「鶴は千年、亀は万年」ということわざにもあるように、亀は長寿な生き物として知られています。その長寿さから縁起が良いものとして扱われたり、時には神聖なものとされたりもしますが、それは日本国内に限ったことではないようです。今回はベトナムで神聖視されている亀のニュースをお届けします。
今回話題となっているのはベトナムのちょっと変わった亀です。どう変わっているかはリンク先の記事で画像を確認して下さい。著作権上画像を転載できないので…。
ベトナムで奇形の亀が神聖視される
- "ベトナム 体は大きいが甲羅が小さなカメ、飼い主に「聖なるもの」と呼ばれる"
-
引用元
出典
ベトナム 体は大きいが甲羅が小さなカメ、飼い主に「聖なるもの」と呼ばれる | 新華ニュース 中国ビジネス情報(元記事削除済) - 抜粋
-
ベトナム紙「トゥオイチェー」の18日付報道によると、ベトナム南部ティエンザン省のVo Minh Tuan氏は重さ2kgの体を小さな甲羅の中にしまうカメを飼っていた。ある人が3億ベトナムドンの値をつけたが、飼い主は断り、「カメは聖なるものであり、売れない」とした。
Vo Minh Tuan氏は2008年に700万ベトナムドンでこのカメを買った。このカメは体が大きいが、甲羅が小さく、釣り合いがとれず、四肢には多くの赤い斑がある。
このカメは買った日から近所の人たちの注目を浴び、多くの人が彼の家を訪れ、高価格で買おうとする人もいた。
以前、3億ベトナムドンの高値をつけた人もいたが断ったという。
同氏によると、カメは聖なるものであり、飼い主に幸運をもたらし、飼い主を長生きさせることができる。高値をつけられても売れないという。
リンク先の画像を見てもらうと分かりますが、この亀は明らかにおかしいです。奇形というか、甲羅がきちんと成長しておらずいないと思われます。それに加えて太りすぎの傾向もあるかもしれません。
飼い主のVo Minh Tuan氏は2008年にこの亀を買ったそうです。当時からこのに甲羅が成長不良だったのか、Tuan氏の飼育によってこうなってしまったのかは不明です。なんという種類の亀か分からないのですが、本来はどんな亀なんでしょうか…。
以前ちらっと立ち読みした「カメの家庭医学」という本では、この亀のように甲羅がきちんと成長していない症状の亀の写真が掲載されていました。
栄養バランスが取れていないえさを与えられ続けた結果、このような状態になってしまうということでした。ベトナムの人たちは、多分珍しさもあってかなりの価値を付けているみたいです。ちなみにおおよそ、180ベトナムドン=1円のレートなので、3億ベトナムドンは170万円くらいに相当します。ベトナムの物価とかを考えると相当な高値がつけられていると言えますね。
飼い主は亀を大切にしているようなのはちょっと安心ですが、ここまで酷い状態だと甲羅が通常の状態には戻らないのではないでしょうか。Tuan氏は、亀は飼い主を長生きさせることができると言っていますが、まずはこの亀が長生きできるかどうかがちょっと不安です…。この亀の健康状態を正しく把握していて、適切な対処をしてくれているといいのですが、どうなんでしょうかね…。
まとめ
ベトナムで話題になっているちょっと変わった亀を紹介しました。2kgというと結構大きなカメですよね。ここまで状態が悪くても成長してきた亀の生命力は凄いです。飼い主に大事にされて、少しでも長生きできるといいですね。