「小型水草水槽の作り方」 一覧

このページでは、20cmキューブ水槽で小型水草水槽を立ち上げるまでの一連の流れを連載としてまとめています。アクアリウムや水草水槽に興味のある人が簡単に始められるように、水槽の選び方から実際に水を入れ濾過を立ち上げるところまで詳しく説明してあります。これからアクアリウム・水草水槽を始めてみたいと思っている初心者の方は、ぜひ順番に記事を読んでみてくださいね。

水槽選びとセッティング

アクアリウムはまず水槽を選ぶことからスタートします。水槽の大きさはろ過フィルターやライトなど他のアクアリウム用品選びにも影響するため、水槽の大きさを最初に決めてしまったほうが戻り作業が少なくなるからです。

今回は小型水草水槽を立ち上げるという趣旨なので、20cmキューブ水槽を選びました。水草レイアウトを本格的に楽しみたいのなら、立体感・奥行感を出して雰囲気のあるレイアウトを作ることができる横幅60cm以上の水槽をおすすめします。

ろ過フィルターの選定とセットアップ

水槽の大きさを決めたら、水質を維持するために重要なろ過フィルターを選定しましょう。水草水槽には外部フィルターが定番ですが、今回は小型水槽のため適合するサイズの外部フィルターがないので、外掛けフィルターを使用します。

一般的に外掛けフィルターは、活性炭等を利用して吸着ろ過をメインに濾過を行いますが、活性炭の吸着効果は有限で一定期間が経過したら交換しなければなりません。これは手間もかかるしランニングコストも高くつくので、生物濾過が中心になるよう外掛けフィルターを改造して使用します。

CO₂添加方法の検討

水草を上手く育てるためには、水草にしっかりと光合成をさせてやる必要があります。そのためには、十分な光とCO₂が必要です。水槽にCO₂を添加する方法は色々ありますが、今回は安価で手軽に導入できる「発酵式CO₂添加」を行うことにしました。

ちなみに、CO₂と並び水草の育成に重要なライトは、今回はクリップライトを吊り下げて使用することにしました。水槽周りをすっきりさせることができるので、ぜひ試してみてください。

水草の購入と水槽立ち上げ

前回までで一応水槽を始めとした飼育用品の準備が完了したので、水槽を立ち上げるために水草を用意します。

水草を入手する方法は、大きく分けてネット通販と店舗での購入の2つがありますが、今回は京都市伏見区の「AQUA SHOP wasabi」さんの実店舗で購入しました。

水草水槽の作り方まとめ

アクアリウム用品と水草の準備が整ったので、いよいよ水槽を立ち上げます。水槽の設置、底砂・イアウト素材のセッティング、ろ過フィルターの導入、水草の植栽、ろ過の始め方等、水草水槽を立ち上げる手順を順を追って説明します。