アメリカすげえ!絶滅危惧種シマヨルトカゲ個体数回復の兆し

Island night lizard on Rock Side
Island night lizard on Rock Side / USFWS Pacific Southwest Region

世界各地でいろいろな理由により、種の存続が危ぶまれている生き物たちがいます。その理由のうちの多くが人間のせいであることは悲しい事実ですね…。世の中にはまだ見ぬ魅力的な生き物がたくさんいるはずですが、そのうちの一体どれくらいの割合が我々の目に映る事無く姿を消していってしまっているのかと思うと、とても切ない気持ちになります。

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しかし今回は嬉しいニュースがありました。アメリカで絶滅危惧種に指定されていたシマヨルトカゲ(Island night lizard)の個体数が回復しているそうです。日本、そして世界中がこの取り組みを参考にし、少しでも野生動物の保護活動を成功に近づけてくれることを祈っています。

シマヨルトカゲの個体数回復、絶滅危機を脱したか

"Wildlife officials say tiny lizard no longer threatened"
抜粋

The U.S. Fish and Wildlife Service has proposed plans to remove the island night lizard from its current listing as threatened under the Endangered Species Act, officials announced Friday.

The proposal is based on successful recovery efforts by the Navy and National Park Service, the agency said. Island night lizards are found on three of the Channel Islands: San Clemente, San Nicolas and Santa Barbara.

Efforts to help the species recover include removing nonnative species on the islands, including goats, sheep, rabbits and feral cats. Officials estimate 21 million island night lizards now inhabit San Clemente Island, about 15,300 live on San Nicolas Island and 17,600 live on Santa Barbara Island.

The island night lizard averages from 2.6 to 4.3 inches from snout to tail, researchers say. It varies in color from a pale ash gray and beige to shades of brown and black and most live for 11 to 13 years.

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記事内容翻訳

アメリカ合衆国野生動物庁は2月1日、絶滅の危機に瀕する種の保存に関する法律で規定されたThreatened(絶滅危機種)の項目から、シマヨルトカゲを除外する方針で調整していることを明らかにした。

海軍省と国立公園庁の尽力によって、個体数の回復に成功したとの見解である。シマヨルトカゲはチャンネル諸島(カリフォルニア州沖合の8つの島々で構成される諸島)の内、サンクレメンテ島・サンニコラス島・サンタバーバラ島で見つかっている。

個体数の回復に繋がった活動には、生殖初頭におけるヤギ・羊・ウサギ・野良猫などの外来種の駆除も挙げられる。野生動物庁によると、現在シマヨルトカゲはサンクレメンテ島に2100万匹、サンニコラス島に15300匹、サンタバーバラ島に17600匹が生息しているとされている。

研究者によると、シマヨルトカゲはおよそ全長6.5~11cmで、その体色は青みを帯びた明るい灰色やベージュから茶色っぽかったり黒っぽい色と多岐にわたり、寿命はおよそ11~13年ほどであるという。

<-後略->

この記事で取り上げられているシマヨルトカゲ(学名:Xantusia riversiana)はトカゲ目トカゲ亜目ヨルトカゲ科に属するトカゲで、アメリカの「絶滅の危機に瀕する種の保存に関する法律(Endangered Species Act of 1973)」という法律で絶滅の恐れがある種という「Threatened(絶滅危惧種)」という項目に登録されていました。

一般的なトカゲとは異なり卵生ではなく胎生で、絶食に強く、同程度の大きさの他のトカゲの半分程度の量のえさで生きることができます。形態学的考察から、この種は大陸から長期間隔絶されてきたと考えられているようです。

日本でいえば琉球諸島や南西諸島に生息している固有のトカゲみたいなポジションでしょうか。やはりこのような島嶼部に生息する生き物は独特の生態を持っている傾向が強いんですね。日本でもこの手の生物には絶滅の危機に瀕している種が多くいます。爬虫類で言うなら、リュウキュウヤマガメとかオキナワキノボリトカゲとかみたいな感じですね。

日本でも絶滅の機器に瀕している種の保存に関して、様々な取り組みが行われていると思いますが、明確な成果が出ているかどうかは中々分かりません。それに対して今回のニュースはアメリカのものですが、しっかりとした取り組みとそれに対する成果が明らかにされたと思います。日本でもこういった取り組みを参考に、種の保存に対して真摯に向き合って結果を出していくことが出来たらとても素晴らしいと思います。

そしてあわよくばリュウキュウヤマガメ飼えるようにならないかな(笑)。めちゃくちゃかっこいいんだけどな…。