水槽用デジタル水温計なら ニチドウ マルチ水温計がオススメ

ニチドウ マルチ水温計

アクアリウムなどで使用される水槽用の水温計には、棒水温計のようなアナログタイプや水温をデジタル表示してくれるタイプなど色々あります。今回はその中でも、デジタル水温計の定番ともいえるニチドウの「マルチ水温計」を紹介・レビューします。

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ちなみに以前、色々な水槽用水温計をまとめた記事も書いたのでよければそちらもみて下さい。多くの水温計の中から、重視するポイント別にオススメの水温計を紹介しています。

デジタル?アナログ?熱帯魚・アクアリウムの水槽水温計まとめ
アクアリウム等の生物飼育には欠かせない水温を測るための道具・水槽用の水温計についてまとめます。水温計といっても色々な種類があり、求める条件を整理して最も適した水温計を選んで下さい。目的別のオススメ水温計を紹介しています。

マルチ水温計とは?

マルチ水温計は、ペットフード・動物用医薬品・観賞魚用飼育用品を扱う日本動物薬品株式会社から販売されている水槽用のデジタル水温計です。熱帯魚・観賞魚を飼育するアクアリウムだけでなく、爬虫類・両生類の温度管理にも最適との謳い文句で販売されています。

販売元が日本動物薬品株式会社ではなく関連会社のニチドウとされていることもありますが、ニチドウではなく日本動物薬品株式会社のホームページで商品として紹介されているので、おそらく日本動物薬品株式会社の商品だと考えられます(どっちでもいいかもしれませんが)。この記事では便宜上、ニチドウのマルチ水温計として扱っています。

特徴・仕様

水温表示がデジタル式で画面も大きいことから、とにかく水温が読み取りやすいです。画面にはバックライトも付いているなど、水温の読み取りやすさに本当に気を配っている様子が伺えます。また水温は0.1℃刻みで表示されるので、水温の細かな変化も掴むことができます。

測定できるのは水温だけでなく、本体のサイドにあるスイッチを切り替えることで気温を表示することもできます。さらに気温と水温の最高温度・最低温度を記憶してくれ、ボタン一つで確認することができます。

熱帯魚などを飼育するアクアリウムだけでなく、爬虫類・両棲類の飼育という目的においても、水温計としてあると嬉しい機能は一通り揃っている使い勝手の良いデジタル水温計です。

その他仕様を以下の表にまとめておきます。

対応水槽 水面の高さ:150cm以内(淡水・海水両用)
サイズ 本体:幅70×奥行15×高さ50mm
センサーコード長:100cm
温度測定範囲 -50℃~70℃(0.1℃単位、精度±1℃、測定間隔4秒)
バッテリー 電源:単4形電池×1(電圧1.5V)
連続使用時間:約1年
付属品 単4形電池、マジックテープ、キスゴム

使用上の注意点

水の近くで使用する製品ですが、マルチ水温計には防水機能はありません。センサーコードが引っかかったりして水槽内に水没させてしまう人も時々いる様なので、水には十分注意して使用して下さい。

ラインナップ

マルチ水温計には、機能が少しグレードアップしたニチドウ マルチ水温計Hという兄弟製品があります。マルチ水温計Hはマルチ水温計にはない防滴機能が付いており、また背面フックが装備されフチなし水槽に引っかけて装着することが可能になりました。スタンドもついているのでマルチ水温計と同じように置いて使用することもできます。

見た目がややゴツくなってはいますが基本的にはマルチ水温計の上位モデルなので、差額分の価値があると判断すればこちらを使用するとよいでしょう。

使い方

マルチ水温計の概要をだいたい説明したところで、次はマルチ水温計の使い方を紹介します。設置方法、水温/気温の切り換え、摂氏/華氏の切り換え、その他のボタン操作などについて説明します。

設置

スタンド

マルチ水温計は上の画像のように、本体背面にあるスタンドを利用して立たせて設置することができます。スタンドはある程度の範囲なら任意の角度に調整できるので使いやすいです。

マルチ水温計とマジックテープ

スタンドを使用せず、マジックテープで水槽のガラス面外側や水槽台に固定することもできます。上の画像の下の黒いのがマジックテープで、マジックテープになっていない側の面は粘着テープになっています。

マジックテープの使用法

上の画像のようにマジックテープの一方をマルチ水温計の背面に貼り付け、もう一方を設置する場所に貼り付けて使用します。マジックテープなのでマルチ水温計は取り外しができますが、水温計ってそんなに取り外ししませんよね…。取り外したとしても基の設置箇所にマジックテープは残ってしまうのも見栄えが悪いです。

私はスタンドで使用しています。

気温・水温表示切り替え

またマルチ水温計は水温だけでなく気温も表示することができます。

気温・水温表示切り替えスイッチ

本体に向かって右側面のスイッチで水温と気温を切り替えられます。スイッチを上側のIN(Water)にすると水温、下側のOUT(Air)にすると気温が表示されます。気温は本体設置場所付近の温度が表示されます。

摂氏・華氏表示切り替え

水温・気温の切り換えだけでなく、摂氏・華氏の切り換えまでできます。

摂氏・華氏の切り換え

気温・水温切り替えスイッチの逆側、向かって左側に切り替えスイッチがあります。摂氏よりも華氏の方がしっくりくる方はどうぞ(そんな日本人いるのか…?)。

画面表示とボタン操作

画面表示内容

マルチ水温計の画面に表示される内容とボタンについて説明します。

中央に大きく表示されるのが温度です。画面内右上のINまたはOUTの表示が、現在水温(センサー部分の温度)または気温(本体部分の温度)のどちらを表示しているのかを表します。その下にはMAXとMINのどちらかが表示されるか、もしくは何も表示されません。MAXの場合はメモリーの最高温度、MINの場合は最低温度、何も表示されていない場合は現在の温度を意味します。

更にその下には℃または℉のどちらかが表示され、摂氏・華氏のどちらで温度が表示されているかを判断できます。

左端のMAX/MINボタンでメモリー内の最高温度・最低温度の表示を切り替えられ、最高または最低温度表示中に隣のCLEARボタンを押すと温度の記録が削除されます。右下のボタンはバックライトの点灯ボタンです。

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使用感・レビュー

最後に、私が実際にマルチ水温計を使用してみた使用感を交え、マルチ水温計のレビュー・評価を行います。マルチ水温計に興味がある方は参考にして下さいね!

全体的に使いやすい

大画面でのデジタル表示の水温計なので水温を読み取りやすく、メモリー機能なども備わっているため全体的に使いやすい水温計です。実売価格も考慮するとかなり良い水温計だと思います。

ただ、細かい部分でいくつか気になる点もあるので以下でそれを挙げていきます。ちょっとマイナス評価の項目が多いですが全体的には良い出来だと思ってもらって問題ありません。

キスゴムが弱い

マルチ水温計のキスゴム

マルチ水温計の温度センサーは上の画像のようにキスゴムをはめ込んで水槽のガラス面にくっつけるようになっているのですが、そのキスゴムの吸着力が弱いです。使用開始当初は問題ありませんでしたが、しばらくするとすぐにヘタり出します。長く使いたい製品だけにちょっと不便ですね。

私はやったことがありませんが、こういうキスゴムの不具合はキスゴムを別の市販品と交換すると解決することが多いです。気になる方はうまくフィットするキスゴムを探してみて下さい。

バックライトは申し訳程度

表示画面の視認性向上のためにマルチ水温計にはバックライトがついています。ですがこのバックライトは点灯したとしてもかなり暗く、はっきり言って見やすさにはほとんど貢献してくれません。ホントにおまけ機能くらいに認識しておく方が良いですよ。

バックライト

明るい場所ではバックライトが点灯していても画像程度の明るさです。

暗い場所でのバックライト

それでも暗い場所で文字が判別できるようになるくらいの明るさはあります。上の画像はカメラが勝手に補正してくれているのでかなり明るく見えますが、実際はこれの3分の1くらいの明るさです。それでもないよりはあったほうが良いですね。

個人的にはセンサーコードがちょっと短い

私はこの水温計をオーバーフロー水槽の濾過槽に設置しているのですが、水槽台の裏にコードを通して見やすいところに水温計を置こうと思うと、センサーコードがちょっと短くていい感じの場所におけません。普通に水槽に水温計を設置する分には困らないと思いますが、濾過槽に温度センサーを設置しようと思っている方は要注意です。

別にセンサーコードなんて長くて困るものでもないのでもうちょっと長くしてくれると嬉しいんですが…。

故障・不具合報告が多い印象

メジャーな水温計なのでユーザーも多く、故障・不具合が多く報告されるのはある程度仕方ないのであくまでも私の個人的な印象ですが…。良く見るのは水温を正しく測定できない、画面表示が上手くいかないといったものです。もしも不具合個体を掴んでしまったら、購入したショップに交換してもらってください…。

まとめ

ニチドウ マルチ水温計の特徴や使い方、レビューなどを紹介しました。安価ながら中々に高機能なオススメの水温計です。競合商品より出来がいいとは思いますが、バックライトとかキスゴムとか細かいところの気配りにちょっと欠ける印象です。そういうところを改善してくれるともっと使いやすくなるんですがねー。

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