なかなか決着のつかない藍藻との闘いを繰り広げている20cmキューブ水槽。実はこの水槽には、藍藻以外にも厄介?なコケが生えてしまっています。?としたのはそのコケの正体をイマイチ把握しきれていないからです。黒髭コケのようにみえるんですが、色は黒というよりもどちらかと言うと白に近いし、発生条件も少し違うような気がします。
こいつは一体何者なのか…。
基本的な特徴は黒髭コケなんです。というかほとんど黒髭コケです。でもちょっと違うところがあって、そこが気になるんですよね…。簡単にどんなコケなのか解説してみます。
白髭コケ?の特徴
形は黒髭コケにそっくり
形状としてはフサフサしていて、根っこがあってそこから放射状に髭を出しています。主に枯れかけた水草や石に生えていて、かなり強い力で生えているので簡単には取り除けせません。レイアウト素材を一度水槽から出して、歯ブラシなどで強めに擦り落とさないとダメです。
色は白い
画像を見てもらうとわかると思いますが、一般的な黒髭コケに比べて色がかなり白っぽいです。
こっちが黒ヒゲの写真。明らかに色合いが違いますよね。
ソイル環境でもバンバン発生する
黒ヒゲの発生原因はリン酸だとも言われていますが、ハッキリしたことは分かりません。ただ、ソイル環境下ではリン酸がソイルに吸着されるからか、黒ヒゲは発生しにくい傾向にあるそうです。
ウチの20cmキューブ水槽はソイル+ADAの渓石というレイアウトです。渓石は水質にあまり変化を及ぼさないらしいので、黒髭コケはどちらかと言うと発生しにくい環境だと思います。しかしながら上の写真のように石の周りなんかはかなり髭コケがこびりついてしまっています。
しまいにはソイルの粒にもコケが付いてしまっています(下手な写真で分かりにくくて申し訳ない)。発生のメカニズムも黒髭とは違うのかも…。
推測すると…
結局のところ、「こうです!」というような結論は出せていなくて、この白いヒゲ苔が何者なのかはよく分かりません。ですが、ここまで黒髭コケとそっくりなので、やっぱりな何かしら近しい関係にあるのではないかと思います。
パッと思いつく限りでは、黒髭コケと同じ紅藻類の別種か、または黒髭コケが環境によっては白っぽくなる場合があるとか、そういった場合が考えられます。そもそも黒髭コケ自体も、学術的にどういうものかハッキリと定められているわけではないでしょうから、これくらいのことしか言えないのも仕方ないですよね!?
とりあえずの対処
20cm四方の小さい水槽の中で、アクセントにおいてある石が白い髭コケまみれではちょっと悲しいので、とりあえず白髭コケがたくさん付いているところは手作業で取り除きました。面倒ですが他に方法がないんですよね…。
今回は、この白髭コケがたくさん生えているところで水が淀みやすくなっていたようで、藍藻の発生源にもなっている可能性があったので対処しました。藍藻ともども綺麗さっぱり消えてなくなってくれると嬉しいのですが、どうなるでしょうか。しばらくはいつもより注意深く観察していきます。
まとめ
20cmキューブ水槽にはびこる”白髭コケ”、一体何者なんですかね?誰か分かる方いませんか!?教えてください!!
ずっと手こずっていた藍藻はようやく沈静化しだした気がするので、このダメ押しの白髭コケ除去で、コケを一掃できるといいなあ。