• 最終更新日:2015/12/19 約9分

紫外線ライトの選び方-ビバリウムグロー パワーUVBがオススメ

信頼の爬虫類用紫外線ライト「ビバリウムグロー パワーUVB」

爬虫類の飼育では十分な紫外線を照射することがとても重要だと私は考えています。紫外線は爬虫類の食欲の増進や脱皮の促進のみならず、カルシウムの吸収に必要なビタミンD3を体内で作り出すのに必要だったりと、健康管理の上で欠かすことのできないものです。

紫外線や日光浴・バスキングの亀など爬虫類に対する役割は、上のリンクで詳しく説明しているので、興味のある方はぜひ読んでみてください。

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このように紫外線は爬虫類にとってとても重要なものです。自然下ではこの光は太陽から十分に照射されていて、亀やトカゲたちは太陽光を浴びることによって紫外線を取り入れます。飼育下では太陽光の代わりに紫外線を照射してくれる蛍光灯(紫外線ライト)やハロゲンランプを使用するのですが、紫外線ライトには多くの種類がありその性能もピンキリです。

今回はそんな紫外線ライトの選び方と、中でも信頼と実績のある「ビバリウムグロー パワーUVB」を紹介します。ビバリウムグローはここ2年ほど私が愛用している紫外線灯です。

紫外線ライトの選び方

まずはビバリウムグローに限らず、爬虫類用の紫外線ライトを選ぶ際に考慮するべき一般的なポイントを紹介します。この2点を抑えておかなくては、使い勝手の良い紫外線ライトを手に入れることはできません。

紫外線の照射量

紫外線ランプの良し悪しのポイントは、説明通りの紫外線(中でもUVBと呼ばれる波長の光)が出ているかどうかです。UVBは紫外線の中でもビタミンD3の合成に欠かせない波長の光で、亀やトカゲの健康に大きな影響を与えます。また、ガラスを透過しないため飼育下(特に室内飼育)で爬虫類に浴びさせることの難しい光でも有ります。

UVBの照射量は紫外線強度計という機械で測定することができますが、この機械が安いものでも2~3万円はする高級品なので、現実的にはユーザーが紫外線ライトのUVB照射量を計測するのは不可能に近いです。そこにつけ込んでかは分かりませんが、市販の紫外線ライトの中には説明通りの紫外線量が照射されていないものも多く有るとされています。

従って紫外線ライトを購入する際には、ネット上の数少ないUVB計測情報とユーザーレビュー等の使用感を参考にするほかありません。この測定データとレビューのどちらにおいても一定以上の評価を得ているのは、このビバリウムグロー パワーUVBと上でも紹介したZOOMEDのレプティサン(直管形)くらいだと思います。

ちなみに私が参考にしているUVBの計測データは基本的には以下の2つです。これ以外に紫外線灯のUVB照射量を測定したデータを知っている方は、ぜひ教えて下さい。

参考http://rikugame.jp/files/UVB.pdf
参考各社UVB蛍光灯の測定データ|結果 Oh! Life|1.023world

規格

紫外線量に加えて重要なのが蛍光灯の規格です。これが合わないと使用できないので当然ですね。

爬虫類の飼育や熱帯魚・アクアリウムで使用される蛍光灯は、主に15型(15W)・20型(20W)・30型(30W)・32型(32W)・40型(40W)などの規格に分かれます。ワット数が違うライトは蛍光灯の長さが異なり、使用できる照明器具が異なります。基本的には15Wが45cm水槽用、20Wが60cm水槽用、30Wと32Wが90cm水槽用、40Wが120cm水槽用の照明器具に対応しますが、90cm水槽用の照明器具でも20Wの蛍光管を使用するものもあるので注意が必要です。

また紫外線ライトには、ここで紹介しているような真っ直ぐな形をした直管形と、ぐるぐる巻になったスパイラル形があります。W数や直管・スパイラルなど、使用する照明器具に合わせて適切な規格の紫外線ライトを使います。

ビバリウムグロー パワーUVB

ビバリウムグローは日本の老舗爬虫類器具メーカーのポゴナ・クラブが販売している爬虫類用の紫外線ライトです。色々な種類がある紫外線ライトの中でも、個人的には国産で一番評価が高いのはこのビバリウムグローだと思っています。他に評価の高い紫外線ライトとしては、海外製ですがZOOMEDのレプティサンも好評です。

ラインナップ

ビバリウムグロー パワーUVBには、ワット数別に15W・20W・30W・32Wの4種類があります。またビバリウムグローは直管形のみとなっており、スパイラル形は存在しないのでその点も注意して下さい。

バリエーション

ビバリウムグローには、UVBを多く照射する「パワーUVB」だけでなく、太陽光に近い光を放つ「ソフトUV」という製品もあります。パワーUVBのような紫外線ライトは、紫外線(UVB)を多く照射する分それ以外の波長の光は少なくなってしまうため、普通の照明よりも暗くなります。

そのため一般的には、紫外線ライトは通常の照明と併用します。その時に併用する蛍光灯とするのは普通(熱帯魚用など)の蛍光灯か、ソフトUVのような紫外線量を少なくして明るさを重視した紫外線ライトです。つまりソフトUVはパワーUVBの相方として使用するものだと思っておけばよいでしょう。

ちなみにどうやらソフトUVには30Wタイプと32Wタイプはないようです。

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使い方

ここでは紫外線ライトの使い方を紹介します。例として私の使用している「ビバリウムグロー パワーUVB 32W」とスドーの「エステルノ 932i」という照明器具で説明しますが、他の紫外線ライトや照明器具でも同様です。

設置

設置方法は難しくありません。というか超簡単です。

スドー エステルノ 932i

まずは照明器具を用意します。私は既に使用しているスドーの「エステルノ 932i」という照明器具を使用します。反射板が優秀な割と良い照明器具ですが、現在は廃盤となってしまいました。

スドーで現在販売されている照明器具では、「パラディオ」がエステルノの後継機的なポジションです。しかしエステルノが2灯なのに対しパラディオは3灯ですから、爬虫類用としてはややオーバースペックかもしれません。反射板の性能が高いに越したことはないのですが、絶対に必要というわけではありません。カラーライトとかの安い照明器具でも十分だと思います。

エステルノ932iを水槽から取り外す

水槽から取り外した状態がこちら。蛍光灯を紫外線ライトに交換します。大体の照明器具では、蛍光灯をねじって取り外し、逆向きに回転させて装着する、という簡単な作業になると思います。

ビバリウムグロー パワーUVBとめだっ輝

ビバリウムグロー パワーUVB 32Wをセットしました。紫外線ライトと併用する蛍光灯は明るさがあれば最低ラインはクリアなので、熱帯魚用の照明で大丈夫です。私は看板用蛍光灯の「めだっ輝」という蛍光灯を使用しています。

蛍光灯の選び方にはいろいろな基準があり、それは上のリンクで解説しています。めだっ輝は看板用の蛍光灯で熱帯魚や爬虫類用ではありませんが、色温度などが水槽用に適していたので採用しました。そもそも熱帯魚用の蛍光灯も看板用のものを流用していたりするので問題はありません。

これで紫外線ライトのセットアップは完了です。

点灯・消灯の自動化

生き物を飼育する時には、規則正しい生活を送れるように照明の点灯時間を固定するのが望ましいです。毎日照明がつく時間・消える時間・点灯時間がバラバラだと、生活習慣が乱れて体調を崩してしまいます。

かといって毎日決まった時間に照明をオン/オフするのは大変ですし、帰りが遅くなったりすると点灯時間も変わってしまします。そこでオススメなのがプログラムタイマーを使った照明の自動化です。

詳しくは上のリンク先の記事で紹介していますが、1000円程度のプログラムタイマーで曜日毎に電源のオン/オフの管理ができてしまいます。アクアリウムでは必需品ともいえますが、爬虫類の飼育でも同じくらい便利だと思います。是非プログラムタイマーを使って照明を自動化することをお勧めします。

使用感・レビュー

ビバリウムグロー パワーUVBについて一通りの紹介をしてきました。最後にこの記事のまとめとして、私が実際にビバリウムグロー パワーUVBを使ってみた感想・レビューをまとめておきます。

32Wの紫外線ライトはほぼコレ一択

紫外線ライトには色々な種類がありますが、実は32Wの直管形となると入手性を考慮すれば選択肢はこのビバリウムグロー パワーUVBくらいしかありません。60cm水槽や120cm水槽に比べて90cm水槽用の飼育用品の需要が少ないのかもしれません。

そういう意味では私のような90cm水槽ユーザーにとっては、この紫外線ライトはかなり有り難い商品です。

現在のところ問題はナシ

紫外線ライトは長期的な使用の結果良し悪しが分かるので、簡単に良いライトだと結論付けるのは難しいです。私から言えるのは、2年近くこのビバリウムグロー パワーUVBを使用してニホンイシガメを飼育しているが大きな問題は見られないということくらいです。

ウチのニホンイシガメは室内飼育ですが、暖かい時期はできる限り外で日光浴をさせています。なのでウチの亀に問題が起こらないのは純粋にビバリウムグローのおかげと言いきることはできないのですが、少なくとも太陽光での日光浴と組み合わせれば十分な紫外線を供給できているのではないかと思います。

亀やトカゲといった爬虫類の健康管理に欠かせない紫外線ライトの選び方を紹介しました。ビバリウムグローはユーザーからの評価も高く、測定データでも好結果を残しているオススメの紫外線灯です。迷っている方は、まずはビバリウムグローを使ってみたらどうでしょうか?

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Comment

  1. koi より:

    こんばんは。^^

    爬虫類といえばUVBですね。

    カミハタが販売していたネオハロゲンはUVB1%でしたが、実際夏場にしっかり太陽光で甲羅干しをさせていれば1%でも問題無く冬場のみは大丈夫でしたが、幼少期の成長は10%と8%でも同種でもかなりの成長の違いがありました。

    レックス社?の販売している数万円するスポット型のUVBを出すライトはあまり使っている方が居ないように思うのですが、海外でも人気のレプティサン10.0UVBが私の中で一番良かったです。

    ちなみにカルシウム・ビタミン剤のD3複合のものは昼行性の生き物には与えてはいけないといいますが、UVBを照射せずにD3含んでいるものを使った場合でも支障が出てしまうものなのでしょうか。

    過度なビタミン剤は尿路結石などになるといいますが、ミズガメの必要なD3量のデータなどがあると良いのですが個体差がかなり大きいのでしょうか。

    • K-ki より:

      koiさん、コメントありがとうございます。

      UVBは骨格や甲羅の形成に響いてくるはずですから、成長期にある子亀の方が目に見えた違いが出やすいんだと思います。アダルトになるとそこそこ体力もつきますし、夏場十分な日光浴をしていれば冬場にUVB不足で体調を崩すほどにはならないのかなと思います。

      レプティサンも人気のある紫外線ライトですね。私は以前スパイラル型を使っていましたが、UVBの計測データを見たところスパイラル型はあまりよくなさそうだったので、90cm水槽に適応する32Wの直管形のあるビバリウムグローに切り換えました。レックス社のスポット型UVBライトは私はよく知らないのですが、メタハラみたいなやつでしょうか?

      カルシウム・ビタミン剤のD3複合のものは昼行性の生き物には与えてはいけないというのも今まで聞いたことがありませんでした。そこら辺のところはちょっと分かりませんが、面白そうな話題ですねえ…。

      D3に限らず、ミズガメの必要な栄養素量のデータはかなり欲しているんですが、今のところ見つけられていません。あまり研究がされていないというのが実際のところのような気もします。

  2. koi より:

    こんばんは。

    ビタミンD3を昼行性に与える場合はD3の過剰摂取みたいな事が起こるそうなのですが、実際D3を形成出来る環境であえて使ったコトが無いのと英語が全く出来ないので海外の人たちとやりとりが全く出来ないので、データすら無いのでもしかしたらご存知かと思いお伺いしました。

    スパイラル電球タイプは蛍光灯と比較して照射量や寿命などに欠点がありますが、実際メタハラのようなライトと違いがどれほどあるのかというのは使っている限りでは照射面積の違いだけのようにしか感じ得なかったです。

    何より結論は如何に太陽光下で甲羅干しを出来るのかという点だと思いますが、未だに10%を超えるUVBが出て来ないのは波長の関係なのでしょうか。UVCみたいな不要な波長が出てしまうなどがあれば10%・・・技術的な問題が濃厚に感じますが・・・。

    また、良いライトがあれば教えてください。

    • K-ki より:

      ビタミンAの過剰摂取は聞いたことがありますが、D3については初耳でした。海外ではよくある議論なんですかね、気になるところです。
      ちょっと調べたところでは、リクガメはビタミンD3の過剰摂取に陥りやすいがミズガメはD3を魚を含有する魚をよく食べるためあまり問題無いという意見がありました。

      http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q11121608851

      知恵袋なので信頼性に若干かけますが、参考までに。

      もう少し紫外線強度計が手に入りやすくなればメタハラとかスパイラル灯についての検証データも増えるのでしょうが、どうにかならないもんですかね(笑)紫外線の割合も何が問題なんでしょうね。メーカーの人と仲良くなったりスレば分かるんでしょうか…。

      また新しいライトを試すことがあればその時は紹介します。

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著者:K-ki
K8ki・けーきはK-kiのシノニム。
AquaTurtlium(アクアタートリウム)を運営しています。

生き物とガジェットが好きなデジタル式自然派人間。でも専門は航空宇宙工学だったりします。
好きなことはとことん追求するタイプ。

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