• 最終更新日:2017/03/10 約12分

ウンキュウ-イシガメ・クサガメと交雑種の特徴・見分け方

ウンキュウ-イシガメ・クサガメと交雑種の特徴・見分け方
coniferconifer

先日、うちのニホンイシガメがクサガメの血が混ざったウンキュウかもしれないという記事を書きました。

この記事に対してブログやSNSへのコメント、メールなど色々な場所で意見をいただきました。せっかくいただいた意見なので、多くの人にも役立ててもらえるように記事にしてまとめておきます。

スポンサーリンク

先に結論を言うと、うちのイシガメはおそらくウンキュウではなくニホンイシガメだと思われます。もちろん厳密にはDNA鑑定くらいのことはしないと断定できませんが、この記事では主に外見などからウンキュウを判別する方法を紹介します。

ウンキュウ

前回の鑑定希望の記事にもウンキュウについての説明は書きましたが、ここでももう一度説明しておきます。

概要

ウンキュウとは、ニホンイシガメとクサガメの交雑種のことを指します。名前の由来にはいろいろな説がありますが、中国語で陸上や淡水に生息する亀を意味する「烏亀(ウーグェイ)」が変化して「ウンキュウ」と呼ばれるようになったと言われています。

種間の交雑によって生まれる交雑種では、一般的には繁殖能力が失われていることが多いのですが、ウンキュウでは繁殖力をもつ個体が多いという特徴があります。そのためウンキュウ×ウンキュウ、ウンキュウ×ニホンイシガメ、ウンキュウ×クサガメといったペアからも子供が生まれてしまい、遺伝子がどんどん混ざることになります。つまり純粋なニホンイシガメやクサガメの減少につながってしまうわけです。

またイシガメとクサガメの交雑種だけでなく、ニホンイシガメ×ハナガメで「ハナウンキュウ」、モロッコイシガメ×ウンキュウで「もろきゅう」などという交雑種もいるようです。これらは自然下で発生しているものというよりはブリーダーが作出しているようですね。個人的には、雑種を意図的に作り出すような行為は生き物で遊んでいるように感じられてあまり好きではありませんが…。

特徴

ウンキュウにはイシガメの特徴が強く出た個体(イシガメ型)とクサガメの特徴が強く出た個体(クサガメ型)がいます。上に書いたように繁殖能力があるため、イシガメとクサガメのハーフのみならず、クォーターやそれ以下の交雑率の個体も生まれ、そのような個体では血が濃い方のカメの特徴が強く現れます。

例えばこの亀は、甲羅や顔にはクサガメの特徴が強く現れていて一見するとクサガメに見えますが、手足にイシガメの特徴であるオレンジのラインが出ている(1枚目の左前脚)ことや甲羅の色合いからウンキュウと判別できます。こういった個体はクサガメ型とされるわけですね。

他にも多くのウンキュウの画像をGoogleの画像検索で見ることができます。

生態系との関わり

ウンキュウはその珍しさから以前は「幻の亀」と呼ばれ、高値で取引されていたこともありました。その場合にはブリーダーがイシガメとクサガメを掛け合わせてウンキュウを生まれさせていましたが、今では野生下でも多くのウンキュウが見られるようになってしまいました。これは生息環境の変化や外来種の存在により、これまであまり交わることのなかったイシガメ・クサガメの生息域が重なり始めているからと考えられてます。

ウンキュウのような雑種が、人間の飼育下のみで楽しまれるのと野生下で生まれてくるのは全く異なる意味合いがあります。野生下でウンキュウが増えることは、純粋なニホンイシガメの減少にもつながる、生態系にダメージを与えうる現象です。この点については、今後より詳細な調査がされると良いのですが…。

ウンキュウ・ニホンイシガメ・クサガメの見分け方

ニホンイシガメとクサガメそれぞれの特徴を紹介します。ここで紹介する特徴の内、イシガメの特徴もクサガメの特徴も併せ持つ個体はウンキュウである可能性が高いと言えます。また、ウンキュウに顕著にあられる外見的な傾向も紹介します。

顔の模様

クサガメは上の画像のように顔の周囲に黄色い縞模様があります。

頭部の拡大写真

それに対しニホンイシガメは、色の濃淡はあるものの明瞭な模様はありません。これはクサガメとニホンイシガメを見分ける上ではかなり分かりやすいポイントです。

上で紹介した画像でも分かるように、クサガメの目は瞳の周りは白~明るい黄色っぽい色で、瞳の横に黒い帯状の模様が入ります。ニホンイシガメは瞳周辺の色がもう少し暗く、帯状の模様も入りません。

甲羅

亀の代名詞とも言える甲羅にも、ニホンイシガメとクサガメでは分かりやすい違いがあります。

背甲

クサガメ
ニホンイシガメ
全体像

背中側の甲羅(背甲)では、キールと呼ばれる甲羅の縦方向に入る盛り上がった筋がクサガメでは3本なのに対しイシガメでは中央の1本のみという違いがあります。また、クサガメは甲羅全体が楕円に近い形であるのに対し、イシガメは背甲の後縁部がギザギザしています。ただしイシガメの甲羅のギザギザは成長とともに目立たなくなります。

腹甲

おなか側の甲羅(腹甲)にも違いがあります。クサガメの腹甲はかなり黒っぽいものから上のように白系の色で模様が入る場合があるのに対し、イシガメの腹甲はほとんど真っ黒です。

また、ウンキュウの腹甲についてこのブログの読者の方からもメールで情報を頂いたのでそちらも紹介します。

ウンキュウの場合、生後すぐから半年程の期間ですと画像の様に、腹甲に少し模様が入ります。

画像はリンク先を見てください。ウンキュウの子亀の腹甲にクサガメ風の模様が入っているのが分かります。

先程の腹甲の特徴は、生後半年位で消えてしまい以降は通常のイシガメと変わらなくなってもはや判別が不可能になります。

ただしこの模様は生後半年くらいで消えてしまうので、もし私のように自分の亀がイシガメなのかウンキュウなのかで迷った場合には昔の画像を調べる必要があります。うちの亀の場合は腹甲に模様が入っていたことはなく、ウンキュウに見られるこの特徴には当てはまりませんでした。

ニホンイシガメ腹甲
イシガメの場合ですと、生後すぐでも腹甲がほぼ真っ黒な傾向が高いです。色が入っても尻尾の付け根の2枚の甲板のみ(肛甲板)です。

イシガメにも腹甲に模様が入ることはあるようですが、画像のように尻尾周辺のかなり限られた範囲にしか入らないようです。情報を下さった日暮琥珀さん、ありがとうございました。日暮琥珀さんのブログは以下で見ることができます。

手足

クサガメの手足は基本的に黒っぽい単色になっています。

前脚

それに対してニホンイシガメの手足は側面にオレンジ色のラインが入っている場合があります。

このオレンジのラインはイシガメの生息地(西日本・東日本)によって有ったり無かったりするそうです。うちの亀ではハッキリと確認できています。

この亀は全体的にクサガメの特徴が現れていますが、前脚にオレンジ色のラインが出ているので恐らくウンキュウです(甲羅の色もイシガメっぽい)。野生の個体のようですので、やはり自然下でもウンキュウが生まれているのがうかがえます。

性成熟

成長にともなって現れる特徴にも、イシガメとクサガメで違いがあります。

私が飼っていたウンキュウのオスも特徴はほとんどイシガメでした(最初はイシガメだと思ってました)。それがあるとき、クサガメほどではありませんが、黒化しました。クサガメのオスは性熟すると黒化します。その特徴が出ていたのだと思います。

こちらは前回の鑑定希望の記事に頂いたあぅぴーさんからのコメントです。この発想は私にはなくかなり参考になりました。

黒化したクサガメのオス(成体)
飼ってるペットを撮影したもの / mekadon3xvtzr

クサガメのオスは性成熟にともなって、5歳頃からメラニズムを起こし色がかなり黒っぽくなるという特徴があります。上の画像はメラニズムを起こしたクサガメのオスで、通常のクサガメと比べてかなり黒いのが分かると思います。この特徴は交雑種であるウンキュウにも受け継がれるもので、それに注目すればうちのイシガメがウンキュウかどうか判別する手がかりになるだろうということでした。

ウチの亀はオスであることは分かっているので、今後もこの点は注視して行きたいと思います。

求愛行動

ご存じだとは思いますが、求愛行動が違います。イシガメはオスがメスの前で前脚を手招きのように動かすのに対し、クサガメはオスがメスの前で頭を振ったり、頭突きをしたりします。

こちらもあぅぴーさんからもらったアドバイス。これも私には思いつかない視点からの判別法でした。よく考えれば見た目以外でも判別できるポイントが有るはずですよね!参考になります。

ウチの亀は求愛行動も完全にイシガメパターンです。ウチにはオスしかいないのですが、なぜかオス同士で求愛していたことが(割と頻繁に)ありました…。メスがいなくてごめんね。

生態

他にもあぅぴーさんからは、見た目意外のクサガメ・イシガメの特徴から判別する方法を紹介していただきました。主なものは以下の3つです。

  • 泳ぎはイシガメの方が上手いが、水への依存度はクサガメの方が高い
  • イシガメは陸でも問題なくエサを食べることができるが、クサガメは飲み込む際に水がないと飲み込めないか相当に苦戦する
  • イシガメの方が低温に強い

見た目以外の特徴から判断するという考えは私にはなく、非常に参考になる意見ばかりでした。あぅぴーさん、ありがとうございます!

Ads by LiveBurst

ウチのイシガメがウンキュウだと思われた原因

ウチの亀はこれまで紹介してきた特徴の全てでイシガメの特徴に当てはまっています。従って私は、かなりニホンイシガメである可能性が高いとの結論に至りました。ここで、そもそもなぜウンキュウかも知れないという疑惑が生まれたのかについてもう一度考えてみます。

問題となったのはこの写真です。

AquaTurtlium遂に1周年

この写真のイシガメの目が、一般的なニホンイシガメとは異なり白い部分がはっきりしているのが気になるというのがそもそもの指摘でした。クサガメの目そのものというわけではないのですが、確かにイシガメとは少し異なる印象も受ける写真です。これについて原因を考えてみました。

撮影環境が一般的な環境より明るかった

私のイシガメ飼育環境は屋内飼育で、水槽には熱帯魚用の照明を使用しています。写真を撮影するときにはこの光の直下で撮影するのですが、この環境が屋外に比べると明るめになっていたと思われます。

亀の目の中心の黒い部分は瞳孔なので、明るければ明るいほど小さくなります。すると目の周りの部分が相対的に目立つようになるんですね。これが亀の目の印象が普通のイシガメと異なったひとつの原因だと思います。

カメラの色調補正機能で黄色が出にくい設定になっていた

もう一つは、照明の色です。私の環境では、熱帯魚用の通常照明、爬虫類用紫外線ライト、保温用白熱電球の3つの証明を利用しています。熱帯魚用の照明と紫外線ライトの光は「昼光色」という白色に近い色の光ですが、白熱電球は「電球色」というかなりオレンジ色っぽい光です。

この照明下で撮影をすると亀がかなりオレンジ色っぽく写る場合があるため、カメラの色調補正でやや青っぽく写るように設定しています。このあたりの照明の色とカメラの色調補正の兼ね合いで、瞳周辺がかなり白っぽく撮影された可能性があります。

頭部の拡大写真

実際に水槽の外で撮影すると、上の写真のように印象が変わり、ニホンイシガメの個体差の範疇に入りそうな雰囲気になります。どうやら飼育環境の照明とカメラによる影響が少なからずあり、ウチのイシガメがウンキュウのように見えたと思われます。

ただし最初にも書きましたが、この記事に書いた内容だけでニホンイシガメだと断定できるわけではありません。野生下での交雑も進んでいることから、目に見える特徴には現れなくとも先祖を辿って行くとクサガメの血が混ざっている可能性もあります。Facebookでも意見を頂きましたが、亀に詳しい先生に血液などからDNAを調べていただくなどしなければ、断定まではできませんね。

流石にDNA検査までしてもらうのはハードルが高いので、今回はこの辺りでこの問題の追求はおいておくことにします。しかし色々な方のアドバイスを頂くことができて非常に勉強になりました。ご協力くださった皆様、本当にありがとうございました。

ニホンイシガメ・クサガメの特徴を比較し見分ける方法を紹介しました。ウンキュウであるかどうかの区別にも役に立つと思います。こうやってまとめてみると、当たり前ですがニホンイシガメとクサガメは見た目も生態もかなり違うことが再認識出来ました。うちの亀も一応ニホンイシガメという結論が出せて一安心です。良かった良かった!

スポンサーリンク

Comment

  1. 日暮琥珀 より:

    こんばんは。

    上手に纏められましたね。お見事です!

    私自身、言われるまで中々気付けない部分があったりで、私も勉強になりました。
    色々調べて行く内に、ウンキュウ自体が奥深いもので一筋縄では行かないなと思いました。
    恐らくイシガメとクサガメが掛かると、かなりな変異の仕方があるように感じました。
    それは眼に見える範囲だけでは無く、眼に見えない部分にまで及んでいると思いました。

    なので、自然下でも早急に調査されたら良いなと思います。従来クサガメは在来種と
    言われていましたが、此処へ来て外来種ではないかと言う事も言われていますので、そうだと
    したら、やはり天然のニホンイシガメがこの先本当に拙い事になるのではと思いました。
    古い浮世絵なんかの資料を見ても、そう言えばクサガメの絵が無いんですよね。
    イシガメの絵はあるんですけど。なので興味が尽きない所でもありますね。

    今回、当ブログをご紹介頂き有難う御座いました。今後も宜しくお願い致します。

    • K-ki より:

      日暮琥珀さん、コメントありがとうございます。
      上手いことまとめられてよかったです。

      クサガメ外来種説も結構信憑性がありそうですよね。化石の出土もないらしいですし。ニホンイシガメに関して、あらゆる部分で今後もっと詳細な調査がされると嬉しいのですが…。

      こちらこそ、ブログを紹介させていただきありがとうございました。今後もよろしくお願いします。

  2. あぅぴー より:

    こんばんは

    ご自身の中で結論付けができたようでよかったです。

    ここまで私の意見が参考にされていたとは・・・
    恐縮です。

    純粋なイシガメが減っているというのはやはりなにやら残念ですよね。

    余談ですが、クサガメはある年代まで遡ると化石が出なくなるそうです。
    文献でも明治くらいから(?)クサガメについての記述が出現するそうです。
    年代等詳しくは覚えていないのですが(済みません・・・)、クサガメは移入された種で間違いないと私は思っています。

    まあしかし、イシガメだろうがクサガメだろうがウンキュウその他だろうが、愛情もって大切に飼育するのが飼育する者のつとめですがね(笑)

  3. あぅぴー より:

    済みません、訂正です。

    私が飼っていたウンキュウのオスも特徴はほとんどイシガメでした(最初はクサガメだと思ってました)。それがあるとき、クサガメほどではありませんが、黒化しました。クサガメのオスは性熟すると黒化します。その特徴が出ていたのだと思います。

    の(最初はクサガメだと思ってました)の部分
    (最初はイシガメだと思ってました)の間違いです。

    なにやら意味の分かりにくい文章になってしまってましたね・・・(汗)

    今更ながらミスに気付きました。
    記事に載せてくださったのに、申し訳ありません。

    • K-ki より:

      あぅぴーさん、コメントありがとうございます。
      あぅぴーさんのご意見はかなり参考になりました。本当にありがとうございます。

      私もクサガメはほぼ外来種で確定だと思っています。そうなるとやはり日本固有種としてのイシガメの重要性みたいなものを感じます。

      もちろん、イシガメ・クサガメ・ウンキュウに関わらず自分の亀は大切に飼育しなければならないですよね。私の場合は今後の繁殖などを考えるとどうしても気がかり、という感じでした。

      引用させてもらっていた部分も訂正しました。ご指摘ありがとうございます!

      • あぅぴー より:

        訂正を有難うございます。

        参考になったのならば幸いです。

  4. イシガメ飼育者 より:

    更に追記しますね。
    イシガメにクサガメの血が入ると、甲板の成長線部分にミミズ腫れの様な膨らみが見られる事があります。
    これは、甲羅そのものの質が違うと言うかなんと言うか。
    微妙に違うんですね。
    そういった個体は見た目はモロにイシガメだったりしますが、通常のイシガメに比べ、甲羅に艶があります。
    因みに亀の交雑に関しては、遺伝子照合もタンパク照合も決定打にはなりません。
    ですから甲羅すると大変な事になります。
    ウンキュウのペアからは、モロにイシガメって個体も、モロにクサガメって個体も産まれます。
    ですが、特長が固定された亀だけが産まれる訳では無い為に、これらの血をひくと交雑種であり、何処にも街灯しない亀となります。
    爬虫類の交雑の怖さは、この遺伝子撹乱にあり、正確がわからなくなる部分です。
    ですからむやみやたらに飼育個体を自然に放流するべきでは無いと言われています。

  5. イシガメ飼育者 より:

    甲羅→交雑です。
    誤変換すみません。

    • K-ki より:

      イシガメ飼育者さん、コメントありがとうございます。

      甲板のミミズ腫れのような膨らみというのは初めて聞きました。中々にいろいろな方法を教えていただけるので、こんな記事を書いた意味もあったなと思っています。

      亀の交雑に関して遺伝子称号が決定打にならないというのも初耳です。あまり生物学には精通していないのですが、そのあたりの資料などありましたら、勉強してみたいので教えて頂けると嬉しいです。それと頂いた別のコメントへの返信にも書かせていただいたのですが、イシガメ飼育者さんの亀を純血のニホンイシガメと判断できたポイントなどあれば、参考までにお教え頂けると嬉しいです。

      • イシガメ飼育者 より:

        遺伝子照合の是非については矢部教授に伺いました。
        個体差なのか交雑によるのかが塩基配列の照合だけでは判別不能との事です。
        結果として複数の個体を比べた場合、証明されるのは異なるって事実だけだそうです。
        また、もう一つの手段としてタンパク照合ですが、これは扱いがデリケートで、同じ人間が複数回行っても異なる結果が出る為に判断材料としては難しいそうです。
        純血の判断としては人が住めない、つまりは移入種を持ち込めない土地の亀を偶然に見つけ、一部の個体を持ち帰ったものだからです。
        我が家の亀は通常は生息していると思わない山中の渓流、しかも激流のもので、アカミミを持ち込めば判りませんが、クサガメが生きていくのは厳しいですし、人間が住まないだけに持ち込まれてもいません。
        何より、水辺の生き物も目につくのはヤマメやらシマドジョウ、エビ、カワニナの類でザリガニすら居ません。
        シカ、イノシシ、熊、狐、ウサギ、穴熊って感じの生き物には良く出会います。
        長時間居れば複数の山蛭に集られ、マダニの餌食になります。
        塩水に浸し、乾かした衣類の上にナイロンでも着込まなきゃ入れないです。

  6. 交雑の深度が深い個体の記事を以前載せていますから、一度見てみて下さい。
    ミミズ腫れの様な膨らみはクサガメの甲板の特徴を取り込むと発生するみたいです。
    この後も多くの交雑亀を駆除しましたが、同様の特徴を有するものを複数確認しています。
    記事に使った個体は我が家で長く飼われているイシガメだと思っていたもので、全体的に四角い以外は一見するとイシガメです。
    ですが、甲板の感じがイシガメの様に平らでは無い為に、複数のイシガメ、ウンキュウ、クサガメと比較し、クオーター以下の交雑亀だとの結論となりました。
    成長と共に脱皮する甲羅の状態もイシガメみたいにいつ剥がれたのか判らないものでは無く、クサガメの様に浮いて剥がれる感じです。
    これは私も最初は違和感を感じつつ、交雑亀だとは気づきませんでした。

    • K-ki より:

      ミミズ腫れのような模様、画像付きで説明して下さりありがとうございます。やはり画像があると分かりやすいです。交雑の深度が深まるとほとんど判別はつかなくなるだろうと思っていましたが、実例が出てくるとさらに説得力が増します。

      見た目ではほとんど分かりませんが、しいて言えば甲羅の脱皮の仕方なんかは分かりやすい特徴にはなりそうですね。私も今後多くの亀を見て、そういった違和感を感じれるような感覚を養っていきたいものです。矢部教授のような方のお話もきいてみたいですね。

  7. Blog訪問、ありがとうございます。
    折角ですから、ニホンイシガメの系統、もう少し掘り下げてみます?
    純血として度々話にあがる種子島産とも少し関係があるかも知れません。
    ニホンイシガメの系統は実は二種類に別れてるらしく、由来となる個体群が氷河期に生き残った二箇所の途中によると言われています。
    片方は近畿地方、片方は九州地方ですが。
    この二箇所は氷河期にも比較的温暖であったと研究では言われています。
    その二つの個体群が徐々に生息範囲を広め今に至るらしく、遺伝子的な特徴も綺麗に別れてるらしいです。
    過去に記事にしましたから、興味があれば覗いてみて下さい。
    先人の知識を借りての記事ですから簡単にしか書けていませんが。
    この辺りも含めて保護活動には重要かも知れません。
    地域差を加味する事は今現在は非常に困難ですが、基となるこの二つくらいは何とか残していかなきゃいけない気がします。

    • K-ki より:

      こちらの記事、以前拝見させてもらったことがあります。こういった学術情報に基づいた記事、非常に参考になります。

      保護活動を本格的にやろうと思うと、このようなイシガメのこれまでの足跡みたいなものも把握しておかないといけないんですね…。私もこの2つの系統くらいは、残っていってほしいなと思います。

  8. クサガメ大好き!! より:

    こんにちは。イシガメやウンキュウやクサガメって、かなり違うんですね。とっても勉強になりました。ちなみにうちのクサガメのメスは、オスがいないので無精卵を5個くらい産み、無精卵は腐るだけです・・・。かわいそうで、「オスのクサガメを貸してくれるとか、(お金お払っても)なんとかしばらく預かったり、譲ってもらったりでいないかなぁ」と家族で話しているのです。もし、できましたら繁殖できそうなオスのクサガメを紹介していただけたらとってもうれしいです。傷や産地は気になりません。かなりのクサガメ通でよくいる場所もご存じのごようすですね。ぜひともお譲りしていただきたいのですが・・・。有精卵が産まれましたら、お送り致しますので・・・。どうかよろしくお願い致します(拝)。

    • K-ki より:

      クサガメ大好き!!さん、コメントありがとうございます。

      ご期待に添えず申し訳ないですが、私はクサガメは買っていません。繁殖を本気で考えているのなら、オスを借りるのではなく購入するなどするほうが良いでしょう。自分の飼っている亀を貸すなんてことは、余程信頼している相手でなければ無理です。

      繁殖させて生まれた子亀を育てられるのであれば、オス1匹くらいなら育てる余裕があるはずだと思います。ブリーダーズイベントか少し大きめのペットショップ、爬虫類専門店などで、クサガメのオス成体を入手してみてはどうでしょうか。もちろん繁殖させた子亀を全てきちんと育てられるのか、あらかじめ良く考えておくようにして下さいね。

コメントを残す

Ads by LiveBurst

  • MONTHLY
  • CATEGORY
  • DAILY
  • NEW

著者:K-ki
K8ki・けーきはK-kiのシノニム。
AquaTurtlium(アクアタートリウム)を運営しています。

生き物とガジェットが好きなデジタル式自然派人間。でも専門は航空宇宙工学だったりします。
好きなことはとことん追求するタイプ。

→もっと見る