案外いろんな効果アリ!?各種カルキ抜き剤の特徴&自作方法

カルキ抜きを自作する方法

アクアリウムをやっている人ならだれでも持っているで水槽用品の一つがカルキ抜き剤です。ほとんどの環境ではコレがなければ熱帯魚やエビたちは生きていけないでしょう。そんなアクアリウムの必需品ともいえるカルキ抜きですが、案外色々な種類があることは知っていますか?

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今回は、そんなカルキ抜きには一体どんなものがあるのかをまとめてみました。さらに、購入すると500mlで数百円程度のカルキ抜きですが、ひと手間かけるだけでもっと安上がりに調達することができます。そんなカルキ抜きの自作方法もご紹介します。

カルキ抜きの種類

まずはカルキ抜きの種類から紹介していきます。カルキ抜きが厳密にこのようなタイプに分類されているわけではありませんが、製品ごとの効果によって私が分類してみました。

塩素中和特化タイプ

カルキ抜きの本来の目的である、水道水に対する塩素中和効果のみをもつタイプのカルキ抜き剤のことです。スタンダードなタイプのカルキ抜き剤と言えますね。

有名どころだとテトラのコントラコロラインやGEXのコロラインオフがこのタイプです。ハイポと呼ばれる粒状タイプのカルキ抜き剤もここに分類されます。

塩素中和+コンディショナータイプ

カルキ抜き本来の塩素中和効果に加えて、魚の表皮やエラを守る等のコンディショナー効果を付加したタイプです。塩素中和特化タイプに加えてやや高価です。各メーカーから出ている商品を簡単に紹介していきます。

エーハイム 4in1

ドイツの老舗アクアリウム用品メーカー・エーハイムの商品です。コロイド成分による粘膜の保護、ポリマー成分による白濁りの原因除去、重金属の無害化、ビタミンB配合を謳っています。この手の多機能カルキ抜きの中では有名な商品です。

アクシズ ウォーターサプリ

アクシズという兵庫県のアクアリウム・観賞魚用品メーカーが製造しているカルキ抜き剤です。熱帯魚・水草用、メダカ・日本淡水魚用、エビ(シュリンプ・ヌマエビ)用、ベタ・アカヒレ用、カメ・ザリガニ用、両生類用など、対象とする生体ごとに細かく色々な種類のカルキ抜きに分かれています。

フルボ酸・フミン酸の強化配合、麦飯石配合、海洋性珪藻土配合を謳っています。細かく分かれてはいるけれども、どれでもそんなに変わらないんじゃないかな…という気も少ししますね。こだわりがある人には良いかもしれません。

テトラ パーフェクトウォーター

テトラ製の商品です。カルキの他にも重金属やクロラミンの除去、粘膜の保護効果があるそうです。ディスカスのような水質に敏感な熱帯魚や、塩浴や薬浴などの後に使用するという人が多いようです。

ここまでまとめてみて思いましたが、どの商品も大差はなさそうですね。付加効果としてあるのは重金属の除去や粘膜の保護あたりが主流です。このタイプのカルキ抜きのコンディショナー効果がどの程度のものなのか評価するのは難しいですが、アクアリウムにおいて必須というレベルのものではないと思います。コンディショナー効果のない塩素中和特化タイプのカルキ抜きを使って問題なく飼育している方も大勢いますからね。特に大切な生体に対して、少しでもプラス効果があれば…という程度の気持ちで使うのが良いのではないでしょうか。逆に過大な期待をしてもガッカリするだけだと思います。

カルキ抜きの自作

上記2種類のカルキ抜き剤では大体の場合塩素中和特化タイプの方が安価ですが、それよりもさらに安価にカルキ抜き剤を入手する方法があります。そう、自分で作ってしまえばいいのです。そんなわけで、カルキ抜きの自作方法をご紹介します。

なお、この方法で自作できるのは上の「塩素中和特化タイプ」のカルキ抜き剤のみです。「塩素中和+コンディショナータイプ」のカルキ抜きを使用したいという方は、素直に購入して下さい。

用意するもの

ハイポと精製水でカルキ抜きを自作
  • ハイポ
  • 精製水

用意するものはこの2つだけです。ハイポというのは、上でも紹介した粒タイプのカルキ抜きです。ハイポについては下のリンク先の記事で詳しく説明しているので、できれば読んでおくことをオススメします

ハイポを使った簡単な水道水のカルキ抜き方法
水道水のカルキ抜き(塩素中和)に役立つハイポ(チオ硫酸ナトリウム)について紹介します。ハイポによる塩素中和の化学反応式や適切な使用量、誤った使い方によって生じる害、便利な使い方や安く自作する方法などの情報をお届けします。

精製水は薬局などで500mlのボトルが100円程度で売っています。

ハイポを精製水に溶かす

作業は精製水にハイポを溶かすだけです。分量は精製水500mlあたり2.5gです。精製水を使うのは、水が腐ったりして作ったカルキ抜きが早くダメになってしまうのを防ぐためです。

精製水500mlあたりのハイポの量の目安

秤が手元になかったのでハイポ20粒くらいで2.5gだと思って溶かしました。一円玉と比べるとこれくらいですね。多分大きく外れてはいないんじゃないかと思います。

ここで溶かすハイポはチオ硫酸ナトリウム(Na2S2O3)と呼ばれる物質で、市販のカルキ抜きはこのチオ硫酸ナトリウムを水に溶かして着色したものです。これをテトラのコントラコロラインと同じ濃度の水溶液にしたものが今回の自作カルキ抜きの正体です! なおこの分量は以下のサイトを参考にしています。

参考自家製コントラコロライン

これでカルキ抜きの自作は完了です。お好みのボトルに詰め変えたり、メチレンブルーなどで着色すればもっとそれっぽくなりますよ。私は面倒臭いしこのボトルも割と使い勝手がいいのでそのままで使っています(笑)。この方法でカルキ抜きを作れば、100gのハイポで数年はもちますから、かなりおトクですね!

普段あまり気にしていない「カルキ抜き剤」について掘り下げてみた今回の記事、いかがだったでしょうか。少しでもお役に立てば幸いです。数百円の得にしかならないかもしれませんが、こんな風にいろんな飼育用品を自分で作ってみるのもアクアリウムの楽しみの一つですよね!