こんにちはー。マンガ大好きK-ki(K-ki@AquaTurtlium)です。最近好きな雑誌はヤングジャンプとモーニングあたりですが、ウェブマンガも結構チェックしていて、忙しくて時間がないこの頃はサクッと読めるウェブマンガばっかり読んでます。
今回は、私が日ごろ読んでいるウェブマンガの中から、当サイトの読者もきっと興味があるはずの「爬虫類」をテーマにした「秘密のレプタイルズ」を紹介します。ニッチなテーマを扱いながら、マンガとしては非常に読みやすくなっており、多くの人におすすめできる作品です。
秘密のレプタイルズ
今回紹介する漫画「秘密のレプタイルズ」は、2016年5月13日から、小学館のWEBマンガサイト・裏サンデーで新連載としてスタートしました。作者は鯨川リョウさんです。2016年9月16日には、コミックスの第1巻も発売されています。
爬虫類がテーマのウェブマンガといえば、このサイトでも以前取り上げた「マドンナはガラスケースの中」とかもありますね。秘密のレプタイルズはこっちよりもだいぶふざけた、コミカルなマンガです(笑)。
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爬虫類がテーマのWEBマンガ「マドンナはガラスケースの中」
WEBマンガサイト・COMICリュエルで新連載としてスタートした、爬虫類がテーマのWEBマンガ「マドンナはガラスケースの中」を紹介します。爬虫類専門のペットショップを取り巻く人間関係にスポットライトを当てた作品です。
マドンナはガラスケースの中もおもしろい作品なので、興味のある人はこちらもチェックしてみてくださいね!
あらすじ
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ウザデレ美女×爬虫類の新感覚コメディー
会社で怒られてばかりの平凡なサラリーマン、海原入鹿はある日ふと癒やしを求め立ち寄ったペットショップで爬虫類が好きすぎる美女店員、長良永と出会う。
ちょっぴり(かなり)個性的な長良さんに誘われ、めくるめく爬虫類たちの世界に足を踏み入れてしまった入鹿。そんな入鹿と長良さんによる魅力的で刺激的なペットライフが今、はじまる!
- 引用元: 小学館
あらすじは小学館のコミックス紹介ページから引用しました。「ウザデレ」なる新感覚のキャラクターと、爬虫類飼育というかなり個性的な趣味が軸に据えられたマンガということですね。
著者・鯨川リョウ先生
鯨川リョウ先生は知る人ぞ知る有名漫画家です。もともとは成人誌で「くじら」名義で漫画を書いていたのですが、いろいろあって秘密のレプタイルズから全年齢のマンガを執筆することになった模様です。
バックグラウンドからもうかがえるように、絵の上手さには定評があります。
掲載サイト
「秘密のレプタイルズ」は、上にも書いたように小学館のWEBマンガサイト「裏サンデー」で読むことができます。裏サンデーは、秘密のレプタイルズ以外にも、「モブサイコ100」「ヒトクイ」「勇者が死んだ」「ペルソナ5」「Sレア装備の似合う彼女」など、たくさんの作品を、無料・会員登録なしで読むことのできるウェブマンガサイトです。
参考裏サンデー
マンガ好きならもう知っている人も多いサイトだと思いますが、知らなかった人はこの機会に一度くらい訪れてみてもいいと思いますよー。
登場人物
秘密のレプタイルズの魅力は、何と言ってもキャラクターです。とにかく濃いキャラたちが紙面を所狭しと駆け回るマンガです。そんなキャラクターを紹介します。
長良 永(ながら なが)
秘密のレプタイルズのヒロイン。ペットショップ「アニマーレ」の店員ながら、犬、猫、ハムスターやウサギなど、人気のペットたちを「うるさい」「臭い」「毛まみれノミまみれ」とボロカスに言う始末。その本性は、コンビニで餌コオロギが売られるようになる日を待ち望んでいる生粋の爬虫類マニア。爬虫類のことになると周りが全く見えなくなる。
あの手この手を使いながら、主人公に爬虫類の良さを叩き込み、立派な爬虫類マニアに育て上げようと日々企んでいる。爬虫類のニオイを嗅いだり、直に触ったりするとトリップしてしまうことがある。
海原 入鹿(うなばら いるか)
秘密のレプタイルズの主人公。営業職だがノルマに嫌気が差し、仕事をサボって立ち寄った「アニマーレ」で長良さんに出会う。以後、長良さんの圧倒的なパワーに押し切られるようにして爬虫類マニアへの道を歩み始める。
長良さんいわく「セクハラおでこ」。深刻な厨二病で結構ガチ目のM。
純白 静(すみしろ しず)
「アニマーレ」の爬虫類部門チーフ。めんどくさい行き遅れ女。でもかわいい。
秘密のレプタイルズのみどころ
もちろん秘密のレプタイルズの魅力は登場人物たちのキャラクターだけではありません。そこでこの項目では、作中のシーンを紹介しながら、K-kiが思うこの漫画の見どころを紹介していきます。
なお、多少のネタバレがあるので注意してください。ウェブでの連載ベースで紹介しているため、コミックスで読んだ人でも一部未収録部分がある可能性があります。
ただひたすら長良さんの爬虫類愛に溺れる
秘密のレプタイルズという漫画のみどころの一つが、ヒロイン・長良永の猟奇的とも言える爬虫類への愛情です。
爬虫類への愛情を見開きをまるまる使って語る美女、なかなかいませんよ。「好き」という感情をここまでドストレートに投げ込んでくる長良さんには、周囲もついていけなくなるときが多々ありますが、根本が純粋な感情であるだけに彼女の世界へとグイグイ引き込まれていきます。
とにかく長良さんが可愛い
とにかく「爬虫類が好き」という感情を、これでもか!というくらい全力で表現してくる長良さんが可愛いです。
爬虫類に触れ、その臭いをかいで、思わず感情が昂ぶってしまう長良さん。何かに夢中になれる人って魅力的でしょ?
爬虫類について熱く語る長良さん。熱意がすごいです。
あと静さんも可愛い
そんなに登場しませんが、長良さんの同僚で爬虫類部門チーフの静さんもかわいいです。27歳で行き遅れが悩みらしいですが、コレは正直世の女性を敵に回すだけでは…(笑)。
著者の鯨川リョウ先生は、もともとカワイイ女の子を描くのが専門みたいな人ですから、秘密のレプタイルズの女性キャラクターも非常に魅力的に描かれています。
爬虫類あるあるや飼育知識もあるよ
もちろん「爬虫類」なんていうニッチなテーマを選んでいるからには、その分野の知識もしっかりしたものがあります。基本的には登場人物たちのコミカルな掛け合いが中心の漫画ですが、時には爬虫類の飼育知識も織り交ぜられています。
この知識が意外にも結構しっかりした内容になっているので、爬虫類や両生類に疎い人でも、分かりやすく爬虫類・両生類の飼育方法を学ぶことが出来ます。実は秘密のレプタイルズの執筆に際しては、名古屋の爬虫類専門店「リミックス・ペポニ」が取材協力しているそうなので、知識的な部分で専門家の助言が交えられていそうな感じです。
また飼育知識だけでなく、「爬虫類飼育あるある」みたいなネタも挟まれます。爬虫類を実際に買っている人なら、一層この漫画を楽しめるのは間違いありません。
ときにはちょっと考えさせられるテーマも
コミカルな要素が多い秘密のレプタイルズですが、時にはシリアスなテーマに触れることもあります。
例えば、生き物の命を餌として扱う爬虫類飼育は残酷なのか、という問題に触れる回があります。はっきりとした答えの出る問ではありませんが、爬虫類を飼うのなら考えなければいけないことでしょう。
また、小動物などの哺乳類ペットが大嫌いな人物として描かれているヒロインの長良さんが、どうして小動物嫌いになったのか、という点がフォーカスされるエピソードもあります。爬虫類というマイナーな生き物が好きになってしまったがゆえの苦悩は、爬虫類を飼育している人なら多かれ少なかれあるでしょう。ヒロイン・長良永の視点を通じて、爬虫類飼育の楽しい部分も辛い部分も伝えようとしているように感じられます。
個人的には、漫画に必ずしもシリアスなテーマが必要だとは思っていませんが、本作ではこのようなテーマを扱うことで、コミカルなだけではない魅力が生まれていると思います。
爬虫類直販イベント「とんぶり市」でも販売されるほどの人気!
爬虫類や両生類の愛好家にとっては、年に数度開催される「とんぶり市」「ぶりくら市」「ナゴヤレプタイルズワールド」「ジャパンレプタイルズショー」のような直販イベントは大きなお祭りです。愛好家の集まるこのお祭りのうち、2016年の「ナゴレプ(ナゴヤレプタイルズワールド)」と「とんぶり市」では、秘密のレプタイルズの販売も行われました。
とんぶり市2016 https://t.co/1AfGCNbMn9 にて【秘密のレプタイルズ】絶賛販売中!イラスト入りサイン色紙の応募券もまだありますので会場入って右奥の「爬虫類https://t.co/lVDThN3f5Z」ブースにてお待ちしてます!16時までなのでお早めに! pic.twitter.com/Z06Luf2TsZ
— はちゅコム (@HERPLIFE) 2016年10月2日
しかもサイン色紙の応募券ももらえて、結構評判が良かったようです。爬虫類愛好家の中では、すでに人気の作品ということですね!
スマホアプリ「マンガワン」で無料で読める
ここまで紹介してきたように、「秘密のレプタイルズ」は爬虫類や両生類などの生き物が好きな人にはぜひ読んで欲しいとおすすめできるマンガです。ウェブで連載されているため、無料で読むことが出来ますが、秘密のレプタイルズを読むのならスマホのアプリで読むのがおすすめです。
裏サンデーのサイトでは、最新話と1~3話しか読めませんが、アプリ「マンガワン」では過去のすべての話を読むことが出来ます。マンガワンでは、Androidの場合は1日に10分間×2回、iPhoneの場合は4話×2回のマンガを読めます。さらに、初回のダウンロード時には3時間分のマンガを読むことができるため、秘密のレプタイルズのボリュームなら一気読みすることが出来ます。
マンガワンでは、秘密のレプタイルズの他にも、「モブサイコ100」「Helck」「勇者が死んだ」などの裏サンデーの人気作品や、「MAJOR」「BLUE GIANT」「王様達のヴァイキング」などの小学館の人気漫画を読むことが出来ます。また、期間限定で小学館の人気漫画が全巻読めるようになったりもします。過去には「結界師」や「今日から俺は」、などが対象になりました。
もちろんコミックスで読むのもおすすめですが、まずはスマートフォンのアプリで読んでみて、気に入ったらコミックスを購入するのも良いでしょう。コミックスでは描き下ろしマンガや、書店限定の特典も配布されています。アプリ版と見比べて楽しむのもいいですね!
今回は爬虫類好きなら知っておきたいマンガ「秘密のレプタイルズ」を紹介しました。ニッチでとっつきにくいものと思われがちな爬虫類飼育という趣味を、コミカルなマンガで親しみやすいものとして描いている作品です。爬虫類好きでもそうでなくても、まずはアプリで一度読んでみてはどうですか?