20cmキューブ水槽は今年の夏は暑さでミクロラスボラ・ハナビが何匹も落ちてしまったので、ちょっと死体に敏感になっています。ハナビ以外にもタンクメイトとしてミナミヌマエビが8匹くらいいるんですが、こいつらがまあよく脱皮をするんですよね。
いつもなら「おーまた脱皮か。脱いだ殻はちゃんと喰っとけよ。」と思うくらいなんですが、最近は白い抜け殻が魚の死体みたいに見えてしまいます。すると私の反応も「うわっ!また死んどるやんけ!冷却ファンも買ったのになんでやー!!」となってしまうんですね。心臓に悪いです…。
エビの脱皮は正常な成長の証
エビが脱皮すると水質が合わなかったのか?とか心配になる方もいるかもしれませんが、エビの脱皮は正常な成長に必要なものです。幼生や稚エビは1~2日置きに脱皮するとも言いますから、飼育しているエビのサイズによっては水槽内にゴロゴロ抜け殻が転がっていたとしても不思議ではないんですね!
今ウチにいるミナミヌマエビはだいぶ大きくなってはきたものの、まだ抱卵し始めるかどうかといったサイズのものばかりです。このくらいのサイズならちょこちょこ脱皮するのも変なことではないようです。
ちなみにエビの脱皮の頻度は成長とともに低下していくので、成長しきったエビばかりの水槽で抜け殻がゴロゴロ転がっているとしたら、やはり水質が安定していないのかも知れません。そういうときは水質検査薬などを使って、一度水質を確認しておくと安心できます。
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精度は?使い方は?テトラ テスト 6 in 1 試験紙を解説!
アクアリウムでの熱帯魚やエビの飼育に重要な水質検査薬「テトラ テスト 6 in 1 試験紙」で検査できる水質項目、精度、使いどころ、使い方、使用感等を詳細にレビューします。多数の水質項目を一度に測定できる便利な商品です。
水質検査薬には色々なものがありますが、とりあえずはテトラ テスト 6 in 1 試験紙があれば最低限の水質検査は出来ます。
エビの脱皮殻は放っておいてOK!
魚の死体なんかは水質を悪くする原因となるので、出来る限り取り除いてあげるのが良いです(私は他の生き物の糧になってもらう場合が多いですが)。しかしエビの抜け殻は放っておいてもOK!
エビの抜け殻はエビたちにとって重要なカルシウム源になります。水槽内に放っておけばエビが食べてくれるというわけです。抜け殻として体から失われたカルシウムは再度体に取り込んでもらったほうが良いので、捨ててしまうのはむしろ勿体無いと言えるかも。
まとめ
今回はエビの脱皮のお話でした。エビの抜け殻が転がっているのはあまり見栄えのいいものではないですが、エビのためにも少しそっとしておいてあげるのが良いみたいです。エビが脱皮するたびにイチイチ抜け殻を取り除くのも面倒ですしね。自然の摂理に任せてしまいましょう。
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