• 最終更新日:2017/03/10 約5分

亀の飼育に役立つ!シェルターにもなる陸場・陸地の自作方法

完成した陸地兼シェルター

水棲亀を飼育するときには水場と陸場を用意する必要があります。多くの人は水槽などの飼育ケースに直接水を張って水場とし、陸場として市販の亀の浮島などを使用しているのではないでしょうか。そんな亀の陸場・陸地について考えてみます。

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市販の亀用の陸地としても優れたものはいくつかありますが、意外と値段が高いです。構造は簡単に見えますし、できれば安く済ませたいところ。そこで今回は、多少見栄えは悪くなるものの市販品と比べるとかなり安価で用意できる、亀用の陸地の作り方を紹介します。

市販の亀用の陸地

市販の亀用の陸地・浮島は、基本的には大きさと値段が比例します。大きい物ほど高いわけです。商品としては色々な物がありますが、爬虫類用品メーカーとして海外でも評価の高いZOOMEDのタートルドックなどがおすすめです。

ただこのタートルドック、Mサイズ(18cm×39cm)で3000円、Lサイズ(23cm×46cm)なら4000円程度します。アカミミガメのアダルトを飼育しようと思うとこれくらいのサイズは必要ですが、ちょっと高いですよね。徐々に水槽のサイズを大きくしていこうとしている場合には、水槽サイズを変える度に陸地も買い直すことになってしまい無駄も多いです。

亀の陸場の自作方法

そういった不都合を避けるために、圧倒的に安く陸地を用意できる自作方法を紹介します。市販品を購入するのではなく、自分で工夫して亀の陸場を作ってしまうことで、コストを抑えることが可能です。

用意するもの

亀の陸場の自作のために用意するもの

用意するものは以下の通りです。

工具も含めてこれだけで作れてしまいます。ニッパーがなければ頑張ればハサミでも大丈夫だと思います。多分全部100円均一ショップで買えると思うので、予算は400円(税別)です。私はニッパーは家にあったものを使いましたが、それ以外はザ・ダイソーで購入しました。とても安上がりです!

亀用の陸地の作り方

では陸場を作る手順を紹介していきます。

薬品の除去

まずは人工芝と土台となる棚を、お風呂場で熱いお湯(50~60℃)でしっかり洗っておきます。

人工芝と棚をお湯で洗う

水槽に何かものを入れる時には、できるだけ薬品やその他の水質に影響を与える可能性のあるものを取り除いておきたいので、しっかりと洗っておきます。お湯を使うのは水よりも薬品などを洗い流せそうだからです。気休めかもしれませんが私は一応洗いました。

人工芝をカット

棚を土台にしてその上に人工芝を敷くので、人工芝を棚のサイズに合わせてカットします。

人工芝と棚のサイズ合わせ

こんな感じでサイズを確認したら、

人工芝をニッパーでカット

ニッパーでガンガンカットしていきます。ハサミでも切れないことはないですが、結構力がいるのでニッパーの方が楽ですよ。

カット後の人工芝と棚

カット後はこんな感じになります。

スロープ部分の延長

上の写真の状態だとちょっとスロープ部分が短いように感じたので、カットした人工芝の余りを接続してスロープ部分を延長します。

人工芝を接続

多くの人工芝がこのように人工芝どうしを接続するためのはめ込み穴と突起が付いていると思います。ただ、カットするときに考えて置かないと延長したい方向に接続できない可能せがあるので注意して下さい。

人工芝どうしをはめ込む

こんな感じで余りの人工芝をスロープ部分にはめ込みます。

スロープを延長した状態

延長した後の様子が上の画像です。スロープが長くなって亀が陸場に登りやすそうになりました。

人工芝と棚の固定・スロープの角度調整

最後に結束バンドを使って人工芝と土台の棚を固定します。

人工芝と土台の棚を結束バンドで固定

また、スロープ部分の傾斜角度も結束バンドを使って調整します。強く締め付ければ傾斜角が急になります。

スロープの傾きも結束バンドで調整

どちらの場合も使用した結束バンドの余り部分は、亀が怪我をするといけないのでニッパーで切り落としておきます。

完成

完成した陸地兼シェルター

これで亀用のシェルター(隠れ家)兼陸場は完成です。亀が歩く部分は人工芝になっているため足がかりが良く、亀の活動を妨げません。陸場の下の部分に空間があり潜り込めるようになっているので、亀の隠れ家としての役割も果たすことができます。また、水槽内で陸場がスペースを取ってしまわず、亀の活動範囲を広く取れるという点でも使いやすいものになっていると思います。

陸地兼シェルターを水槽に設置

水槽の中に入れるとこんな感じになります。この陸場を使った亀水槽のセッティング例や、亀の飼い方全般については、以下の記事でかなり詳しくまとめています。良ければ読んでみてくださいね。

またこのブログでは、今回紹介した自作陸場とは異なるタイプの陸場の自作方法も紹介しています。こちらのタイプの自作陸場は、水面に浮かべる浮島タイプになっています。それぞれの自作陸場にメリット・デメリットがあるので、こちらの記事も読んでもらった上で好みの方を作ってみてくださいね。

カメ飼育で役に立つ、安価な陸地兼シェルターの作り方を紹介しました。これくらいの値段・手間で作れたら水槽のサイズアップに合わせて新しい陸場を用意するのも簡単ですね。同じような陸地を作っている方も結構いると思いますし、もっとここをこうした方がいいよ!というアドバイスが有ればコメントしていってくださいね。

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Comment

  1. ギバッジ より:

    はじめまして。
    亀ではないのですが、サワガニを飼育しています。
    陸地を作成するとき、スロープの部分をどうしようか悩んでいました。
    これならサワガニもスロープを渡って陸地に行けそうなので、とても参考になりました!

    • K-ki より:

      ギバッジさん、はじめまして。
      コメントありがとうございます!

      サワガニいいですねー。私も飼ってみたいと思ってるのですがなかなか機会がありません。意外なところで役立った感じですが、喜んでいただけて良かったです!

  2. けん より:

    はじめまして。
    紹介されている亀なんですが、どうも純血のニホンイシガメではなく、ウンキュウ、あるいはクォーターのような気がします。特に目がクサガメ系だったもので。いかがでしょう。

    • K-ki より:

      けんさん、はじめまして。

      どの写真を見てクサガメの血が混ざっていると思われたのでしょうか。うちの亀は譲っていただいたものなので親亀を私が直接見たわけではありませんが、両親ともニホンイシガメだと聞いています。

      私が普段観察していてもクサガメらしい特徴は見られません。ご指摘の目もクサガメのように白い帯が入って瞳が横長に見えたりはしません(まとめの項目で使っている写真はちょっと白い帯のようなものが見えますが光の反射です)。

      もし気になる部分があればもう少し具体的に指摘していただけると幸いです。

      • けん より:

        特にauthorに使用されている写真なんです。
        ご存知かとは思いますが、ウンキュウはクサガメタイプとイシガメタイプに分かれます。イシガメタイプでも目に特徴が出る印象があります。
        写真の目はクサガメそのものではないのですが、ニホンイシガメの目とはまた異なるようにも見えます。
        ニホンイシガメの目はほとんど黒いのですが、写真の目は白い部分がはっきりしています。それから首の色合いも気になりました。
        しかし、イシガメタイプのウンキュウでもキールが3本現れることが多いので見分けがつきやすいのですが、他の写真も拝見するとキールは1本に見えるので首から下は見分けがつきにくいです。クオーターか、もしかするとそれ未満じゃないでしょうかね。
        ニホンイシガメをたくさん扱ってるところで見ると時々混じってるウンキュウは独特の雰囲気を持っているのでそれとなく分かります。他のニホンイシガメと比べてみると判断つきやすいのではと。お目汚しすいません。

        • K-ki より:

          確かにウチのイシガメは目の部分の白っぽい部分がはっきりしていますね。ただネットでの画像検索では黒が多い個体も、白っぽい部分が多い個体もいましたし、それをウンキュウの特徴と断じているような情報もありませんでした。なのでウンキュウとするには根拠に欠けると感じます。

          首の色については比較してもニホンイシガメとされるものとの大きな差は感じられませんでしたが…。

          雰囲気など明瞭でない判断基準でウンキュウとする根拠が乏しいですが、気になってしまったので今後Twitterか記事などで知識の豊富な人の意見も募ってみたいと思います。

  3. zoe より:

    こんにちはー。
    いいですね!なんだか子供の頃に秘密基地を作ったのを思い出しました。
    「ここから登れる!」とか「ここに隠れる場所がある!」みたいな(笑)

    ある程度、棚に重みが無いとスロープを登っているときに
    ガタガタっと倒れたりしないのかな〜と思ったのですが、カメってそんなに重くないのでしょうか。
    K-kiさんのとこのカメは結構大きく見えましたけど何Kg?何g?

    • K-ki より:

      zoeさん、こんにちは。

      秘密基地、確かにそんな感じです(笑)。私も亀に意図が伝わるのか?と半信半疑でしたが、意外に思った通りに使ってくれています。

      亀の力で動かされたりはしますが、陸地が倒れたりは今のところしてないです。この陸場を使っている亀は甲長10cmくらいで重さは多分100gちょっとです。これくらいのサイズなら全然大丈夫でした(^^)

  4. フラン より:

    ペンチではなく、ニッパーですよ。(どうでも良いですね(^^;) 参考になりました。今ではアカミミガメの水槽に使ってます。

    • K-ki より:

      フランさん、こんばんは。

      ホントだ、ペンチじゃなくてニッパーですね、修正しておきました。どうやら勘違いしたまま記事を書いてしまったようです。ご指摘ありがとうございました(笑)。

      アカミミガメの水槽に使ってもらえているとのこと、嬉しいですね! 記事を書いた甲斐があります。これからも役に立つ記事を書いていくので、時々覗いてみてくださいね!

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著者:K-ki
K8ki・けーきはK-kiのシノニム。
AquaTurtlium(アクアタートリウム)を運営しています。

生き物とガジェットが好きなデジタル式自然派人間。でも専門は航空宇宙工学だったりします。
好きなことはとことん追求するタイプ。

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