• 最終更新日:2017/03/10 約6分

ミドリガメ駆除方法に新案!亀肉カレーが意外においしい!?

ミシシッピアカミミガメをカレーにして食べる!?
Red-Eared Slider Turtle / Jim, the Photographer

日本にはニホンイシガメやクサガメ、ミドリガメ(ミシシッピアカミミガメ)など色々なカメが生息しています。その中でもアカミミガメは「世界の侵略的外来種ワースト100」に選定されていて、亜種ミシシッピアカミミガメは「日本の侵略的外来種ワースト100」に選定されているなど、日本の生態系にかなり大きな影響を与える存在となってます。

この原因は、元をただせばペットとして飼育していたカメが捨てられたり逃げだしたりして野生化したことにあり、要は人間のせいなのです。アカミミガメがこれ以上日本の亀に打撃を与えないよう、その駆除が近年注目されています。

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AquaTurtliumでも、今までにニホンイシガメの保護やアカミミガメの駆除に関する情報を発信してきました。

今回は、上の記事でも紹介している兵庫県明石市のNPO法人ぴ~すが、アカミミガメの殺処分以外の駆除方法として、カメの肉を活用したカレーを作って食べるという方法を考案したというニュースを紹介します。このNPO法人ぴ~すは、以前にもアカミミガメを使った「カメチリ」なる料理を考案していて、アカミミガメの駆除方法を模索しています。

アカミミガメの新しい駆除方法 カメ肉カレー

"アカミミガメ大量繁殖に一石 カメ肉カレー考案"
抜粋

 「明石市ミシシッピアカミミガメ対策協議会」に加入するNPO法人ぴ~す(兵庫県明石市)が、カメの肉を活用したカレーを考案した。11月1日に大中遺跡(播磨町)で開かれるイベントで販売する。

<-中略->

 同協議会が殺処分以外の駆除について模索する中、同法人は食材としての利用に挑んだ。このほど開いた試食会では、専門家の指導を受け、捕獲したカメを肉だけの状態にして冷凍し、ボイルした後、味付けにニンニクパウダーとカレーパウダーをまぶして油で炒めた。

 赤米の入ったご飯とカレーの上に載せ、親子連れら約30人に食べてもらったところ、「少し硬い鶏肉か牛のハラミみたい」「カメ肉と聞かなければ分からない。臭みもない」などの感想が寄せられた。同法人の緒方信也理事長は「意外に好評なので驚いたが、手間がかかり過ぎて高級食材並みのコストがかかるので実用的ではない」と分析する。

<-後略->

ちなみに前回「カメチリ」を作った際のニュース記事はこちらです。

カメチリもカメカレーも、特有の臭みを隠すために風味付けを強くすることを意識しているみたいですね。個人的には、臭いとされているラム肉(マトン)もインド風のスパイスを効かせたカレーで使うとかなりおいしいので、カレーを選んだのは結構いい線をいっているんじゃないかと思います。

一番の問題は、手間がかかってコストがかさみ、実用的ではないということのようです。NPO法人ぴ~すのブログによると、100gで1500円くらいと高級食材並みになってしまうそうです。こればっかりはどうにも難しい問題ですね。

ミドリガメはペットとしての流通も多く食べ物という認識はまずないと思うので、どうしても抵抗のある人が多いはずです。サルモネラ菌が話題になったりしたこともあるので衛生面も気になるでしょう。同じ亀でもスッポンは高級食材として扱われているので、そんな立ち位置を目指すのも一つの方法かもしれません。食用に用いられるようになった背景が駆除のためだとそれも難しいでしょうか…。

もっと詳しく知りたい人は

もっと詳しく知りたい人向けに、今回のプロジェクトを実行しているNPO法人ぴ~すのホームページと、カメカレーの試食会について書いたブログ記事を紹介しておきます。

カメを食べる方法だけを考えているわけではなくて、子供の自立支援・地域活性化のための働きかけを行政・市民・地域に対して積極的に行っているそうです。そういった活動の一環として、アカミミガメの駆除方法を考案することにも取り組まれているのだと思います。生命の大切さを考えるきっかけにもなりますしね。

2015.08.13 追記

日本の生態系を破壊し、農作物への被害も発生していることが問題視されてきたミドリガメですが、2015年7月29日に環境省からアカミミガメの輸入・販売・飼育を規制するという内容の発表が行われました。

発表によると、5年後の2020年を目処にミドリガメを特定外来生物に指定するとのことです。特定外来生物に指定されることによる規制内容やその背景、今後の展開、環境省の取り組み、そして現在ミドリガメを飼育している飼い主がこれからどのような行動を取れば良いのかを解説する記事を書きました。ミドリガメ問題に関心のある方は、ぜひこちらの記事も読んで下さい。

以前のカメチリのときはちょっと食べたくないな…というのが正直な感想でしたが、無類のカレー好きの私としては、カメカレーなら一度くらいはチャレンジしてみてもいいかも…と思いました。カメカレーが食べれるイベントはもう終了してしまいましたが、このブログの読者の方の中に行ってみた人はいるのでしょうか?できれば感想など聞いてみたいところです!良ければコメントして行ってくださいね。

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Comment

  1. koi より:

    はじめまして、こんばんは。

    食用への転用がうまいこと言ってもカエルやナマズは苦手という方々がいる以上中々庶民に受け入れられるかどうかは微妙な気がします。
    その前に早期にミドリガメの飼育、販売、譲渡を禁止にする方が早急に望まれている農家の声のように思いますが、まさかのミドリガメがここまで増殖し問題化するとは国も思わなかったでしょうね。

    • K-ki より:

      koiさん、はじめまして。
      コメントありがとうございます。

      こんな記事を書いてはいますが、私も食用が現実的とは正直思っていません。
      私ですら一度ならまだしも日常的に食べたいとは到底思えないので…。

      アカミミガメの特定外来生物への指定が検討されているという報道があってからもう1年以上経ちますが、音沙汰が無いですね。
      こういう行動の遅さがこの問題を大きくしてしまった面もあるように思います。

  2. nagano より:

    ぴーすのメンバーです。取り上げて頂きありがとうございます。
    亀チリも亀カレーもそれなりに美味しかったですよ(笑)
    身が少なすぎて亀をさばくのにかかった労力の割には残念な結果でしたね。
    亀カレーは身を団子状にして使いました。
    アカミミガメにスッポンのような滋養強壮などの効能があればいいのですが…
    NPO法人ぴーすは外来種アカミミガメの対策に取り組んでいます。
    面白い情報があれば参考にさせてください。
    よろしくお願い申し上げます。

    • K-ki より:

      naganoさん、コメントありがとうございます。主催者の方からコメントを頂けるとは嬉しいです。

      亀はやっぱり身が少ないのが問題なんですねー。亀料理というのはなかなか難しいと思いますが、とてもおもしろい試みだと思います。今後も色々な面白い活動をされることを楽しみにしていますので、頑張ってください!

      中々お役に立てそうな情報は無いですが、面白いものがあればブログで紹介していきますね。もしぴーすさんの方でもイベントなどされる際は、教えて頂けたらまた紹介させてもらいたいと思いますので、よろしくお願いします(^^*)

  3. より:

    人間を駆除すべき。
    カメの鼻を触ると嫌がって(かゆがって)手で鼻をかいて目を瞑るんだぜ。
    駆除って殺すんじゃなくて繁殖させないようにすべき。犬は里親募集あんだから。
    もっと考えろよ人間勝手で肉食うやつってやっぱ野蛮すぎ。BYベジタリアン

    • K-ki より:

      Lさん、こんばんは。
      様々な意見があってしかるべきですが、あまりに主観的な意見は他者の賛同を集めませんよ。
      先日報道がありましたが、現在野生のミドリガメは800万匹いるそうです。ここまで増えてしまったのも対処を難しくしていますね。

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著者:K-ki
K8ki・けーきはK-kiのシノニム。
AquaTurtlium(アクアタートリウム)を運営しています。

生き物とガジェットが好きなデジタル式自然派人間。でも専門は航空宇宙工学だったりします。
好きなことはとことん追求するタイプ。

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