開発中の水質検査薬のサンプルが届いた!使用感と改善点という記事で、現在当ブログが株式会社CORES・株式会社共立理化学研究所と共同開発している水質検査薬のサンプルの使用感などをまとめました。そこでは書いていませんでしたが、今回もらったサンプルはちょっと使用期限が短くて、保管状態によっては数日で劣化してしまうそうです。製品化の際にはもちろんその点は改善してもらうようにお願いしてありますが、もらったサンプルは勿体無いのでバンバン使ってみようと思います。
…というわけで今回は、メインの90cm水槽ではなくサブの0cmキューブ水槽で水質検査をしてみることにしました。この水槽の水質検査をするのは立ち上げ以来なので4ヶ月ぶりくらいになります。果たして水質はどうなっているのか…!?
開発中の水質検査薬
前回も紹介しましたが、前回の記事を読んでいない方のためにもう一度紹介しておきます。今回使用する開発中の水質検査薬のサンプルはこちらです。
この水質検査薬の開発の最前線で活躍して頂いているのは、株式会社共立理化学研究所さんです。官公庁でも使用されている水質の簡易分析製品を手がけておられ、まさに水質検査のプロフェッショナルです。
水質検査薬を使用
それでは早速使用していきます。今回測定するのは濾過の立ち上げ時に発生しやすいアンモニアと、立ち上げから時間が立った水槽で多く検出される硝酸塩です。アンモニアや硝酸塩についての詳しい説明は生物濾過とバクテリアの記事で解説しているのでよければそちらもどうぞ!
まずは20cmキューブ水槽から水を少し取り出します。
検査薬の紐を抜いて水を吸い込ませ少し振り混ぜます
規定時間経過後に比色紙と見比べるだけ!これだけで水質が簡単にわかります。
測定結果
それでは測定結果を紹介します。私のメイン水槽である90cm亀水槽での測定結果や、サンプルについてのさらなる詳細は開発中の水質検査薬のサンプルが届いた!使用感と改善点で紹介しているので、よければこちらもご覧ください。
アンモニア
まずはアンモニアの測定結果です。
画像では分かりにくいかもしれませんが,比色紙の最低濃度と同じかそれよりも薄いくらいの色を示しました。生物濾過が正常に機能している水槽では基本的にアンモニアは検出されないので一安心です。
アンモニアと同じ試薬でアンモニア態窒素濃度も測定できるようです。ここまで詳しくないのであまり良く分かりませんが、アンモニアとアンモニア態窒素の量は比例するということなんでしょう。
硝酸
次は硝酸です。間違って2本使ってしまいました!テヘペロッ!
こちらもかなり薄い色を示しています。比色紙の一番薄い色と同じくらい色なので,濃度は1mg/Lといったところでしょうか。90cm水槽は亀がいることもあって45mg/L以上の濃度でしたから、この水槽はかなり低いですね。
…って実は今日の朝この水槽の水換えをしちゃったんですよね(笑)。ホントなら水換え前後の水質検査をして比較まで出来ると面白いと思うんですが、朝の時点ではそこまで頭が回りませんでした。うーん勿体無いことをした…。
でも、とりあえず水換えによって硝酸塩が低濃度に保たれていることが分かったので良かったです!
ちなみにこちらも硝酸だけでなく、硝酸態窒素の濃度も測れます。
今回は開発中の水質検査薬のサンプルで20cmキューブ水槽の水質を測定してみました。アンモニアと硝酸による測定だと20cmキューブ水槽の水質はかなりきれいな方だと言えると思います。けっこう頻繁に水換えをしている甲斐がありますね。今後も頑張って水替えしていきましょう!