• 最終更新日:2017/03/10 約5分

【鑑定希望】ウチのニホンイシガメはウンキュウでしょうか?

頭部の拡大写真

私は2年半ほどニホンイシガメを飼育しています。ニホンイシガメをたくさん繁殖させている方に譲ってもらい、我ながら大事に育ててきました。そうこうしている間に亀やアクアリウムにどっぷりとハマり、今ではこんなブログを運営するまでになりました。しかしながらつい先日、ちょっとというかかなり気がかりなコメントを頂いてしまったのです…。

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ニホンイシガメとクサガメは交雑が可能で、生まれてきた交雑種はウンキュウと呼ばれます。多くはブリーダーなどの手により人為的に生まれさせられたものですが、自然下にも存在してます。先日のコメントで、うちの亀がウンキュウなんじゃないかと言われてしまったのです…。

ウンキュウとは

概要

上にも書いたようにウンキュウはニホンイシガメとクサガメの交雑種です。交雑種なので正式な名前はなく「ウンキュウ」という呼び名はあくまで俗称です。その名前の由来については諸説ありますが、中国語で陸上や淡水に生息する亀を表す「烏亀(ウーグェイ)」から来ているとも言われています。

一般的には種間の交雑により生まれる交雑種は繁殖能力を持たないことが多いですが、ウンキュウでは繁殖力をもつ個体が多いです。そのためウンキュウ同士や、ウンキュウと純粋なニホンイシガメ・クサガメの子供が生まれてしまい、遺伝子がどんどん混ざっていってしまいます。つまり純粋なニホンイシガメやクサガメが減っていってしまうわけです。

特徴

ウンキュウは個体によってイシガメの特徴が強く出たものとクサガメの特徴が強く出たものがいて、それぞれイシガメ型・クサガメ型などと呼ばれています。上述の通り繁殖能力があるため、イシガメとクサガメのハーフだけでなく、クォーターやそれ以下の交雑率の個体も生まれます。そのような個体では当然、血が濃い方のカメの特徴が顕著に現れます。

ウンキュウの画像は以下のリンク先で見ることができます。

その他

以前は「幻のカメ」とも呼ばれ高価だったこともありますが、近年ではブリーダーが増えたため値段も下がっています。個人的には、自然界に存在しない雑種を意図的に作り出すような行為は生き物で遊んでいるような感じがしてあまり好きではありません。

鑑定してくださる方を募集しています

鑑定依頼までの経緯

私は今までウチの亀は純粋なニホンイシガメだと思っていたので、ウンキュウではないかと言われたこと少なからず動揺しています。私は今もウチの亀は純粋なニホンイシガメではないかと思っていますが、そんなに大量のカメを見てきたわけではないので判断にあまり自身がありません。

そこでブログやSNS上でウチの亀の詳細な写真を公開し、色々な方の意見を頂いてみようと思いました。仮にウンキュウだったとしてもウチの亀が大切な存在であることに変わりはありませんが、将来的な繁殖なども考えると曖昧にしておきたくないと思ってます。

以下で写真を紹介しますので、コメントやお問い合わせフォーム、SNSなどから意見を頂けると嬉しいです。

うちのイシガメの写真

20131129_621947

この写真がウンキュウではないかと指摘された写真です。ニホンイシガメの目はほとんど黒いが、この写真では白い部分がはっきりしていることと、首の色合いが気になるとの指摘でした。

確かに白い部分がはっきりしていますが、いつも水槽用の照明直下で撮影しているせいもあり実際とは少し異なった色味に見えている可能性も考慮してもう一度頭部の写真を撮影してみました。

頭部の拡大写真

どちらかというとこの方が実際の色合いには近いです。黒目の部分が大きくなっている気もしますが、水槽外で撮影したのでちょっと暗くなり瞳孔が広がったのかもしれません。

またひとつ疑問なのですが、白い部分があるとウンキュウなのでしょうか?画像検索をしてみるとかなり黒目がちなイシガメも多くいますが、これくらいの黒目の大きさのイシガメも散見されます。ウンキュウに詳しい方、どうなんでしょう…。

次はウチのイシガメの全体像の写真を載せてみます。

RIMG3483_R 亀などの爬虫類に寒い冬でも太陽光の紫外線を浴びさせる工夫 全体像 ニホンイシガメの全体像

こちらも撮影状況によって結構雰囲気に違いがあります。水槽ではホットスポット用に白熱電球を使用しているのでオレンジっぽく見えますし、カメラの色補正なんかも関係があると思います。

写真を見れば分かるようにキールは1本で、クサガメのような3本ではありません。ウンキュウだとしてもイシガメ寄りだろうとは指摘してくださった方も仰っていました。ただ、ウンキュウなのかそうでないのかの判別が、私にはすこし自信がないんです…。

前脚 尻尾と後脚 尻尾と後脚

前脚・後脚・尻尾の写真も載せておきます。私はクサガメを飼育したことはないので、手足のようなクサガメの細部の特徴はわからないのですが、オレンジ色のラインが出ているのはイシガメらしい特徴だと思います。写真は以上になります。

もちろん写真だけで完全に純粋なニホンイシガメだと断定することはできず、厳密な調査をしようと思えば遺伝子レベルの検査が必要になることは理解しています。ただ、視認できる範囲でウンキュウだと断定できるような特徴があるかどうかが非常に気になっています。

私一人の目利きには限界があると感じたので、ブログを読んでくださっている方の力も借りたいと思ったんです。特に、これまで多くのニホンイシガメ・クサガメ・ウンキュウを見てきたという方の意見が頂けると大変嬉しいです。ちょっと面倒かもしれませんが、下の方にあるコメント欄からどのように思われるかを教えて下さい。

またブログだけでなくSNSでも意見を募集する予定です。そちらでも良いので、どうかよろしくお願います!

追記)頂いた情報のまとめ

この記事やSNSでいただいたコメントや情報などをもとに、イシガメ・クサガメ・ウンキュウの見分け方を私なりにまとめてみました。こちらの記事もぜひ目を通してみてください。

ウチの亀がウンキュウかどうかということについても、こちらの記事で一応結論を出しています。まだまだご意見も募集していますので、よろしくお願いします。

俺は一体…何者なんだ!?
多くの方からのご意見お待ちしています。

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Comment

  1. あぅぴー より:

    初めまして。
    最近このサイトを見つけ、読ませていただいております。

    私もそんなにたくさんカメを見てきたという訳ではないのですが、一応イシガメ、クサガメ、ウンキュウ(イシガメ型)の飼育経験がありますので少しくらい意見を・・・
    と思いましてコメントさせていただきます。

    まず、画像を見る限りではやはり正確な判断は難しいと思います。

    確かに、指摘されたという画像を見るとどことなくクサガメの雰囲気を感じないこともないのですが、その他の画像ではさほどそのような感じは受けません。

    目の色も首の色合いも、まあ、イシガメの個体差の範疇に収まるような感じです。
    甲羅の形、脚のオレンジ色もイシガメの特徴が出ていますし、逆にクサガメの特徴は画像からはほとんど見受けられないといっていいと思います。

    以上から、イシガメ
    ウンキュウだとしても極めてイシガメに近い型の個体だと思われます。

    以下参考になるかはわかりませんが、私の経験から書いておきます。

    私が飼っていたウンキュウのオスも特徴はほとんどイシガメでした
    (最初はクサガメだと思ってました)。
    それがあるとき、クサガメほどではありませんが、黒化しました。
    クサガメのオスは性熟すると黒化します。
    その特徴が出ていたのだと思います。
    他はよく見たら、キールが3本有るか無いか位で、その2点以外にはクサガメの特徴は見受けられませんでした。

    その他に、見た目以外の両者の特徴を書いておきます。

    まず、ご存じだとは思いますが、求愛行動が違います。
    イシガメはオスがメスの前で前脚を手招きのように動かすのに対し、クサガメはオスがメスの前で頭を振ったり、頭突きをしたりします。

    次に泳ぎはイシガメの方が上手いですが、水への依存度はクサガメの方が高いように思われます。
    水の中にいる時間はクサガメの方が圧倒的に長いです。

    ちなみに、イシガメは陸でも問題なくエサを食べることができますが、クサガメは飲み込む際に水がないと飲み込めないか相当に苦戦します。

    全体的な動きはイシガメの方が活発で動きもはやいです(そこまで差はないですが・・・)。

    さらに、イシガメの方は低温下でもある程度活動できます。

    クサガメが完全に冬眠に入っているような温度でも、イシガメは日光浴をしていたりすることがあります。

    たいして長くもない経験からの話ですので参考程度にお考えください。

    見た目だけでなく、成長に伴う変化や習性も加味して判断なさるといいと思います。

    • K-ki より:

      あぅぴーさん、こんにちは。
      当ブログを読んで頂いてありがとうございます。

      やはり全体的な特徴はニホンイシガメですよね。

      性成熟や求愛行動などの生態的な特徴から同定するという考えは私にはなく、まさに目から鱗という感じでした。今回問題にしている亀もオスですが、求愛行動は完全にイシガメ式ですね。陸でもエサを食べることができるという点もイシガメに共通しています。

      水槽という限られた範囲での飼育なので、水への依存度とか低温化での活動性とかまでは把握しきれませんが、今後も継続的に変化を観察していきます。特に黒化はかなり分かりやすいポイントになりそうですね。

      やはりイシガメ、クサガメ、ウンキュウの飼育経験がある方の意見は本当に参考になります。ありがとうございました!

  2. 日暮琥珀 より:

    こんばんは、以前メール差し上げた者です。その後カメさん達は回復しましたでしょうか?

    さて、画像のイシガメさん…確かに一般的なニホンイシガメに比べて目付きが少し鋭い感じが
    していたので、もしかしたら何代か前にクサガメが掛かっていたかも知れませんね。なので
    完全にウンキュウとまでは行かないでも、限りなくニホンイシガメに近いウンキュウかも
    知れません。画像の眼の感じの黒目の周りの白い線が結構ハッキリしてるのがやっぱり
    それっぽい感じです。

    今は特に本土産のイシガメでは、純血なイシガメを探す方が難しいかも知れません。
    イシガメの生息地が少なくなってる一方で、クサガメの生息地が川の上流の方へ移動してる
    傾向があるそうなので(アカミミガメに恐らく追われている)自然界でイシガメとクサガメが
    出会う確率が高くなってる傾向があるかも知れません。

    自分も以前は、ウンキュウに凝ってかなりの数を飼っていた事がありますが、現在は
    ウンキュウの飼育はしていません。ニホンイシガメの純血が好きなので、クサガメの移入が
    無い「種子島産」の個体(のCB)に拘って飼育しています。

    所で、現在飼育中のイシガメの子ガメの時の画像ありませんか?特に腹甲の方の画像。
    純血のイシガメだと、子供の頃の腹甲には尾に近い部分の2枚の甲板のみに少しだけ
    クリーム色と言うかオレンジまたは赤っぽい模様が入るのです。他の腹甲板は真っ黒です。
    ウンキュウだと、この他の腹甲板にも身体の外側に当たる部分にやはり先程の色が入る
    傾向があります。

    前にメール送った時のアドレスで良いので、子ガメ時の腹側の画像あったら送って下さい。

    • K-ki より:

      日暮琥珀さん、お久しぶりです。
      以前はメールありがとうございました。

      ウチの亀は完治へはまだ遠い状況ですが、一時よりはかなりマシになりました。一番状態が悪い時には後脚をほとんど動かさないようなときもありましたが、最近では後脚も違和感なく使えるようになってきました。

      日暮琥珀さんのメールも一部参考にして新しい飼育環境も整えたので、今後さらに回復に向かって行ってくれることを祈っています。

      実際のところ野生下でどこまで交雑が進んでいるかについては憶測の域を出ないと思うのですが、詳しいデータが欲しいところでもあります。

      種子島産は黒い縁取りが綺麗ですしクサガメの移入がないというのも良いですね。ウチのイシガメは黄色系の色が綺麗な傾向にあると言われる愛知県産の血をひいていますが、今後繁殖を考えるのであれば遺伝や水系なども明らかなものを繁殖させたいとも思うようになりました。色々勉強が必要そうです…。

      子亀のときの画像は少し探してみて後でお送りします。あるかは定かではありませんが…。よろしくお願いします。

  3. イシガメ飼育者 より:

    えーと、純血かと言われると、実は判断に困ります。
    判別手段としては、累代飼育によってクサガメの特長を有する子孫が産まれるか否かしか不可能です。
    私のニホンイシガメは紛れもなく純血の中部産ですが、画像を見からは違いが見受けられません。
    ですので、イシガメとしか表現できない状態です。
    クサガメの移入が江戸時代ですし、大名に好んで飼育していた方が居たのも事実です。
    となると、過去に遡って生息地の環境を調べなきゃならない。
    つまり、早い時期にクサガメと重なる生息地で生きてきた個体群の血統ならば、どちらの可能性もあるって事ですね。
    画像からの鑑定はニホンイシガメのオスですね。

    • K-ki より:

      イシガメ飼育者さん、お久しぶりです。
      いつも鋭いコメントをありがとうございます。

      確かに100%イシガメであることを断定するのは難しいですよね。画像だけしか情報がない状態ではなおさらです。うちのイシガメも親が愛知県の個体であることは分かっていますが、水系などは把握していないので、過去にクサガメと交雑していた可能性を否定することはできませんよね。

      ただ画像から分かる範囲ではニホンイシガメだろうという意見がほとんどで、とりあえずホッとしています。

      これは個人的に興味が有ることなのですが、イシガメ飼育者さんのニホンイシガメが紛れもなく純血の中部産と判断できるのはどういった理由からなのでしょうか。私もイシガメの愛好家として将来的には繁殖も考えており、その際に純血の個体群を繁殖させることでイシガメの保護に繋がるのであれば挑戦してみたいという気持ちも持っています。純血個体の判別方法などがあるのであれば、ご教授頂けると幸いです。

      • イシガメ飼育者 より:

        何故に純血かですが、先ずは交雑相手の存在が全く見られず、ロケーション自体が人間との関わりが薄い所の出資だからです。
        一般的に考えて亀自体が生息するには厳しく、土着のイシガメですら個体数が非常に少ないです。
        これは環境破壊によるものでは無く、餌となるもの自体が少ない為に、それぞれが少ないながらバランスしている為ですが。
        長年観察を続けていますが、生まれた亀の生存率も極めて低いです。
        こういった場所にしか純血と言えるイシガメは残っていませんし、流通に乗る事はまず無いでしょうね。
        仮に流れたとしたら、一瞬で絶滅します。
        見た目の違いは部分毎には特徴が一致しているだけに同じとせざるを得ませんが、並べたら別の亀です。
        ただ、この違いも遺伝的なのか後天的なのかは証明ができないとの事です。
        今現在、この系統を増やしていくプロジェクトを進めています。
        仲間の飼育しているイシガメは元の場所へ帰し、順次置き換えて皆で保存して行こうって動きになっていますが。
        雑種の群れにこれを入れても雑種ですから、如何様に扱うべきかは検討中ですが。
        種の保存だけしか現在は出来ていません。

        • K-ki より:

          なるほど、環境的な要因から純粋なニホンイシガメと判断できるわけですね。フィールドワークの賜物ですねー!
          遺伝的な解析なりなんなり、何か分かりやすい方法で判別できると保護活動もやりやすそうですが、なかなか難しいんですね…。プロジェクトの成功を願っております。

  4. 亀キチ三平 より:

    はじめまして。
    本日記事を発見しまして、同じように自分の飼育する個体に疑問を持ったことがある
    経験から、コメントさせていただこうと思いました。

    さて、簡単に結論から申しますと、
    ご存じのとおり、見た目だけでは確実な判断は不可能ですので、
    確実な判断をするとなると遺伝子レベルの検査を専門機関に依頼するしかありません。

    大方、他の方のコメントに有る程度の判断基準やイシガメ、クサガメの特徴は
    ありますが、それも「イシガメ」と「クサガメ」の特徴であり、
    両方の血を引く「ウンキュウ」にはどちらの特徴が強く出るかわかりません。
    同じ父母から産まれるウンキュウの兄弟でも、イシガメタイプとクサガメタイプが
    同時に産まれることもあります。
    それも、何代も前に混血していたとなると、見た目にはまったく判断できない
    ウンキュウも存在している可能性も否定できません。

    大切に「イシガメ」として飼育されてきた個体ですので、
    第三者の私が気軽にコメントできる立場ではありませんが、
    私の経験から、私の場合は
    ①捕獲場所にイシガメとごくわずかにクサガメが共棲していたこと
    ②実際にその場所にウンキュウがいたこと
    主に以上の2点(他にもありますが)から、
    少しでも怪しいと思った個体は飼育しないこととしています。

    とはいえ、現在の日本の環境から、「100%純正ニホンイシガメ」と言われているのは
    種子島などごく限られた一部の地域に生息するニホンイシガメのみとされているため、
    有る程度は見た目で判断し飼育するのか、絶対的なニホンイシガメの血統に拘り、
    種子島などの産地のニホンイシガメを購入されるかのどちらかになると思います。

    ネットで検索すると、ニホンイシガメ愛好者の方で血統に拘りの有る方は、
    やはり「地元産」と「種子島等に原子個体産」を区別して飼育されている方が多いです。
    ・・・私も同様に地元産と種子島産は区別して飼育しています。

    以上、長文失礼しました。

    • K-ki より:

      亀キチ三平さん、コメントありがとうございます。

      見た目では完全な判別ができないこと、交雑のした世代が上に遡ることになればなるほど判別がつきづらいことなどは他の方にも指摘していただきましたし、私もそう思っています。
      やはり亀キチ三平さんもおっしゃるように、生息環境なども含めて総合的に判別するというのが一番現実的な方法といえそうです。うちのイシガメはCB個体ですが、親の産地は愛知というだけではっきりとはしていないので、やはり確定的な判断を下すのは難しいようです。

      地元産と種子島産を区別して飼育していくというのは、系統を管理するうえでは確かに有効そうな方法ですね。今後繁殖の機会があれば、ぜひ参考にさせていただきます。

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著者:K-ki
K8ki・けーきはK-kiのシノニム。
AquaTurtlium(アクアタートリウム)を運営しています。

生き物とガジェットが好きなデジタル式自然派人間。でも専門は航空宇宙工学だったりします。
好きなことはとことん追求するタイプ。

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