少し前の記事で隔離中のニホンイシガメの様子を報告しました。1ヶ月くらいもの間エサをほとんど食べなくて心配していたが、最近ようやく食べるようになったという趣旨の話でした。
今回はエサを食べるようになった結果久しぶりに出すようになった「糞」のお話です。上野画像でも既にちょっと見えちゃってますが、亀の糞画像を貼っていくので苦手な方はご注意を…。
糞についての観察
久しぶりに出した糞
冒頭にも掲載しましたが、ウチの闘病中のイシガメ・マル君が久しぶりに出すようになった糞の拡大版です。最近した糞はこれだけではなく、エサを食べるようになってから何回か出している内の1回の糞です。ご覧の通りマル君の体の大きさと比べるとかなり立派な糞をしていたので思わず写真をとってしまいました。
呼吸器感染症だと糞が下痢っぽくなることが多いのですが、この糞はかなりしっかりしていて下痢っぽさはありません。その点については結構安心したのですが、少し気になるところもあります。それは糞の色です。
健康な個体の糞
こちらはウチのもう一匹のイシガメ・シカク君が出した糞です。こちらもしっかりしていますが、大きさはマル君のものよりは小さいです。シカク君のほうがマル君よりも一回りくらいは体が大きいのに糞は小さいんですから、いかにマル君が立派な糞をしたかわかります(笑)。
糞の比較・考察
シカク君とマル君の糞を比較すると、シカクの方がグレーっぽい色なのに対してマルの方は濃い赤茶色になっています。
亀の糞の色は基本的には食べたエサの色を少し薄めたような感じの色をしていることが多いと思います。今はシカクがレプトミンを主食にしているのに対して、マルはカメプロスしか食べないという違いがあるので一概に比較はできませんが、マルの糞の方が色が濃いです。たぶんこの違いの原因は純粋にエサの違いのみだと思うのですが、もしかしたら便秘気味になっていて糞が硬く、濃くなっているのではないかとも思います。
今マル君の症状として、後脚が動きにくいというのがあるのですが、そういった症状の根本には内臓の不調があることが多いようなんです。便秘ならば内臓系の疾患とも関係してきそうですし、どうも気になります。
ですが仮に便秘が原因で拒食になっていたとしても、現在はかなり回復しつつあるので現状維持の対応で良いはずです。便秘の場合には水分不足も要因の一つのようなので、水変え頻度には今後も特に気を遣っていきます。今は基本的に毎日1回全換水、さらに水が汚れていたら適宜換水しているのでこれを維持すれば大丈夫なはず…。
まとめ
今回は久々に出すようになった糞についての観察でした。糞の状態を観察することはカメの健康維持にも有効です。亀の糞と健康状態の関係は水っぽい?黄色い?寄生虫?カメの糞から読み取る健康状態!で解説しているので、良ければ読んでみてくださいね。