ウチの90cmイシガメ水槽には、今はイシガメの他にカゼトゲタナゴとシマドジョウを混泳させています。以前はクロメダカもいたのですが、カゼトゲタナゴを導入してしばらく経ったころからだんだんと数が減っていき、最終的には別水槽に隔離して混泳は中止としました。
おそらくはカメの成長に伴って食べられてしまたんだと思います。残ったメダカは20cmキューブ水槽で飼育していましたが、この前のリセットで行き場がなくなったので実家で維持している30cm水槽へと移動してもらいました。
そして最近、以前からずっと混泳していたヤマトヌマエビの姿も見えないことに気付きました。彼らも食べられてしまったのでしょうか…。
ということで今回、亀と魚やエビとの混泳について少し実験してみることにしました。
混泳実験の概要
何をするかというとつまり…。メダカやエビを混泳させてみて生き残れるか確認するわけです。
ちょっとかわいそうですが、生き残れないということは亀の餌になるということですし、亀の健康・ストレス解消のために生餌を与えるという感覚で試してみます。
混泳実験に投入する生体
- 餌用ヒメダカ 10匹
- ヤマトヌマエビ 7匹
メダカについてはほぼ無理だろうという気持ちで安い餌用にしました。観賞面を考慮するとクロメダカのほうが好みなのですが、希望は薄いので安い餌用ヒメダカにします。
ヤマトヌマエビにはコケ取り能力も期待しています。最近水槽にエビがいないせいで、流木から生えてくる水カビみたいなのもなかなか根絶できていないので、その除去も期待しています。ヤマトは動きも俊敏で以前もかなり長期間混泳していたので、多分大丈夫だろうという思いもありました。
ちなみにこの生体たちはアクアショップ KGさんで購入しました。ちょっと不便な場所にありますが、生体やレイアウト素材が安いので私はたまに利用しています。ヤマトヌマエビが1匹50円と格安です。
水合わせをしてメダカとヤマトヌマエビを水槽へ!
まずはお店で生体を入れてもらった袋ごと水槽に浮かべて温度合わせをします。
既に興味津々のシカク君。
軽く水合わせをして水槽へ!
うん、元気よさそうに泳いでます。これなら大丈夫かもね! じゃあ私はちょっと用事があるので出かけるよ、明日の晩には帰るからねー!
混泳開始から一晩後の結果
翌晩。
帰ってきた私はまず最初に水槽をのぞきました。ヒメダカがちょろちょろと水面付近を泳いでいます。
タナゴはあんまり水際を泳がないしドジョウは底物だし、やっぱりメダカがいると動きの範囲が広がっていいなーと思いながら数を数えました。生存数は6匹。
この数は私の過去の経験に基づけば良い方です。思ったより残ってるな、という感じですね。導入直後が一番生存率が低く、ここを越えるとしばらくは生き残ります。
メダカはほとんど生餌のつもりだったんですがあまり食べていないようですね。小さくて腹の足しにもならないと思ったんでしょうか…。
次に探すのはヤマトヌマエビ。まああいつらは大丈夫だろーとおもいながら水槽内を見渡しますが…。
いません。全然いない…。隠れて出てこないのかなーと思ってその後数日にわたり探していますが、結局1匹しか見つかっていません。まさかそんなに!?
亀と魚・エビとの混泳結果まとめ
こうして今回の調査は少し想定外の結果に終わりました。まさかヤマトがそんなにやられるなんて…。
おかげで水槽のコケ取り能力は全然向上しませんでした。ホントに、どっかに隠れてないのかなあ…? 水槽のコケ取り生体を少し検討しないといけないかもしれません。
また機会があれば私のイシガメと魚の混泳調査記録も記事にしてみたいと思います。他にもカメとの混泳にチャレンジしている方がいればぜひ情報交換したいです。どなたからか情報を頂けること楽しみにしています!
2015/01/19 追記
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亀飼育をより楽しく!カメと魚やエビの混泳法・種類別データ
水棲カメの飼育をもっと楽しくする、亀と魚やエビとの混泳について解説します。私がこれまでに試したメダカ・ドジョウ・タナゴ・ヌマエビ・タニシ等の混泳データを紹介しながら、亀水槽のタンクメイト選びに重要なポイントを紹介します。
亀と観賞魚・熱帯魚やエビとの混泳について私の今までの経験からデータとしてまとめてみました。ウチのニホンイシガメとどんな生き物を混泳させ、どのくらいの生存率があるか紹介しています。カメと魚の混泳を考えている人にはかなり役に立つデータだと思うので、上のリンクからぜひ見ていってください。