藍藻の発生源を特定!原因は改造した外掛け式フィルター!?

藍藻の発生源を特定!原因は改造した外掛け式フィルター!?

小型水草水槽として維持しているウチの20cmキューブ水槽ですが、少し前から藍藻が発生するようになってしまいました。水換えのペースも週1~2週に1回は維持していたのですが、出るときは出てしまうのが藍藻です。原因は恐らく嫌気領域ができてしまっていたことと、枯れかけの水草をトリミングせずに放っておいたことだと思われます。

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そこで藍藻を撲滅するべく原因の追求や様々な対策を行いました。詳細な内容は以下の記事にまとめているので、藍藻で困っている方はぜひ参考にしてください。

水草水槽の厄介なコケ!藍藻(シアノバクテリア)対策と駆除
アクアリウムの厄介なコケの代表格・藍藻(シアノバクテリア)について解説しています。藍藻とは何か、発生原因は何か、どんな被害を及ぼすのか、どんな対策・駆除方法があるのか等を紹介しています。確実な効き目のある薬品も紹介しています。

この記事で書いた対策で藍藻は撲滅とは行かない間でも勢力は衰えてくれるだろうと思ったのですが、なかなかうまく行きません。なんでだーと色々と悩んでいたのですが、どうやら大きな原因を特定できたようなので記事にしてみます。

結論から言うと、おそらく生物濾過が使えるように改造した外掛け式フィルターが原因のようです。

外掛け式フィルターに発生していた藍藻

20cmキューブ水槽を上から眺めた様子

なかなか藍藻の勢力が衰えないのはなんでだろう…と悩みながら20cmキューブ水槽を眺めていたところ、ちょっと気になる部分を発見しました。上の画像の右側の外掛け式フィルター、夏場に利用していた冷却ファンを設置したままなのでフタをせずに丈夫を開放しているのですが、なんだか緑色をしていませんか!?

外掛け式フィルターの濾材に発生した藍藻

近くに寄って良く見てみるとこの通り。自作したスポンジ濾材に藍藻がこびりついています。

水槽の内部の藍藻はだいたい除去していたんですが、濾過槽にまだこんなに残っていたとは…。もしかしてこいつの存在が原因で藍藻の撲滅に至らなかったんじゃないの!?

でもなんでこんなところに藍藻が大量発生していたのでしょうか。原因を良く考えてみる必要がありそうです。

外掛け式フィルター改造の意外な弱点

あーでもないこーでもないと色々頭を捻ってみたのですが、どうやら今回外掛け式フィルターに藍藻が発生したのには、私が少し変わった外掛けフィルターの使い方をしていることに原因があるのではないかという考えに至りました。以下で詳しく説明します。

外掛け式フィルターの改造

外掛け式フィルターは小型で安価な濾過装置で、特に30cm以下の小型水槽では取り扱い容易さから良く使用される濾過フィルターです。しかしその濾過原理は活性炭による吸着濾過のみであることがほとんどで、長期的な水槽の維持には向かないという弱点があります。

物理ろ過/化学ろ過/生物ろ過の効果まとめ!アクアリウム・亀飼育の基礎
アクアリウムで生き物を飼育する水を浄化するために利用されるろ過は、物理ろ過・化学ろ過(吸着ろ過)・生物ろ過の3つに大別されます。このページでは、それぞれのろ過の種類について、原理や特徴を解説します。ろ過について学び、熱帯魚やエビを上手く育ててあげましょう。

しかしちょっとした改造を加えるだけで外掛け式フィルターを吸着濾過から生物濾過に変更することができ、外掛け式フィルターユーザーの内の少なくない人数がそういった改造を加えていると思われます。私も以前に外掛け式フィルターの改造方法を紹介した記事を書いており、20cmキューブ水槽では上の写真のようにそこで紹介した方法で改造したものを利用していました。

小型水槽におすすめ!外掛け式フィルター改造で濾過能力向上
小型水草水槽立ち上げシリーズ記事の第2回として、ろ過フィルターの選定と濾過能力向上について考えます。水槽のろ過フィルターとして外掛け式フィルターを選ぶ理由と、生物ろ過を可能にするための改造の具体的な手順を紹介します。

これまでこの方法で問題点を感じたことはなかったのですが、どうやら藍藻の発生はこの改造が原因となっていたようです。

水流減少と不十分な遮光

この改造の何が問題だったかというと、おそらくは水流の減少と不十分な遮光だと思われます。

生物濾過能力を少しでもあげようと、外掛け式フィルターに濾材をたくさん詰め込むと、そもそも活性炭での吸着濾過程度の用途しか想定していない外掛け式フィルターでは抵抗が大きくなり十分な流量を維持できなくなっていたと思われます。その結果フィルターの内部で水流が弱まり、嫌気領域ができてしまったことが藍藻の発生につながったと考えられます。

また、外掛け式フィルターは一般には遮光されておらず、フィルターの内部に光があたってしまいます。改造した外掛け式フィルターと同じように流量の低下が起こりうる外部フィルターで藍藻が発生しないのは、遮光されているために光合成ができないからだと思われます。

逆に言えば、水流が弱くて嫌気領域ができやすく、なおかつ光もあたって光合成のできる生物濾過仕様の外掛け式フィルターは、藍藻にとってかなり適した環境になっていたということでしょう。以前に20cmキューブ水槽をリセットすることになった原因も藍藻の発生でしたし、やっぱりこの改造外掛け式フィルターは大きな原因となっていると推測できます。

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藍藻駆除へ向けた対策

ここまでの考察で、生物濾過私用の外掛け式フィルターが藍藻発生の原因となっている可能性が高いと結論づけました。そこで、外掛けフィルターを改良して藍藻を駆除し、今後の発生を予防する方法を紹介していきます。

フィルターの掃除

何はともあれ、まずは既に発生してしまった藍藻を取り除くことが最重要ですね。

外掛け式フィルター掃除中のスポンジ濾材

ということで、外掛け式フィルターを分解して掃除します。濾材も上のように全部取り出して飼育水ですすぎました。

藍藻がこびりついたスポンジ濾材

ほとんどの濾材には藍藻は発生していなかったんですが、上の画像のように一部の濾材には藍藻がこびりついていました。こいつらをフィルターに戻してしまうとまた藍藻発生の原因になってしまいかねないので、とりあえず手洗いで藍藻を取り除いてしばらく乾燥させることにしました。乾燥させた後どうするかはまだ決めていませんが、熱湯消毒でもしようかと思っています。

結局、面倒臭くなって捨てました…。

濾材を減らして通水性を良く

再び藍藻が発生してしまわないように、濾材の量を少し減らして通水性を良くしました。濾過能力はこれまで特に問題を感じていなかったので多分大丈夫だと思いますが、一応しばらくは注意して観察していきます。

本当はフィルターの遮光もした方がいいと思うんですが、見た目が悪くなりそうで良い方法が思い浮かばないので保留としています。外掛け式フィルターはただでさえでかくて邪魔で見栄えも悪いので、できればこれ以上ブサイクにはしたくないな、というのが正直な気持ちです。

仕切り板の隙間を広げる

今回は実施しませんでしたが、改造外掛けフィルター内の仕切り板の隙間を広げる、という方法もあります。

これはどういうことかというと、改造外掛けフィルターは下の画像のように、フィルター内に仕切り板とろ材を入れ、水の流路を長くなしながら生物濾過を行っているのですが、この仕切り板の下側の隙間(画像でU字型の矢印がある部分)を広げてしまうということです。

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この部分の隙間を広げると通水性が良くなるので、ろ材を減らすのと同じような効果が見込めると考えられます。

フィルター内にエアレーションをする

こちらも今回は試していませんが、濾過フィルター内でエアレーションをすることで、濾過バクテリアの活動を活発化させて水が汚れにくくする、という方法もあります。エアレーションにより酸素が行き渡って濾過バクテリアの活性が上がる点も効果的ですが、それよりも単純にエアレーションによって水が動くので嫌気域が減るというところが有効になりそうです。

コケ取り生体を追加する

さらに、藍藻を食べてくれるような生き物を水槽に追加するという方法もあります。こういった水槽を汚すコケを掃除してくれる生き物は、「コケ取り生体」と呼ばれアクアリウムではよく活用されています。以下のページでコケ取り生体のことを詳しく解説しています。

水槽のコケ対策!オススメのコケ取り生体の種類と効果まとめ
アクアリウムで問題になるコケの対策に有効なコケ取り生体を熱帯魚・日淡・エビ・貝から紹介します。各種のコケ取り能力やよく食べるコケ、特徴、価格、体長などをまとめました。またコケの種類別に有効なコケ取り生体もまとめています。
ブラックモーリーの飼い方と繁殖!アクアリウムの藍藻対策におすすめ!
ブラックモーリーは卵胎生メダカの仲間で、モーリーのメラニズム(黒化)個体を固定した品種です。黒一色の美しい姿や、水槽に生える厄介なコケの一種「藍藻」を食べてくれるコケ取り生体としての役割から非常に人気が高い熱帯魚です。本来は汽水域に生息し、卵ではなく稚魚を産む特徴的な魚です。

コケ取り生体の中でも藍藻をよく食べてくれるのはブラックモーリーという魚です。ブラックモーリーが気に入って、飼ってみたいと思うのであれば、コケ取りを期待して導入してみるのも良いでしょう。

ちなみに、「仕切り板の隙間を広げる」「フィルター内にエアレーションをする」「コケ取り生体を追加する」という方法はGAKI AQUA SCIENCEというブログを書いているガッキー(@TANKGAKI )さんにアドバイスをもらって追記しました。うーん、参考になります!

参考GAKI AQUA SCIENCE

アンチグリーン/オキシドールを使う

どうしても藍藻が駆除できない時には、アンチグリーンなどの藍藻駆除用の薬品を使うという方法もあります。アンチグリーンはアクアリウム用の薬品ですが、中身はほとんどオキシドール(過酸化水素水)と言われているので、それで代用することも出来ます。

藍藻駆除!アンチグリーンの使い方とオキシドールでの代用法
アンチグリーンと代用品 オキシドールを解説します。成分やコケ駆除の仕組み、毒性、使い方等を紹介します。また実際に使用した様子もまとめています。アンチグリーンやオキシドール以外にエクスタミン等の藍藻除去薬も紹介しています。

水槽に薬品を添加することになるので極力避けたいですが、藍藻がどうしてもおさまらない場合は仕方ありません。(実はこの記事を書いた後しばらくたっても藍藻が根絶できなかったのでオキシドールを使うことにし、その時に上の記事を書いたという経緯があります…。)

ついでに配管なども掃除してスッキリ!

フィルターを掃除してスッキリした20cmキューブ水槽

せっかく濾材やら何やらを掃除したので、ついでに配管とかも掃除して水槽をスッキリさせました。やっぱりたまには大掛かりな掃除をしたほうが見栄えが良くなりますね。水槽の掃除には、プロホースを持っているととても便利ですよ。

プロホースの使い方-水換え時に水槽を掃除できる排水ホース
水換え・水槽掃除の定番プロホースを紹介します。水換えや掃除は水槽のメンテナンスの中でも最も高い頻度で行う作業なので、ここで使う道具はとても重要です。プロホースの使い方や特徴・構成・種類ごとの違い・レビュー等を紹介します。

ショートヘアーグラスやらサムライモスやらも、藍藻にやられて結構捨ててしまったので、ここからの成長に期待です。

今回は藍藻の発生に、改造した外掛け式フィルターが大きく影響していそうだというお話でした。いいコトずくめの改造だと思っていましたが、意外なところに落とし穴がありました。外掛け式フィルターを改造して使用している人は、藍藻などのコケが生えていないか確認してみた方が良いかもしれませんよ!

コメント

  1. […] ーが原因ではないかと思っています。 うちのは特に改造はしていませんが、濾材を詰め込み過ぎていたかもしれません。 藍藻の発生源を特定!原因は改造した外掛け式フィルター!? […]

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