• 最終更新日:2017/03/28 約11分

乱獲で壊滅したイシガメ達から学ぶ、動物保護の最低限の知識

Mauremys_japonica_fase

ニホンイシガメはペットとしても人気があり、ミドリガメ(アカミミガメ)やクサガメに次いで良く飼育されている亀ですが、実は希少な亀でもあります。環境省レッドリストの準絶滅危惧種にも指定されており、将来的には絶滅する危険性すらもあると考えられています。

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このような状況に陥ってしまったのには、生息環境の破壊や外来種との間の生存競争・交雑問題、そして乱獲などの複数の原因があります。しかしいずれにしろ、人間の行動が深く関わっているのは明らかです。

ニホンイシガメの置かれているこのような状況を打破するため、近年では保護活動も積極的に行われています。しかしその反面、外来種を飼育放棄して捨てたり、悪質な業者による乱獲のような最低な行為もいまだに多く見受けられます。

そしてつい先日、このブログにも時々コメントを残してくださっているイシガメ飼育者さんが管理されているコロニーで大規模な乱獲がありました。このような行為が行われているという事実を広く知ってもらい、少しでもこういった行為の抑止につなげたいと思って今回の記事を書くことにしました。

イシガメが減少している理由

本題に入る前にちょっとした背景知識として、イシガメが減少するようになってしまった原因を紹介していきます。これらの原因はイシガメだけでなく、その他の多くの生息数を減らしている亀や生き物にも共通する部分があります。

生息環境の破壊

まず最初に挙げる原因は、生息環境の破壊です。イシガメは水の綺麗な河川や池沼などに生息していますが、そのような環境は近年の開発によってかなり破壊されてしまいました。このような生息環境の破壊が、ニホンイシガメが減少している一番大きな理由だとされています。

外来種との生存競争

日本で一番身近な亀といえば、多くの人はミドリガメを挙げるでしょう。この亀はペットブームとともに日本で普及した亀で、正確には「ミシシッピアカミミガメ」というアメリカ原産の亀です。

ミドリガメはペットとして日本以外にも世界各地で販売されていますが、その強靭さから野生化した個体が在来種を駆逐するなど、生態系へ影響を及ぼすことが多いです。それゆえに「世界の侵略的外来種ワースト100」などにも指定されており、非常に問題視されています。

日本でも昔はイシガメが住んでいたような場所に、今ではアカミミガメしかいないというようなことが多々発生しています。このような現状を受け、環境省はミドリガメを特定外来生物に指定することを検討しています。

特定外来生物に指定されると飼育が原則として禁止になり、環境省による駆除の対象にもなりえます。現状を考えるとこの対応はあまりにも遅すぎると言えますが、それでも問題であることを明らかにしていると言う点では前進ともいえます。

外来種という問題点に関しては、省庁に頼らないNPO法人などによる活動も行われています。このような活動が今後も継続的に、規模を大きくしながら行われていくことが重要です。

2015/11/03 追記

ミドリガメに関しては、2020年に特定外来生物に指定され輸入・販売・飼育が禁止されることが決定しました。

問題解決へ向けて一歩前進ですが、まだまだ周知が十分ではないので、2020年に向けてこの決定を多くの人に知らせていく必要があります。特に現在ミドリガメを飼育している人が適切な手続きを行うように促し、特定外来生物への指定をきっかけに、遺棄されるミドリガメが増えるなどという事態をどうあっても防がねばなりません。

交雑

ニホンイシガメはクサガメと交雑することが知られています。交雑して生まれた雑種亀は「ウンキュウ」と呼ばれるのですが、このウンキュウにも生殖能力が備わっているので、ウンキュウ同士またはウンキュウとイシガメやクサガメが交雑して、さらに雑種の子亀を産みます。

つまり、一度でもクサガメと交雑してウンキュウとなってしまうと、その子孫は二度と純粋なニホンイシガメにはならないので、ある程度限られた範囲でイシガメとクサガメが一緒に暮らしていると雑種ばかりになってしまうのです。これではニホンイシガメという種類の亀は減ってしまうことになります。

ここで問題になっているクサガメは、実は江戸時代頃に中国から日本に持ち込まれた外来種である可能性がかなり高いと言われています。この問題もまた、人間の考えなしの行動が招いた結果なんですね…(江戸時代に種の保存とかいう概念はなかったでしょうから仕方ないのですが)。

乱獲

そして私が個人的に最低だと思っているのが乱獲です。ニホンイシガメが生息数を減らし希少となってきたのに反比例して、レアリティを重要視する一部のマニアの興味を引くようになり、イシガメが高値で取引されるようになって来ました。これに目をつけた程度の低い人間がイシガメを乱獲して売りさばいているのです。

売りさばく人間はイシガメのことなんて何も考えていません。知識が無い場合もあれば、自分のやっていることがどんなことか分かった上で金を優先している人間もいます。こういう人達は、何かを破壊することでしか利益を得られない無価値なヤツらです。心底軽蔑します。

ただしこういった人間が存在するのは「買う人がいるから」でもあります。イシガメやその他の希少な生き物を飼育したいと思うのであればヤツらからは買わず、種の保存を妨げないように入手することが求められます。

とあるコロニーが乱獲で壊滅

このような背景を確認したうえで、もう一度冒頭の話題に戻ります。このブログにも時々コメントを残してくださっているイシガメ飼育者さんが保護していたイシガメのコロニーが、乱獲によって壊滅させられてしまったのです。

"大事件発生です。"
抜粋

久しぶりのフィールド観察の記事をアップしたいと思います。3年越しに観察、保護してきたコロニー、本日観察に行きました。産卵シーズンを前に水路から上陸用タラップの設営の為です。

工事により産卵場所を無くした亀達、近隣の方々の協力もあり、個体数を減らす事も無く、毎朝地主さんから餌をもらって肥え太る始末。おかげで難なく冬を越し、活動が活発化してきていました。

ある方は、アカミミ亀を取り除いてくれてましたし、ある方は、甲羅干しの為の板を置いて下さいました。要約軌道に乗り始め、いよいよ産卵場所への移動通路を設置しようとした矢先、全滅です。

もう一度書きますね。全滅です。コロニー消滅です。

本日午前9時から正午までの間にクサガメを除いた成体全てと子亀、全て持ち去られました。 恐らく100匹ではきかないと思われます。

この亀達、地域で飼ってるものです。水路に進入し、甲羅干しの板もゴミ止めの柵も勝手に撤去しています。私有地ですよ、あそこは。

<-後略->

上記は記事の一部の引用ですので、よければイシガメ飼育者さんのブログにて全文を確認してください。この記事以外にもかなり興味深い記事がいくつもあります。

イシガメ飼育者さんのブログの内容を見る限り、今回の問題は乱獲どうこう以前に窃盗罪ですよ。他人の敷地に勝手に入り、飼育している亀(所有物とみなされるはずです)を持ち去る、明らかに犯罪です。そして何より、色々な人がかかわって保護していた亀たちを根こそぎ奪い去るような行為はあまりにも下劣です。

今回の記事を書いたのは、一人でも多くの人にこのような非道な行いがなされているということを知って欲しかったからです。その上で可能なら、この記事を読んでくれた方にいくつかのお願いがあります。

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この記事を読んだ人にお願いしたいこと

ここでお願いしたいのは大した事ではなく、亀を飼育した上での心構えみたいなものです。少しでもこういった心構えをもった飼育者が増えて欲しいというのが私の願いです。

WC個体ではなくCB個体を入手する・出所不明の亀は買わない

WC=wild-caught(野生捕獲)・CB=captive bred(人工繁殖)という意味です。野生捕獲された個体は上記のように乱獲された可能性があるため、人工繁殖された個体を買うようにしよう、という意味です。したがって、WCやCBの区別がしっかりされている専門店やブリーダーズイベントでの購入をお勧めします。

しかしこの点についてイシガメ飼育者さんは以下のような警告を発しておられます。

乱獲による被害はCBとの表記により売られる亀が原因の一つです。イシガメをメインでやろうと思えば、最低でも年間500匹は販売しなきゃ採算が合わない。これもあぶく銭での話しで、飼育個体からの繁殖に頼るとなると何処まで行っても採算が合わないのです。ですから、抱卵した親を乱獲し産ませた卵から子亀をとりCBとして販売、親は一部を残し、即戦力と言ってセット販売されます。これをすれば短期間でコロニーが絶滅します。

つまりCBと表記しながらも、実際には野生捕獲した親から勝手に生まれた個体の場合があるということです。このような時には「持ち腹」などと呼ばれることもあります。これだと本来は野生下で生まれるはずだった個体を捕まえてきたことになるので、野生個体の減少につながってしまうのです。

ぶりくら・とんぶりなどの一部のブリーダーズイベントでは、持ち腹は明記されるルールになっています。このように持ち腹についても明記されるところで購入するのがベストです。

亀を捨てない・逃さない

一度飼育下においた亀は逃がさない、ということを念頭において飼育を始めてください。これはミドリガメのような外来種だけでなく、ニホンイシガメのような在来種についてもです。

一口にニホンイシガメといっても、例えば中部地方のイシガメと九州地方のイシガメでは遺伝的に差異があります。このような差もきちんと残すことが、生物の保護には求められるのです。つまり、九州産のイシガメを中部地方で逃がしたりすると交雑の可能性を生じさせるので良くないのです。

こういった観点からも、一度飼育下に置いた生き物は絶対に逃がしてはいけません。遺伝的多様性の保存の話は置いておいたとしても、飼い主として当然のことです。

正しい知識を身につける

乱獲をしている業者の中には、手元において累代を重ねていることを「保護」だとかいう勘違い業者がいます(2chのイシガメスレとかに行けば名指しで非難されてますが)。きちんとした遺伝的な系統管理がなされていなければ、遺伝的多様性の保存という観点からは意味をなしません。これを理解した上で悪意を持って嘘をついているのか、ただ頭が悪いだけなのかは知りませんが、どっちにしろ最低です。

このような口先の屁理屈に騙されないようにする為にも、正しい知識を身につけることが必要です。意識的に情報収集をするのが良いと思います。

この記事をSNSなどで拡散する

この記事に書いた内容を少しでも多くの人に知ってもらうため、もしよければSNSなどを使ってこの記事を拡散して下さると嬉しいです。

乱獲されたという報告がネット上で物凄く拡散されたりしたら、悪質な業者も特定を恐れて乱獲を思いとどまるようになるかもしれません。そうでなくても、この記事に書いた「WC個体ではなくCB個体を入手する」といった内容や、遺伝的多様性に関する知識などが少しでも多くの人に伝われば、乱獲された個体が売れなくなったり、イシガメなどの希少な生き物の減少につながる行為が減ったりするかもしれません。

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今回はイシガメのコロニーが乱獲で消滅させられたという話を通じて、野生動物の保護について考えてみました。読者の方ひとりひとりが、この問題について考えるきっかけになれば幸いです。最後のお願いはどうにも宣伝みたいになってしまって拒否感がある方も多いと思いますが、こういう時だけなので「うげ、糞サイトだわ」みたいに思わないでもらえると助かります・・・。

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Comment

  1. 拡散及びまとめて頂きまして、ありがとうございます。
    こういった内容は実は私自身にも耳が痛い話しで飼育の是非について随時葛藤があるのも事実です。
    元々は30年ぶりくらいに久しぶりに出会ったニホンイシガメを見て懐かしいと思い持ち帰って飼い始めたのが始まりですから。
    それがきっかけとなり、フィールド観察を始めた。
    それで様々な現実を思い知る事になりましたが。
    探しても探しても写真すら撮れない、あの持ち帰った二匹は一体何なんだって感じであらゆる河川に撮影に行っては玉砕を繰り返しました。
    結果的には土地の歴史、治水工事などあらゆる文献から地理的な情報を集めて複数のコロニーに辿り着きましたが。
    そのうちの一つが今回被害を受けた場所で、水路も無く民家の堀やら生活道路といった、今とは全く違うロケーションでした。
    自治体が行った配水工事、水路の建設などで末期の状態のコロニーを残したい一心で辿り着いたのが例の教授です。
    環境省への働きかけや行政への通達をお願いし、何らかの転機が来るまで闘おうと決めて地域住民に説明して歩く事、アカミミ、交雑種、クサガメをひたすら取り除き、上陸タラップの設置許可を頂いた矢先の出来事です。
    多くの方々に協力頂いて進めてきた事ですから、可能性が残る限り努力するつもりです。
    環境破壊、外来種の侵略、交雑、様々なダメージを受け続けてきたコロニーですが、知りうる限りの中での最大のダメージが、業者による乱獲だった事には驚きでした。
    少しでもニホンイシガメ愛好家の意識改革のきっかけになれば幸いです。

    • K-ki より:

      イシガメ飼育者さん、こんにちは。

      いろいろな方の協力もあり、私が思っていたよりもずっとこの事件を拡散できたと思います。少しでも乱獲の抑制や飼育者の意識改革に繋がれば良いのですが…。

      コメントからも、イシガメ飼育者さんがこれまでにイシガメに対して注いできた情熱が伝わってきます。様々な努力を重ねてようやく成果が出始めたときに、くだらない人間によって台無しにされるなんて、本当に許されることではありません。

      お辛いとは思いますが、イシガメ飼育者さんの今後の活動を応援しております。今回のように情報を発信していくなど、私が少しでもお役にたてることがあればお手伝いさせてもらいたいと思っています。

  2. イシガメ飼育者 より:

    ありがとうございます。
    お陰様で、関連については未だ判らないのですが、セントレア空港から、八重山イシガメと日本イシガメを大量に持ち出そうとした中国人夫婦が見つかり、これを機に環境省側への打診と言った動きに繋がりました。
    インターネットを上手く使うと素晴らしい成果が出る好例だと思います。
    拡散に協力頂きました全ての方々の成果であり、心から感謝しています。
    また、乱獲に通ずる情報も続々と集まっています。
    残念ながら盗られた亀は帰る事は無いと思われますが、何らかの法的対処に繋がると思われます。
    ありがとうございました。

    • K-ki より:

      イシガメ飼育者さん、こんばんは。

      手がかりが見つかるとは…!こんな記事を書いておいてなんですが、まさか本当に何かの結果に結びつくとは思っていませんでした。本当にネットの力って凄いんですね。

      イシガメ飼育者さんのブログはTwitterでかなり拡散されていたようで、私の力なんて本当に微力でしたが、少しでも役に立てて良かったです。今後の動向も非常に気になりますので、お時間のあるときにでもブログに書いてくださると嬉しいです。ちょくちょく覗いておりますので!

      今後の乱獲に歯止めがかかることを祈っています。

  3. いの より:

    先日NHKでイシガメ乱獲に関する特番を見ました。作業しながらの流し見だったので、見落とした部分もあるかもしれませんが、乱獲の背景にはやはり中国人の爆買いがあるようです。

    番組では、亀を捕まえてる人を探して直接取材してました。当人はそれで生計を立てており、「売る相手は日本人です。その先は知りません。」と答えてましたが、薄々中国に渡ってるいることは気づいている様子でした。

    中国人のこういった自己中心的、他者破壊的な人格を育てる中国共産党の教育方針(中華思想?)にうんざりすることもさることながら、それと大差のない(ように私には思える)こういう日本人が日本の教育から生まれることも非常に残念だと思いました。

    実際、ワシントン条約で禁止しても、シロクマやワニと違って、亀は小さいですから、法の穴をくぐってどんどん海外に流れていくようです。やはり、亀の捕獲自体、あるいは売買を法律で取り締まるしかないように感じました。いずれにしても悲しいことだらけで憤りの矛先も単純ではありません。絶滅前になんとか政治がきちんと動いてもらいたいもんです。

    • K-ki より:

      いのさん、コメントありがとうございます。返信が遅れてしまいすみません。

      テレビでイシガメが特集されていたのは、ブログのアクセス急増からツイッターで知りました。残念ながら見れなかったので内容が気になるのですが、採り子に取材してたりもしたんですね。ますます見たかったです。

      中国もそうですが、この場合も結局は日本人が捕獲してるんですから、そういった人々の人間性には辟易します。中国と大差ないなんて言い方は失礼と思えるレベルです。

      現状法規制が機能していないのは仰るとおりですね。行政の活動ももちろん必要です。その上で、私にも何かできることはないのか、ない頭を絞って考えているのですが、なかなかいい方法が思いつきません…。

      • いの より:

        動画見つけましたのでよければどうぞ。
        ttp://urx.blue/xc1N
        短縮URLにしてますが、怪しいサイトには飛びませんのでご安心を。
        (「9tsu」という動画サイトに飛びます。)

        動画を見直すと、フィリピンをはじめとしたアジア各国も
        中国人たちによって同様の被害を受けてましたね。
        こちらは日本よりもさらに深刻なように思いました。。。

        • いの より:

          あと、売る相手は主に、日本人じゃなく日本在住の中国人でしたね。

          • K-ki より:

            すいません、せっかく情報提供してもらっておきながら、返信遅くなってしまいました。忙しくて、せっかく教えていただいた動画も見れませんでした(もう見れなくなってるみたいです)…申し訳ないです。

            正直なところ乱獲だとかこの手の野生動物保全問題に関して、日本をはじめアジア諸国はかなり後進国のようです。狩猟文化のある欧米では、資源としての野生動物の重要性が理解されているようですが、農耕民族には馴染みがない考え方のようですね…。もっと草の根レベルの意識改革が必要なんでしょうが、それってすごく難しいことですよね。

          • いの より:

            まだ見れましたよ。

            短縮URLがダメなら、
            9TSU(http://video.9tsu.com/)というサイトに行って、
            【所さん!大変ですよ【カメが金になる!? カメ密輸事件の謎】 7月7日】
            というタイトルの動画なので、
            これに含まれるキーワード(例えば「カメが金になる」)で検索してみてください。出てきますよ。
            まぁお忙しいようなので、無理に見る必要はないですが(笑)

            人が自然を支配する西洋の思想より、自然とともに共存する日本の考えの方が、本来、野生動物保全と親和性がありそうなもんですけどね。
            不思議です。逆に「乱獲」自体が西洋合理主義的なので、そういうのがなかった時代の感覚のまま多くの人がのんびりしてしまうんですかね。。

          • K-ki より:

            いのさん、教えていただいてありがとうございます。動画を見ることが出来ました。

            動画を見て気づいたんですが、この番組で取り上げられていた中部国際空港のイシガメ密輸事件、1年ちょっと前にこの記事がきっかけで色々とお話を聞いていた件でした。(私は伝聞で教えてもらっていただけですが。)いろんな人の努力でこうやって特集されたんだな、と思ってちょっと感慨深かったです。そういえばフィリピンヤマガメの件もニュースで読んだ覚えがあります。

            いろいろと思うところはありましたが、ひとつ指摘するとすれば、やっぱり採り子のやってることは悪質ですね。確信犯でしょう、これは。買う中国人ももちろん問題ですが、こうして売る人間が幇助しているのは紛れもない事実だと思います。

            ちなみに日本で大規模な乱獲が生じたのは、明治維新以降の西洋文明が流入してからです。当時は西洋でもまだ乱獲の問題性などはきちんと理解されていなかったのですが、その後多くの問題を引き起こすとともに、欧米では問題性が認識され対策もとられるようになってきています。その流れに日本が取り残されている感は否めません。

  4. いの より:

    動画見れてよかったです。

    採り子が悪質なのは言うまでもないですが、実際その担い手は無限に潜んでいますよね。
    仮に日本人が自粛したとしても、研修制度や留学制度を利用して滞在してる中国人とかアジア人など(現場逃亡が問題になってますが)いくらでも代わりはいるでしょう。カネ(あるいは貧困)のためなら何の抵抗もないでしょう。事情を知らされないならなおさらです。

    やはり法規制が急がれることを望みます。もちろんカメだけじゃなく、日本全国の生態を徹底調査してやらねばならないでしょう。
    誰か、そういう保全団体なんかが、日本の自然環境に関心のある政治家に働きかける流れですかね?よく分かりませんが朗報を期待したいと思います。

    個人的には、「地球温暖化」とか「リサイクル」とかのように、実態の不明確なもの、あるいはビジネスのタネ(エコ気分を消費に転化)という裏の顔がある環境問題よりも、「絶滅したら二度と取り戻せない」こういう差し迫った(ように私には思える)環境問題を、社会でもまじめに取り上げてほしいもんですね。

    貴重な意見交換でできて有意義でした。またサイトを覗かせていただきます。
    ありがとうございました。

    • K-ki より:

      法規制が重要というのはそのとおりだと思います。ただ動画にもあったように、イシガメも輸出規制されていてもこんな状態ですから、規制が機能するかはまた別問題、となってしまう可能性もあるかな、と心配しています。

      現状では保全団体などが行動するのが自然な流れかなと思いますが、個人的には環境保護がビジネスに繋がり、企業が参入できるようになればいいのにな、と思っています。もちろん利益を目的として環境保護が疎かになることがないという前提ではありますが…。

      ボランティアに頼る活動を上手く行かせるのって非常に難しそうだなあという気がしています。

      私としても面白い情報を提供していただいて助かりました。また気軽にコメントして下さいね!

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著者:K-ki
K8ki・けーきはK-kiのシノニム。
AquaTurtlium(アクアタートリウム)を運営しています。

生き物とガジェットが好きなデジタル式自然派人間。でも専門は航空宇宙工学だったりします。
好きなことはとことん追求するタイプ。

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