1月の中頃に、藍藻が発生して手の施しようがなくなってしまった20cmキューブ水槽のリセットを行いました。この水槽リセットから1カ月ほどが経過し、20cmキューブ水槽の様子も少しずつ変化してきています。
今回はリセット後1カ月が経過した水槽の様子と、今後の水草の繁茂を狙って行ったトリミングの内容を紹介します。まあ実際のところ真新しいことはそんなに無いんですが、定期報告みたいな感じでいきます。20cmキューブ水槽は割とこまめに記事にするのに、なんで90cm水槽はあんまり記事にならないんだろうな…。
リセット後1カ月が経過した水槽の様子
水槽のリセットから1ヶ月が経過した現在の様子はこんな感じです。ちなみにリセット直後の様子はこちら。
あまり変わっていないといえばそれまでなんですが、それでもちょっとサムライモスが伸びてきているのは分かりますよね!? この水槽では第一目的は「サムライモスを増やすこと」としているので、成長が確認できるのはそれだけで嬉しいことです。まあモスですしCO2を添加しておけば育ってくれる簡単な水草なんですけどね。
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国産美種「サムライモス」の育て方!ポイントはCO2の添加
日本原産のモスであるサムライモスの育て方を紹介します。サムライモスは南米ウィローモスのような綺麗な三角葉を展開する小型のモスで、水槽の水草レイアウトでも存在感を出せます。二酸化炭素(CO2)を添加すると育成しやすいです。
サムライモスの育て方はこちらの記事にまとめています。あまりメジャーなモスではないですし流通もそんなに多くないんですが、興味のある方はどうぞ。
このレイアウトの良い所として、本当に手が掛からないという点があります。リセット前まではソイルを使っていたので1周間もすればどうしても水槽の壁面にコケが生えてきていましたが、現在は底砂は田砂のみで貧栄養の極みのような環境なので、コケもほとんど出ません。
育成中の水草もモスとミクロソリウムだけなので、栄養不足で成長に影響がでることもありません。やっぱり小規模な陰性水草レイアウトだと管理が楽で良いですねー。
ヤマトヌマエビの様子
特に重視しているわけではないんですが、綺麗な写真が撮れたのでヤマトヌマエビの様子も紹介しておきます。
結構いい写真が撮れたと思いません?(笑)誰かが見てくれているのか怪しいですが、このブログには一応ギャラリーページもあるので、そこにも掲載されるようにしておきます。結構頑張って作ったページの割にあまり見られないんですよねえ…。ギャラリーページはサイトリニューアルに伴い廃止しました。
リセット前の水槽の末期に藍藻が発生し、その除去のために3匹導入したヤマトヌマエビですが、先日1匹が死んでしまい2匹になりました。死んでしまった1匹は導入直後からあまり餌を食べず、観察していると排泄口近くでどうも糞が詰まっているようでした。助ける手立てもなく改善するように祈りながら飼育していたんですが、結局ダメでした…。こういう時になんとかする方法って無いもんなんですかね。
ブランチウッドのアクが抜けてきた
この水槽のレイアウトに使用するために正月セールで買ってきたブランチウッドのアクも徐々に抜けてきました。
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水槽レイアウト用流木「ブランチウッド」の概要&あく抜き方法
ブランチウッドの解説とあく抜き方法の紹介やよくある問題と対処法を紹介します。購入したアクアショップ「アクアリウム ボノ」も紹介します。ブランチウッドは形が良い物が多く、綺麗なレイアウトが簡単に作れるオススメの流木です。
もちろんレイアウトに使用する前にあく抜きはしていたんですが、あまり十分な時間をかけずにとりあえず沈めばOKくらいの感覚でいたら、案の定水を茶色くしてくれています。それでも下の写真の頃と比べると大分マシになってきた気もします。
この前リセットした20cmキューブ水槽。ブランチウッドからアクが出てきてブッラクウォーターに。なんかこれはこれでありかも。この水槽の生体にはブラックウォーターに住んでる奴はいないのがアレだけど、まあキニシナイキニシナイ。 pic.twitter.com/TrujpuKpsn
— K-ki@AquaTurtlium (@AquaTurtlium) 2015, 1月 21
うーん、こうして見るとそんなに差がないかも。それでも水換えの度に色が出にくくなっていることは実感しているので、もう少しすれば色もつかなくなってくるんじゃないかと希望的観測をしてみたり。
サムライモスの三角葉が展開
サムライモスは近くで見るとこんな感じに成長してきています。
サムライモスは南米ウィローモスの小型版とも言われ、三角葉を展開するきれいなモスなんですが、その傾向がちょろっとだけ垣間見えている気がします。もうちょっと待てば形も整ってくるんでしょうが、モスを綺麗に見せるには密度が命。密度を上げるには始めの時期のこまめなトリミングが重要ということで、この段階でトリミングします。
サムライモスのトリミング・巻き直し
ではトリミングの様子を書いていきます。とはいってもモスのトリミングなんて何回も記事にしているので、今更丁寧に書くこともそんなにありません。ササーッと流します。
ブランチウッドを水槽から取り出す
まずはモスを巻きつけてある流木を水槽から取り出します。
この流木の形、結構お気に入りです。
うーん、近くで見ると男前。上手くレイアウトすればもっとカッコよく見せてあげられる気がするんですが、20cmキューブ水槽くらいに小さな水槽だとなかなか難しい…。
伸びた部分をカット
伸びたなーと思う部分をカットしていきます。まだモスを巻きつけてからあまり時間が経っておらず、あまり無理をすると流木から剥がれてしまいやすいので、根元部分には気を使ってちょっと余裕をもたせながらトリミングです。
トリミングの際には、流木を入れたタッパーに少し水を張ってその上でカットすると、水ですすいですぐに切れ端を取り除けるので簡単です。浮いてるモスの切れ端は最後に魚を捕まえる網ですくって集めます。
ちなみに作業写真は撮り忘れました。
サムライモスを巻き直し
サムライモスはまだまだ育て始めで量が少ないので、トリミングで出た切れ端を集めて流木に巻きつけておきます。こうすれば切れ端も無駄になりません。90cm水槽ではモスが多すぎてトリミングの度に大量に捨ててるんですが、サムライモスも早くそれくらいまで増えてほしいものです。
ちなみにこの作業の様子も写真を撮り忘れました。不甲斐なさに愕然としています。
手入れ後の水槽の様子
一通りトリミング・巻き直しが終わって流木を水槽に戻した後の状態がこちら。ついでに水換えもしておきました。
どこにモスを巻き直したかわかりますか?
ココです!
ここですよ! 流木の左端の部分です。この部分は最初の予定では前からは見えないはずだったのでモスを巻いていなかったんですが、レイアウトしてみるとしっくりこなくて色々弄った結果見えるようになってしまった部分です。その結果全然モスがなかったんですが、今回少し巻きつけることが出来ました。
といってもトリミングしたモスの量がなかったので、ちょっとしか巻きつけられませんでした。次はこの下の部分とかに足していきたいですね。
カットされた部分はこんな感じになりました。ここから頑張って早くまた伸びて欲しいです!
今回はリセットから1ヶ月が経過した水槽のメンテナンス方法として、主にモスのトリミングと巻き直しを紹介しました。綺麗な水景を作り出すのにはこまめなメンテナンスが重要です。寒さに負けず頑張ってメンテしましょう!