設置して注水

水草の植栽

いよいよ水草を植えていきます。植える水草は前回の記事でも紹介した、AQUA SHOP wasabiさんで購入した水草と自前のロタラ等を使います。

小型水草水槽の立ち上げ!購入する水草の種類を決める方法
小型水草水槽の立ち上げにあたり、水槽レイアウトを作る際に水草をどのように選ぶべきか判断基準やおすすめの方法を紹介します。前景草・中景草・後景草など、水槽内の水草を植える場所によって植えるべき水草が異なるのがポイントです。
購入した水草

水草を植える時は、鉛やスポンジ、ロックウールなどは全て取り除いて5cm程度の長さにカットし、底床にやや斜めに差し込みます。水草の葉っぱが生えているところが節のようになっていると思いますが、2~3節が埋まる程度差し込めば良いです。差し込む部分の葉は邪魔になるので取り除いてしまう方が良いと思います。有茎草は全てこれとほぼ同じような植え方で大丈夫です。

これで水槽の立ち上げはほとんど終わりです。立ち上げ直後はこんな感じになりました。

立ち上げ直後の様子 立ち上げ直後の斜めからの様子

少なくともこのまま1週間は生体を入れずにフィルターが稼働しているだけの状態にしておき、ソイル立ち上げにおける初期集中換水を行います。これはソイルのpH調整効果などの水質安定化作用や、初期の栄養分の大量溶出が落ち着くのを待ち、安定した環境に生体を入れるためです。

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濾過の立ち上げ

この後はいよいよ生体を入れていくわけですが、その時に濾過が機能しているかどうかが重要な問題となります。今回私は濾材として既に別の水槽で使用していたスポンジを使ったので濾過はすぐに機能しましたが、初めて水槽を立ち上げる際には濾過の立ち上げも同時に行わなければなりません。生体をたくさん入れるのは生物濾過のサイクルが完成した後になります。

水槽の立ち上げ方・濾過の始め方-パイロットフィッシュは必要?
アクアリウムを始めるための水槽の立ち上げ方や濾過を働かせる方法を解説します。パイロットフィッシュ法とフィッシュレスサイクリング法を用いた水槽立ち上げの具体的な手順や、パイロットフィッシュにおすすめの熱帯魚等を紹介します。

濾過の立ち上げ方については、こちらの記事に詳しい解説があります。この記事ではとりあえず2種類の簡単な立ち上げ方を書いておきますが、やはり水槽の立ち上げに際してある程度の知識は必要ですので、上の記事を読むなどしてろ過についてきちんと調べることをお勧めします。

パイロットフィッシュを使う方法

ざっくり言えば、濾過はある程度の水の汚れがある状態でフィルターが稼働していれば立ち上がります。そこで丈夫な魚を少しだけ水槽に入れて濾過の立ち上げまでの水の汚し役になってもらうという方法です。当然濾過が立ち上がるまでは汚い水の中で生きていかなければならないので丈夫な種類が望ましいです。また、魚の数が多すぎると水が汚れすぎて生きていけないので魚は2~3匹までにします。水槽のサイズにもよりますが、2週間くらい経てば徐々に生体の数を増やしていっていいと思います。

パイロットフィッシュの代わりに魚の餌などの水を汚すモノを水槽に投入して濾過を立ち上げる方法もあります(フィッシュレスサイクリング法)。

そのまま放っておく方法(ソイルの場合のみ)

底床にソイルを用いた場合、立ち上げた直後にはソイルから水の汚れになる成分が溶け出してきます。それをもとに濾過を立ち上げていく方法です。フィルターを稼働させておきながら1カ月程度待つと濾過が立ち上がると言われていますが、個人的にはもう少し短期間で立ち上がるのではないかと思います。1カ月程度経って濾過が立ち上がったと判断したら少しずつ生体を入れていきます。

まとめ

これで小型水草水槽の立ち上げは完了です。長い立ち上げのシリーズ記事でしたが,読んでいただきありがとうございました。今後は立ち上げた水槽の変遷を追っていきます。

次の20cmキューブ小型水草水槽関連の記事では、冒頭でも説明した通り実際の立ち上げから記事を書き終えるまでの変遷を紹介します。

色んな変化があった…20cmキューブ小型水草水槽4ヶ月の変遷
小型水草水槽立ち上げ記録で立ち上げの様子をまとめていた20cmキューブ水槽の4ヶ月後の様子を紹介します。水槽が小型すぎてメンテナンスが面倒だったりグロッソスティグマが上手く育たなかったりと問題も多いですが楽しんでいます。

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