デジタル?アナログ?熱帯魚・アクアリウムの水槽水温計まとめ

デジタル?アナログ?熱帯魚・アクアリウムの水槽水温計まとめ

アクアリウムに代表される水槽での生き物飼育には、温度管理がとても重要です。熱帯魚や日本産淡水魚(日淡)、金魚に、亀などの爬虫類や両生類など、水に強く依存する生物を飼育するときには、特に水温に気を配ってやる必要があります。

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暑い夏には水槽の水を冷やし、寒い冬には水を温める。これは水棲生物を飼育してをやっていれば当然のことです。

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しかしこれらのクーラーやヒーターを使って水温を調節したところで、水温が分からなければ適切な状態であるかどうかを判断することが出来ません。

今回はそんなアクアリウム等の生物飼育には欠かせない水温を知るための道具・水槽用の水温計についてまとめてみます。一口に水温計といってもいろいろな種類があるもの。自分が求める条件を整理し、最も適した水温計を選んで下さい。

水温計の種類

水温計には大きく分けてデジタル式とアナログ式の2つの種類があります。大きな違いは水温の表示方法ですが、微妙に方向性が違うので商品ごとの特徴も異なってきます。以下で詳しく説明します。

デジタル式

水温をデジタル形式で表示してくれる水温計です。大きな数字で表示してくれるため、水温の見やすさはアナログ式に比べると格段に高いです。

メリット

水温を読み取りやすい

デジタル式水温計のメリットはなんといっても視認性の高さです。水槽に水温計を設置していても、目盛りが小さくて読み取りづらいとどうしても水温計を見なくなってしまいます。すると水温の異変に気づかず水温計を設置している意味が無いなんてことにもなりかねません。

使いやすい道具を使用するのは日々の手間を省くことにつながりますから、この水槽水温の読み取りやすさはとても高く評価できます。

頑丈

アナログ式の水温計はガラス棒で出来ているためどうしても割れやすいです。亀や大型魚など力の強い生体のを飼育している水槽では、生体に噛まれたり引っかかれたりして破壊されることもあります。

デジタル式の水温計では水槽内に入れるのは樹脂製のセンサー部分のみですから、衝撃で割れたりする心配はありません。力の強い生体の水槽ではデジタル式のほうが使用しやすいでしょう。

水槽内がスッキリ

アナログ式の水温計はガラス棒出できた水温計本体を水中に沈めるため、どうしても水槽内で場所を取り目立ちます。デジタル式ではセンサー部分のみを水中に沈めれば良いので、水槽の中がスッキリして水槽のレイアウトが映えます。

デメリット

値段がやや高い

アナログ式よりも構造が複雑な分(というよりアナログ式が超単純なのですが)、値段はアナログ式に比べるとやや高めになります。アナログ式水温計には100円ショップで売っているような安いものもありますが、デジタル式は1000円弱~くらいの値段設定です。

壊れやすい

メリットで頑丈としておきながらデメリットで壊れやすいとはどういうことだ、と思うかもしれません。デジタル式水温計はセンサ部分が水槽内で割れたりしないという意味では、確かに頑丈で壊れにくいのですが、水温の表示がデジタルなので液晶画面やセンサーに不具合が起きたり、基板部分が濡れて壊れたりということが起こりえます。

水槽の内部に入れるセンサが生体に壊されたりすることは少ないですが、構造が複雑な分それ以外の要因で故障が起きる可能性があり、総合的に見ると壊れやすいという評価になってしまいます。

アナログ式

ガラス棒の内部に着色された水銀・アルコール・灯油などの液体が封じ込められていて、液体の柱(液柱)の指す目盛りを読み取って水温を測定するタイプの水温計です。水銀を使ったものは精度が高いですが、水銀は毒性物質であり水温計が割れて水槽内に漏れだすと危険なため、水槽用の温度計ではアルコールか灯油が使用されているようです。

メリット

値段が安め

構造がかなり簡単なので値段が安いです。100円均一ショップでも売っていますし、GEXとかのアクアリウム用品メーカーの商品でも100円位からあります。

種類が豊富

スタンダードなタイプの水温計だけあり種類が豊富です。特に水槽への設置方法には多くの種類があり、水槽のガラス面に吸盤でくっつけるもの、水槽壁面越しに磁石でくっつけるもの、水槽のフチに引っ掛けるものなど色々あります。

デメリット

水槽内で目立つ

アナログ式の水温計は、ガラス棒で出来た水温計の本体を水温が読み取りやすい場所に設置するため、どうしても水槽の中で目立ってしまいます。綺麗にレイアウトされた水槽では水温計だけが異質な存在として浮いてしまい、敬遠されることもあります。

水温が読み取りにくい

アナログ式はデジタル式と比べると、小さな目盛りを読み取らなければならない分水温を読み取りにくいです。また大きなものは水槽内で目立つので小さな水温計を選びがちですが、そうすると一層水温を読み取りにくくなってしまいます。

キスゴムが取れる

アナログタイプの水温計はキスゴムで水槽のガラス面などに吸着させておくものが一般的です。このガラス面に固定するためのキスゴムが取れやすいというのが意外にデメリットになります。

キスゴムが取れやすいのは水温計に限ったことではなく、多くのアクアリウム用品で起こることです。ただしデジタル式水温計でもそうですが、温度センサーなどはキスゴムが取れて場所が少し動いたりしても対して問題になりません。しかし水温計はキスゴムが剥がれると水槽の底に落ちてしまい、水温を読み取ることができません。キスゴムが剥がれる度に水温計を設置し直すのは割と面倒な作業で、ちょっとイライラしてしまうかも…。

壊れると悲惨

アナログ式の水温計はガラス棒でできているため、衝撃を与えると割れてしまう場合があります。水槽内で水温計が割れるとガラスが飛び散るだけでなく、内部のアルコールや灯油といった液体が水槽内に漏れだしてしまいます。生体にも少しは害があるでしょうし、片付けも大変なのでこのタイプの水温計が壊れると悲惨です。

注意点

観賞魚・熱帯魚飼育やアクアリウムで水温計を使用する際の注意点も紹介しておきます。一応心の片隅には留めておくようにするとよいでしょう。

精度・誤差には諸説あり

アクアリウムで使用する水槽用の水温計を選ぶ上で、その精度・誤差の少なさは気になるポイントだと思います。ネット上ではアナログ式の方が精度が高いとか、逆にデジタル式の方が誤差が少ないとか色々な意見が飛び交っています。

ネット上ではアナログ式の方が精度が高いという意見が優勢のようですが、私の経験上はデジタル式の方がまともな水温を指してくれていて、アナログ式では2℃くらい低い温度が示されます。これは精度においてデジタル>アナログという訳ではなく、私の使用しているアナログ式水温計が100円位の安物だとか、たまたま誤差の大きな個体を引いたとか、デジタル式より長く使用している分ズレが蓄積してきたとか色々な理由が考えられます。

デジタル式とアナログ式のどちらのほうが精度が高いかを一概に言うのは難しいのではないか、というのが私の印象です。

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タイプ別オススメ水温計

ここからは目的別にオススメの水温計を紹介していきます。

アクアリウムの種類まとめ-水草水槽からアロワナやビオトープまで
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ところどころで、○○な水槽にはこんな水温計がおすすめ、××なアクアリウムにはこんな水温計が合うなんて書いていますが、それが何を指すかわからない場合には、こちらの記事を参照して下さい。

精度重視

すぐ上で精度についての一概な判断は難しいと書きましたが、この製品は他の製品よりも精度が高いと判断できます。理由は商品ごとに設定されている基準精度が、他の水温計では±1.0℃~1.5℃程度なところこの商品は±0.5℃となっているためです。

メーカー側が高い基準精度を意識して製造したもので、ユーザー側の評価も上々です。精度を追い求めるのならオススメの水温計です。

見やすさ・使いやすさ重視

見やすさ・使いやすさを重視するのであれば、デジタル式水温計の定番とも言えるニチドウ(日動)のマルチ水温計がオススメです。大きな文字盤で水温を読み取りやすく、液晶画面にはバックライトもついています。また水温だけでなく気温も測定することができ、さらに最高・最低気温と水温を記憶するメモリー機能も付いているなど、水温計としてあると嬉しい機能は一通り揃っています。

誤差がやや大きいとされていたり、時々故障報告がされているのを見かけますが、ユーザーも多いのである程度は仕方ない部分もあると思います。ちなみに私も使用していて、以下の記事で詳細なレビューをしています。

水槽用デジタル水温計なら ニチドウ マルチ水温計がオススメ
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マグネットタイプ

アナログ式の水温計ではキスゴムの代わりに磁石で固定するタイプの水温計があります。水槽のガラス面を挟むように磁石で固定するため、水槽内に手を突っ込まなくても外側の磁石を動かせば水温計を動かすことができ、ガラス面のコケ掃除などの際に便利です。水温計がちょっと曲がっている時にも簡単に直せます。

キスゴム(吸盤)と異なり、劣化することがなく吸着力がいつまでも持続するのも良い点です。悪いところは、水槽のガラスが厚くなるとくっつく力が弱くなる点や、底砂の種類によっては砂鉄等を含みマグネットにくっつく場合がある点などです。

目立たない

とにかく水槽内で水温計に目立ってほしくないという場合もあります。そんな時にオススメなアナログ・デジタルの2つのタイプの水温計を紹介します。

アナログ式ではGEXのクリスタル水温計 SS がオススメです。吸盤を含んだ長さが約6.5cmととにかく小さく、値段も100円程度で安い、カラーバリエーションも豊富な水温計です。水温の読み取りにくさや精度には少しくらいは目をつぶるつもりでいれば、小型水槽やボトルアクアリウムなどで役立ちます。

デジタル式もGEXからマイクロデジタル水温計を紹介します。センサーコードを除いた本体部分が、幅50×奥行14×高さ19mmとかなり小さくまとまっています。デジタルタイプなのでクリスタル水温計 SS と比べると水温も読み取りやすいでしょう。ただし値段は結構高いです。

マイクロデジタル水温計はセンサーコードのみを水槽内に設置して本体は水槽のフチなどに取り付けますが、同じくGEXのミニミニデジタル水温計 DT-15は配線不要で本体ごと水槽内に設置します。自分の気に入った方を使って下さい。

多機能

機能性を重視するならニッソーのマルチメーターが最高クラスの製品です。温度だけでなくpHと伝導率も常時測定して表示してくれます。水温の再現性も±0.4℃とされているので精度が高そうです。淡水と海水の両方で使える点も良いですね。

多機能ゆえに値段も2万円程度と他の水温計とは比べ物にならないです。そもそもpHメーターや伝導率メーターに水温を測れる機能も付いている、といったものですし高いのはしかたありません。pHや伝導率も知っておきたい人はどうぞ。

デザイン性重視

ADAは水槽や照明・CO2添加器具などの製品をデザイン・開発し、水草が茂り、熱帯魚が泳ぐネイチャーアクアリウムを提唱しています。

デザインにこだわるなら熱心なファンも多いADAのNAサーモメーターをオススメします。アナログ式の水温計で、水槽の縁に引っ掛けるようにして使用します。シンプルゆえのデザイン性の高さはさすがADAといったところでしょうか。取り付け方の関係上、水温計が外れて水槽の底に落ちるということが絶対にないのも嬉しいですね。

オシャレさは抜群ですが精度は悪いという評判です。フチありの水槽にも使用できません。水槽ガラスの厚さによって別サイズの水温計が必要になります。それでもシンプルでオシャレな水温計なので、インテリアとして水槽をおいている人には重宝されるでしょう。

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水温計以外にも、アクアリウムには様々な飼育用品が必要になります。このブログ・AquaTurtliumでは、他にも色々なアクアリウム用品を紹介・解説・レビューしているので、ぜひ色々な記事を読んでみて下さい。

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今回はアクアリウムではかなり基本的な道具である水温計についてまとめてみました。ひとくちに水温計と言ってもかなり多くの種類があることがわかったと思います。自分の好み・用途に合った水温計を使用してくださいね。

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